肉骨茶(バクテー)。恐ろしげな字づらからは想像もつかないウマくてヘルシーなマレーシア料理

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熱帯の国マレーシアを初めて訪れた時、「肉骨茶」の看板をひと目見て、あたしゃ頭の中で警報ランプがピーコンピーコン点滅したよね。

そういうインパクトをバシッと受ける、この漢字の並び。

「バクテー」と読むんですが、どんな食べ物か、まったく想像がつかないっす。

 

実際のところこの「肉」と「骨」は豚肉のこと。

そして「茶」といってもお茶ではなく、漢方スープとにんにくで骨付き豚肉を煮込むというとんでもなくヘルシーかつ世界一おいしい料理なんだよね!

だって私言うもん、「好きな食べ物はなんですか?」って聞かれたら、「バクテーです!あとたけのこです!」て言うもん。

そう、たけのこも好き。

でもバクテーはその10倍好き。

 

マレーシアには3年住んでいたことがあって、その間はバクテーの恩恵を浴びまくっていた。

おそらくバクテーは、マレーシアに住んでいる日本人に一番好まれているメニュー。

旨味とコクが深いながらも、あっさりとしてどんどん食べられる、実に日本人好みの味わいなのだ。

しかも食べた後は力がみなぎってくるってんだから、異国の地で疲れた日本人には欠かせない料理ですよ。

 

帰国してからは、日本ではマイナーな存在であるがゆえに、バクテーとは縁遠い暮らしを送っていた私。しょぼん。

しかしフト思い立って調べてみれば、その名も「肉骨茶」たるお店がまあまあの近い距離に存在するではありませんか!

つうわけで行ってみました。

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東京都北区、十条駅から徒歩1分、その名も「肉骨茶(バクテー)」!

うほー、これこれ。

 

お肉ドーーーン!!

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ダークソイソースにつけて……

ちなみにソースに入っているのは酢漬けの唐辛子。これがまたうまいんすよ。うまいんすよ(2回言った)。

 

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ぎゃふーん、お肉柔らかーい!!!

うまいー、だって肉は骨のところが一番おいしいから~(マレーシアの常識)!!

スープも、おーーーーいしい~~!!

肉だけじゃなくて、骨からも旨味出てておーーーいしーーー!!!

 

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ごっそーさんです、げふう。瞬殺。

スープをご飯にかけて楽しんだりしつつ、最後は空っぽになるまで飲み干してしまった。

そもそも豚肉でスープと言ったらこってりギトギトをイメージしがちだけど、

桂皮、クローブなど幾種もの漢方との調和がなす業か、旨味は濃いのに口当たりはあっさり。

ほろほろとほどけるお肉の旨さはもちろんのこと、スープを飲み干してもあとでのど乾いたり胃もたれしたりしないわけ。

ていうかむしろ、胃にいいわけ。

にんにくたっぷり使われてるのに、全然にんにく臭くないわけ。

血行がよくなるし、食べるほどに体調がよくなるわけ。

 

そんなわけでこちらのお店では、スープのお代わり無料!

「みなさんにたくさん飲んでほしい」んですって!

 

お店の方曰く、しょっちゅうバクテーを食べるようになって、体調が全然違うっていうんですよ。

目覚めはいいし、体は軽いし、お通じ絶好調。

お肉をがっつくって普通、ちょっとした背徳感があるわけじゃない?

だのにコレ。むしろ健康的っていう。

 

そもそもバクテーとは、マレーシアの港町で中華系労働者のために生まれたもの。

骨付き肉を、にんにくと漢方薬に用いるスパイスと中国醤油で煮込み、ごはんにかけて食べるというスタミナ食なのです。

 

マレーシアっていうのは、イスラム教徒のマレー系の人々が多いから、豚肉のイメージがないと思うのだけど、それがこの国のおもしろいところ。

中華系の人々も3割もいて、インド系の人も1割いて、それらの文化がそれぞれに個性を放ちながらも、多少影響し合っておいしいとこ取りみたいになっている。

だから多種多様なおいしー料理が手軽にお安く食べられて、旅行に行くとついつい1日5食くらいはペロリなわけよ。

 

食いしん坊諸君、マレーシア料理チェケラですよ!

特にバクテー、絶対くるから!!

 

お店情報

肉骨茶(バクテー)

住所:東京都北区上十条2-30-9 1F(JR埼京線 十条駅北口 徒歩1分)
TEL:03-6325-7789
営業時間:【月~土】11:00~22:30 ※22:00ラストオーダー、【日・祝祭】11:00~21:30 ※21:00ラストオーダー

 

書いた人:稲葉史

稲葉史

甘いものも好きなら辛いものも好きな、要するに食いしん坊の今年四十路。人形町の居酒屋とマレーシア料理店にはちょっと詳しい。男性に、ちょっと素敵なレストランに連れて行ってほしい……とか遠い昔の願望がぶり返してきている3児の母。最近発した一番長い独り言は「(ホットペッパーを見ながら)ああ~、こんなお店に連れていってほしい~ん」。むなしい。

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