【コスパ燻製術】100均のお茶っ葉で生臭さ消滅「ブリの刺身の30秒燻製」【筋肉料理人】

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こんにちは~筋肉料理人です!

今が旬のブリの刺身、脂がのっていて皆さんお好きだろうと思います。ですが、あの独特の癖(これが良いところでもあるのですが)は生臭さがあり、意外と好き嫌いが分かれるところかもしれません。そこで今日は、ブリの刺身用ブロックを、お茶っ葉を使った瞬間燻製! 100均で手に入るものでお手軽に燻製にして、魚の生臭さを消して食べやすい刺身にします。そして、カルパッチョや丼のアレンジも紹介させていただきます。

 

筋肉料理人の「ブリの刺身のお茶っ葉30秒燻製」

【材料】4人分

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  • ブリの刺身用ブロック 300g
  • 緑茶の茶葉 大さじ3
  • 砂糖 小さじ1
  • にんにく 1かけ
  • 玉ねぎ 1/4個
  • 大葉 2枚
  • しょう油、ぽん酢しょう油 適宜

 

作り方

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1. 玉ねぎは薄切りにして水にさらし、辛味が抜けたらザルにあげて水気を切ります。にんにくは薄切りにして水にさらしておきます。

 

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※にんにくスライスは水にさらすことで、臭みと刺激が適度に抜け、生食しやすくなります。

 

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2. ブリの刺身用ブロックは、キッチンペーパーで包んで水気を吸い取ります。金属製のバットにのせ、冷凍庫に15~20分入れ、表面が少し凍るかな? って位に冷やします。

※刺身用ブロックを凍る寸前まで冷やしてから燻製することで、刺身用ブロックの温度が上がって鮮度落ちするのを防ぎます。

 

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3. 鉄の中華鍋と金属製の網、アルミホイル、鍋にぴったり合うフタを用意します。中華鍋にアルミホイルを敷き、緑茶の茶葉と砂糖の順にちらして、中火(コンロの火が鍋の底に当たるくらい)にかけます。

※網は中華鍋の半分くらいの深さにはまる位のサイズです。フタはボウルで代用します。機材については100円ショップを活用しましょう。

 

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4. 煙が出始めたら、冷凍庫で冷やしたブリの刺身用ブロックを網の上にのせ、

 

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ボウルでフタをして、30秒燻します。

 

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30秒燻したら、やけどに注意してボウルを外し、取り出して冷まします。

※換気扇をしっかり回し、火にかけている時は鍋から絶対に離れないこと。加熱時間を守り、茶葉に火が付かないよう注意しましょう。

 

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5. 「平造り」に切ります。皮がついていたほう、あるいは厚みのある方を向こうにしてまな板に置き、刺身用ブロックの右端から、まな板に対して真っ直ぐに、包丁の刃元から切先まで長く使い、引くように切ります。

 

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これが平作りです。皿に玉ねぎスライスを置いて大葉を立てかけ、刺身を盛り付けます。水気を切った1のにんにくスライスを添えてできあがりです。

 

しょう油をつけなくても食べられる!

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見た目は普通のブリの刺身と変わりはありませんが、にんにくスライスと一緒につまみ、しょう油かぽん酢しょう油をつけて口に入れると、ブリ独特の血生臭さがすっかり消えていて、ほのかな燻製の香りで食べやすいです。

 

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香り一つで、こんなに変わるのかと驚きの食べやすさになります。

その食べやすさを何よりも実感するのは、しょう油をつけずに食べたときです。刺身はしょう油やぽん酢しょう油をつけてこそおいしく食べられますが、つけずに食べると生臭くて、とても食べられたものじゃありません。ですが、瞬間燻製した刺身は生臭さが消えているので、そのまま食べられます。

 

ブリの刺身燻製で、激ウマ2品!

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燻製の香りで食べやすくなったので、この刺身で「カルパッチョ」も作ってみました。

 

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カルパッチョの場合、薄広い刺身にするので、刺身用ブロックの左端から削ぎ切りにします。包丁を大きく右に倒し、

 

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刃元から切先まで長く使い、引くように切ります。

 

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切ったらまな板に並べ、塩をふります。塩の量は刺身の重量の1%ちょっと。刺身が150gなら小さじ1/3位です。

※下味をしっかりつけるのが、カルパッチョをおいしく作るコツです。

 

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塩をふったら皿に並べます。玉ねぎのみじん切り(20g)とミニトマトの粗みじん切り(40g)、ニンニクのみじん切り(1/2かけ)、しょう油、酢、オリーブ油各大さじ2、黒こしょうを混ぜてドレッシングを作り、お好みでかけます。色づけと香りづけに刻みねぎか、刻みパセリをちらします。

 

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ブリの瞬間燻製のカルパッチョです。下味をしっかりしているので、味がボケてなく、食べやすくておいしいです。

 

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ドレッシングにトマトを混ぜるのもおいしく作るポイントです。もしあれば、酢の半量をバルサミコにしたり、レモン果汁にしてもいいです。

 

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また、もしも燻製にした刺身が余ったら、漬けにすることで翌日もおいしく生食できます。「ブリの瞬間燻製の漬け丼」です。

 

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残った刺身をボウルに入れ、刺身100gに対して、しょう油、みりんを各大さじ2の割合で加えてなじませます。お好みでおろしにんにくを混ぜて、香りづけしてもいいです。これをチルド室に入れておけば、翌日もおいしく食べられます。漬け刺身として、そのまま食べてもいいし、漬け丼にするのもおいしいです。

 

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熱い丼飯(少丼)にバター小さじ1をのせ、バターが溶けてきたら、上に漬けをのせ、お好みで漬けたれかしょう油をかけていただきます。燻製バター風味の漬け丼のできあがりです。オトコの漬け丼って感じでおいしいですよ。

コスパよくできるお茶っ葉燻製、今度のお休みに100円ショップで道具をそろえてお試しください!

 

作った人:筋肉料理人 藤吉和男

筋肉料理人 藤吉和男

料理と筋トレをこよなく愛する料理ブロガー。料理研究家としてレシピ本執筆や料理教室、テレビ出演、ボランティア活動を行う。自信のブログやYouTubeでは、簡単で美味しい魚料理や簡単レシピを専門的ながらわかりやすく紹介。レシピブログプラチナブロガー認定。

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