缶詰の中でツナ缶ほど日本人の食生活に近しい缶詰はないのでは。そう思うほど、ツナ缶は缶詰の中でも超メジャーな存在です。特におにぎりの具として認知されるようになってからの存在感といったらもう。ツナ缶の仕事はサンドイッチの具になることだけではないのだと、世間に知らしめました。
今回は「超簡単なのに相当なうまさ」がうれしい、ツナ缶レシピを2種ご紹介します。
レシピというのがはばかられるほど簡単。本当はツナのおにぎらずとか中巻とかちらし寿司とか、ホットサンドとかツナポテトサラダとかも大好きなんですが、今回はその中でもマイベスト2種に絞りました。選んだ決め手になったのは、やはり簡単に作れること。別に料理好きじゃない、という人でも抵抗なく作れる点を重視しました。
まずは王道、ツナのトマトソーススパゲティです。
【材料】 2人前
- スパゲッティ 200g
- トマトソース 330g程度(市販されている瓶詰のものが便利)
- ツナ缶 210g(70g入りの缶詰×3)
- にんにく 1かけ
用意するのはこれだけ。
トマトソースから手作りしたい方は、もちろん作ってください。私も以前はトマトの缶詰買って作っていました。でも市販の買ってみたらそっちのほうが断然おいしくて泣き笑いしましたよ。
特に市販の「トマト&ガーリック」ソースはうまい! 完熟トマトが7個も使われているせいかコクがあって、トマトの酸味はほどよく抑えられていて、まろやかな味わい。自分でグツグツ煮込むのがあほらしくなりました。
さて、作り方です。
大さじ1程度のオリーブオイル(材料外)とみじん切りにしたにんにくをフライパンに入れ、弱火で炒めます。強火だとにんにくの香りが出る前に焦げてしまうので、じっくり弱火で。
ガーリック入りのトマトソースなのに、にんにく入れるの? と思われるかもしれませんが、このレシピのいちばん大事なところは、にんにくをがっつりきかせることなのです。
にんにくのいい香りが漂って来たら、トマトソースを加えます。
続いてツナ投入。まずは2缶、140g入れてみます。こんな感じです。
たっぷり入っているように見えますが、自宅で作るんだからほら、豪快にいきたいじゃないですか。具はたっぷり! ということでもう1缶追加。どうですかこのゴージャス感!
そしてゆでたスパゲッティとあえれば、はいできあがり。
なんというシンプルな材料、簡単な工程。それでこれですよ。
一口食べるとわかります。
ツナとにんにくとトマトソースの相性がすさまじくよいことを。にんにく抜きのツナスパなどありえません。
トマトソースにガーリックが入っていても増し増しにすることで、違うステージに駆け上った感があります。このツナトマトソースは作り置きして、冷凍保存するのもおすすめです。
続いてのおすすめはツナのディップです。
【材料】4人分
- ツナ缶 70g
- クリームチーズ 100g
- バケット 適量
もはやレシピといえませんね。だって、ツナ缶とクリームチーズを混ぜるだけですから。
簡単すぎて不安、という場合は、コショウをお好みに応じて追加してください。それ以外は一切不要です。
あえてコツを挙げるなら、クリームチーズとツナをしっかり混ぜること。特にクリームチーズがダマになっていると食感が悪いので、よくこねこねしてください。こんな感じになるまで。
薄くスライスしたバケットにつけて食べると、ビールにもワインにも合うおしゃれな一品に!
これね、本当においしいのです!!
ちなみにクリームチーズとあえるだけで極上ディップができる食材は明太子、鯖(サバ)の水煮、そしてこのツナだと思います。
簡単すぎて拍子抜けするレシピですが、簡単なのにおいしいならそんなにうれしいことはありません。思わず人にすすめたくなったり、人にも食べてもらいたくなったりするレシピです。ぜひぜひ。ぜひお試しください!
※この記事は2017年5月の情報です。