キャベツや野菜スティックに付ければ延々食べ続けてしまい、そのまま酒の肴にちびちびなめると延々飲み続けてしまう、ちょっと困ったヤツ……。今日は我が家の定番、
魚料理から肉料理までなんでもござれなこの香味味噌。これからの季節だと牡蠣やマダラの白子と一緒に陶板焼き、朴葉(ほおば)焼きもオススメ! でもね、なんといってもね、やっぱり最強なのは炊きたてご飯にのっけて食べる、これが一番ウマいと思う!!!
※火を入れているので数日は冷蔵庫で保存できますが、卵黄を加えているので早めに食べきるのがベストです!
魚屋三代目の「香味味噌」
【材料】作りやすい分量
- 味噌(赤味噌や白味噌などお好みで) 大さじ4
- 砂糖、みりん、酒(日本酒) 大さじ1
- 卵黄 1個
- 大葉(青しそ) 10枚(粗みじん切り)
- 長ネギ 1/4本(みじん切り)
- にんにく 1片(みじん切り)
- しょうが にんにくと同量(みじん切り)
- 炒りごま(白) 大さじ1
作り方
1. 小鍋に味噌(今回は赤味噌を使いました)、砂糖、みりん、酒を入れ弱火でよく混ぜ合わせ、
全体的にぽってりとしてきたら火からおろします。
2. 1の鍋に卵黄を加えよく混ぜ合わせ、もう一度弱火にかけてお好みのかたさに仕上げます。私は料理にも使いやすい“ちょいゆるめ”が好み。
3. 火からおろし、熱いうちに大葉、長ネギ、にんにく、しょうが、炒りごまを加えてよく混ぜ合わせます。
ミョウガやニラ、辛さをつけるなら刻んだ青唐辛子を加えるとGood!
では今回の香味味噌の無双っぷり、とくとご覧ください!
まずは、何にもしたくない日のツマミに、キュウリにつけてもろきゅう風ね。
キュウリと一緒のお皿にあるのは「サンマの大葉揚げ」。これは三枚におろして片身半分に切ったサンマに軽く塩を振り、5分くらいおいたらキッチンペーパーで水分を吸い取り、
身の方に香味味噌を塗って、大葉をのせて巻いたら串打ち。片栗粉を振って揚げています。秋、塩焼きに飽きたらこんな食べ方もウマい。
そして、忘れちゃいけないのが炊きたてご飯にのっけて食す、これ一番うまし! 具としておにぎりに入れても良いし、たっぷり塗って焼きおにぎりや肉巻きおにぎりもオススメ。
あとは、調味料として活躍するのが「なめろう」を作る時です。アジやサンマ、イワシの刺身にこの香味味噌を混ぜたら包丁でたたくだけ。お好みで醤油やミョウガを加えてもイケるっす!
※この記事は2017年8月の情報です。
作った人:魚屋三代目
本名・柳田昇(やなぎたのぼる)。神奈川県厚木市で60年以上続く鮮魚店の三代目。父と魚屋を営むかたわら、旬の魚介の簡単な料理や捌き方をブログ『魚屋三代目日記』にて紹介しています。レシピ本などの書籍やテレビなど幅広く活動。62種の魚介の詳しい捌き方と、それらの魚をおいしく食べる100を超えるレシピ、捌き方やおろし方の動画が見られるQRコードも掲載の最新刊『魚屋三代目の魚のおろし方と料理』(エイ出版社)が発売中。2023年4月、新鮮な魚介類を使ったお惣菜店「noboru 魚武商店」もオープン。
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