山盛りのホイップに色とりどりのフルーツ、さらに各種ソースで飾られたパンケーキ。相変わらず根強い評判がありますよね。
しかし、誰もがスイーツ好きとは限りません。パンケーキを「スイーツ」ではなく「食事」のカテゴリーで食べたい人だっているはず。ですよね? そうだと言って!
実際、パンケーキを朝食メニューで出すお店では、パンケーキの付け合わせはベーコンやソーセージに目玉焼きといったアメリカンブレックファースト的な内容です。
そこで今回は、パンケーキに合いそうな付け合わせをいろいろ試してみました。「パンケーキは甘くない派」のみなさんのためにお届けします!
パンケーキはどこにでも売っているごく一般的な「ホットケーキミックス」を購入。実際に焼いたものを何もつけずそのまま食べてみると、甘みはごく弱く、ちょっと意外でした。もっと生地そのものがこってり甘いかと思っていたので、うれしい誤算でした。
ちなみにこれまでの人生でホットケーキを焼いた記憶があまりないのですが、ホットケーキミックスの粉を水で溶いてフライパンで焼いてみました。コツは弱火にすること。
とりあえず4枚焼いて、一番ビジュアル的によかったのはこれでした。
火加減失敗したのはこれ。
カオスな感じなのはこれ。
大丈夫です。どれも味は一緒でした。安心してください!
目玉焼き
これはもう王道なので間違いないですね。スクランブルエッグよりも目玉焼きがおすすめです。とろっとした黄身にパンケーキをからめるとうまい!
試食担当がさっそくもっしゃもっしゃ食べていました。感想は「これは間違いない」。
チョリソー&ランチョンミート&コンビーフ
ベーコンやハム、ソーセージはありきたりなので、ちょっとだけひねってみました。
チョリソーのピリ辛はわずかに甘いパンケーキとよく合います。
ランチョンミートの体に悪そうな塩っ辛さも、コンビーフのこれまた体に悪そうな脂っこさも、合う!
パンケーキは邪悪なものもすべてやさしく受け止め、体に悪いものなんて何も食べてないという幸福な錯覚を与えてくれます。
クリームチーズ&モッツァレラチーズ
クリームチーズとの相性は言わずもがな、いくらでも食べられるというおいしさでした。
モッツァレラチーズは、「子どもがおやつに食べるホットケーキ」を「大人が1杯飲みつつ食べるパンケーキ」に豹変させます。ほんの少し塩を振って、パンケーキと一緒にぱくり。これ、ビールのみならずワインやスパークリングとも合います。食事っていうより、これは「お腹に溜まるつまみ」!
アボカド
これもごく少量の塩を振ると、パンケーキのほのかな甘さとマッチします。アボカドのねっとり濃厚な味わいと、パンケーキのくせのない味わい、素敵なマリアージュ!
ポテトサラダ&ツナコーンマヨ
これらが合わないわけありませんね。期待を裏切らないおいしさでした。年齢性別問わず、愛される味です。個人的にはポテサラには粗びきコショウ、ツナコーンにはごく少量の醤油を加えると、味が引き締まってさらに好き。
コロッケ
ばっちり合いました。写真ではソースをかけていませんが、ソースやケチャップをつけるのもありだと思います。パンケーキにコロッケが添えられているってあまり見たことないですが、味の組み合わせとしては100年前から一緒でしたと言わんばかりのなじみっぷりでした。
トマト&バジル
1/2にカットしたミニトマトとみじん切りしたバジルに塩を加え、オリーブオイルで和えたもの。要はブルスケッタのパンケーキバージョンですね。これはパンケーキに乗せて食べる以上に、トマトとバジルから出た汁にパンケーキを浸して食べると最高です!
おまけ ドライカレー
ドライカレーが残っていたのでこれもトッピング。うまい! 普通のカレーとパンケーキという組み合わせにはそそられませんが、ドライカレーはめちゃくちゃ合います。思いがけないヒットでした。
今回わかったのは、冷めたパンケーキも「あり」だということです。パンのようにパサパサになりにくいし、甘さがまったく前面に出ていないので、サラダと一緒にとか、場合によってはつまみとしてもいけます。
今回は試しませんでしたが、食べるラー油をつけても、かなりいい線いきそうです。また、サンドイッチの具になるものはパンケーキにも合うということもよくわかりました。
パンケーキ、あなどれません。ホットケーキミックス200gに牛乳と卵を加えると、小さなフライパンにだいたい4枚作れます。普段はトースト派という人も、気分転換にパンケーキはいかがですか。しかも甘くないパンケーキ。ぜひ自分だけのお気に入りトッピングを見つけてください!