お菓子教室の先生に、お手軽な男子ごはんを教わります
ども、下関マグロです。
今日は目黒区にあるお菓子教室にお邪魔しました。
この教室の主宰者で先生の鈴木貴子さんです。よろしくお願いします。
鈴木貴子さんは、お菓子教室の先生でもあり、また TVナレーターでもあります。
鈴木さんとはCSのテレ朝チャンネルで放送中の『ぶらぶら町中華』という番組でご一緒させていただいています。
番組では、僕と北尾トロ、鈴木さんの三人で全国の町中華を訪問します。番組のなかで鈴木貴子さんではなく、鈴木アカミさんというお名前で登場していますよ。
──ところで鈴木さん。いきなりなのですが、冷蔵庫の中にある「あまりもの」だけで、男性でもチャチャッとつくれるようなお料理を作ってもらいたいのですよ。
鈴木さん:えっ、本当に唐突なんですね。
──はい、なるべく手軽に、料理下手な男性でも作れるようなものを教えていただきたいのです。材料がなくてダメだったらあきらめます。
鈴木さん:いま、この冷蔵庫の中のものですか……。
──はい、そうです。
鈴木さん:そうですね、普段からわりと作っていて、今すぐにチャチャッとできるのは……タコライスですかね。
──あー。大好きです、タコライス!
鈴木さん:男の人は好きですよね。うちのダンナさんも喜んで食べますよ。
──でも、タコライスって市販のソースを使わないと作れないような気がします。
鈴木さん:あいにく、今、そういうソースはありません。でも、どんな家庭にでもある調味料でタコライスはできますよ。
──おお、そうですか。どんな材料があれば作れるのでしょうか。
鈴木さん:材料は1人分です。まずは調味料の材料から。トレーの外にあるいちばん上から……
- オリーブオイル 小さじ1/2
【調味料の材料A】
真ん中の列、左から
- 日本酒 大さじ1.5 (※焼酎でも代用可)
- ウスターソース 大さじ1/2
- ケチャップ 大さじ1
下の列、左から
- チリペッパー 1g (※一味唐辛子でも代用可)
- 醤油 大さじ1/2
- 味噌 大さじ1/2
鈴木さん:どうでしょうか。この調味料ならご自宅の冷蔵庫にもあるのではないでしょうか? チリペッパーがない場合は、一味唐辛子でも代用できます。日本酒がなかったら、焼酎でもいいですよ。また、オリーブオイルがない場合はサラダオイルなどほかの油でももちろんOKです。
- 豚のひき肉 100g
- 玉ねぎ 中1/4個
- ミックスビーンズ 35g
鈴木さん:次に、こちらが具材です。ひき肉と玉ねぎはマストですが、ミックスビーンズがなければ、なしでも大丈夫。その場合は、ひき肉をちょっと多めにしたり、味が濃くなったり薄くなったりしないよう各自で調理時に微調整してくださいね。
- ご飯 200g
- レタス 1枚
- ミニトマト 3個
- とけるチーズ 10g
鈴木さん:あとは、ご飯とトッピングですね。トッピングの材料は、あくまでも一例です。冷蔵庫にあるもので、お好みでいいですよ。レタスがなければ、青いお野菜ならなんでもいいですし、チーズもスライスのものをちぎったりして使えば大丈夫です。
──それでは、調理をお願いします!
鈴木さん:調理と言うほどの調理ではないですね。フライパンが1個あればできますから。まずは玉ねぎをみじん切りにします。
タコライスの調理はこんなに簡単
鈴木さん:まず、チリペッパー以外の【調味料の材料A】を、全部合わせておきます。
鈴木さん:味噌やケチャップをよく混ぜて、溶かしましょう。
なんだか、このタレ、いろいろな料理に使えそうですね。
鈴木さん:まずはフライパンを中火で温めます。
鈴木さん:フライパンの上に軽く手をかざしてみて温かさを感じるくらいになったら、オリーブオイルを入れます。
──まずは、ひき肉を炒めるのですね。ひき肉は牛や鶏、合いびきなどがありますが、豚がいいのでしょうか?
鈴木さん:ひき肉はお好みのもので大丈夫です。続いてまずは玉ねぎのみじん切りを入れます。
鈴木さん:玉ねぎのシャキシャキ感が好きな人はサッと炒めるだけでいいでしょう。私は、よく炒めたほうが好きです。お肉と玉ねぎを炒めたら、ミックスビーンズ、先ほどの合わせたタレを入れます。
鈴木さん:調味料が全体に絡むように炒めます。
鈴木さん:最後にチリペッパーを入れて、味見をします。
鈴木さん:いいですね。これで出来上がりです。
──めちゃくちゃ簡単ですね。
鈴木さん:そうなんですよ。数分もあればできるのではないでしょうか。最後、ご飯をお皿に盛りつけて、レタスなどのお野菜をのせていきます。
鈴木さん:先ほど炒めたものをのせていきます。
鈴木さん:最後に色味で切ったミニトマトと、チーズをのせたら、完成です!
──うわぁー、おいしそうじゃないですか。
さっそくいただいてみましょう。
ええ、たしかにこれ、タコライスですね。気分はすっかりメキシカンです!
鈴木さん:辛くありませんか?
──あまり辛みは感じないですね。
鈴木さん:それでは、タバスコをかけてもおいしいですよ。
──どれどれ。
おお、うまい! やはりタコライスにはタバスコが合いますね。あっという間に完食です。
──いやーこれ、とても簡単なので家でも作ってみたいと思います。今回はタコライスを教わりましたが、今度は鈴木さんのお菓子教室の授業に伺って、ぜひスイーツのレシピも教わりたいですね。
鈴木さん:うちのお菓子教室の生徒さんは、女性限定なんですよ……。
がーん! ……残念。
でも、鈴木先生の教えるスイーツだったら、きっと素敵もののはず。女性の皆さんは、機会があったら彼女の教室にぜひ足を運んでみて欲しい。
書いた人:下関マグロ
1958年生まれ。山口県出身。出版社、編集プロダクションを経てフリーライターへ。『東京アンダーグラウンドパーティー』(二見書房)、『歩考力』(ナショナル出版)、『まな板の上のマグロ』(幻冬舎)、に『ぶらナポ 究極のナポリタンを求めて』(駒草出版)など著書多数。