
私はクルトンが大好きです。
レストランでサラダなどにちょこっとクルトンが盛られている程度では到底満足できません。
クルトン自身もそう思っているはずです。彼らはもともとパンみたいなものですから、「パンを食べるようにもっと俺たちをバクバク食べてくれよ」と。
今回はそんなクルトンの思いを汲み、ただただクルトンを担ぎあげた下剋上メシを企ててみました。
朝食
一日の始まりは大切です。時間が少ないなかで午前中を走り抜けるエネルギーをチャージしなければなりません。ということで混ぜて焼くだけのアレをつくります。

牛乳、卵、砂糖を混ぜてつくった汁に、クルトンをぶち込みます。

フライパンで炒めれば 、

完成!クルトンのフレンチトースト!
「汁をつくる(牛乳、卵、砂糖)→クルトンを浸ける→炒める」という、寝起き一発目でも手軽に作れるクルトンメシです。

あわせて「クルトンのコーンスープかけ」。
本来はスープにちょこんと乗せられるだけのクルトン。大量のクルトンの上に濃いめコーンスープをかけることで今回のテーマである下剋上メシをうまく表現できました。

朝食に食べておきたいサラダ。普通は食感を楽しむ程度にクルトンが添えられます。
今回は、カレーライスのルーとライスばりの配合でクルトンを主張させ、
「クルトンの生野菜添え」としました。
朝食いただきます!
昼食、夕食の出来を占うという意味で大事な初戦。いただきます!

においは完全にフレンチトーストだ……むしろ見た目も完全にフレンチトーストだ……。
いや、クルトンはもともとパンだから、これはフレンチトーストだ!

やっぱりフレンチトーストだー!!!
味はフレンチトーストでした。フレンチトーストはおいしいので、フレンチクルトンもおいしいです。
焼き方によってはクルトンのサクサクを活かし、食感を楽しめます。
見た目もかわいらしいので、女子ウケしそうな気がします(責任はもちません)。

続いて、見た目は完全なる下剋上を成した「クルトンのコーンスープがけ」です。
味のほうも満足できてこその下剋上。どうでしょうか。

味のほうも下剋上、達成しました!
飲み物のコーンスープが食べ物、むしろメインの食事として生まれ変わっています。
しかも朝寝坊したとき、この一品を食べておけばメインとスープを一度に食べられる時短メシでもあるのです。

クルトンの生野菜添え、いただきます。
クルトンの分量が多いとはいえまだまだ「サラダ感」が勝っていますね。

サラダです。
勝ってるもなにも、サラダです。
昼食
昼食はさくっと食べられる丼ものに挑戦します。

まずはクルトンを丼にぶち込みます。クルトン好きには夢の光景ですね。
通常、1食に食すクルトンの10倍くらいの量がありそうです。

山盛りクルトンに牛丼の上をかけます。
この絵面を見ると、どんぶりにクルトンが入っていることに違和感を感じません。

お吸い物を添えて完成です。名前は「牛クル丼」です。
お吸い物は麩を抜き、代わりにクルトンを入れています。こちらも違和感ないです。
昼食いただきます!
米の牛丼より100倍くらいヘビーそうな牛クル丼。喰らい尽くそうじゃありませんか!

箸で食べようとしても無理でした。牛丼の上しかつかめません。

う~ん♪ クルトンだぁぁーー♪
口に入れると牛丼の味がひろがり、噛むとクルトンのカリカリ食感が現れます。
ひとつ問題なのは、汁を吸うとフヤフヤになり食感が損なわれることです。
こうなってしまうともはや牛丼の汁を飲んでいる感覚。ご飯感がなくなります。
つゆだく派の人も牛クル丼のときはつゆは控えめ、もしくは別の皿につゆだけ分けて飲みましょう。

夢の山盛りクルトンでしたが、半分ほど食べると異様にお腹いっぱいになってきます。おそらく、胃で水分を吸って肥大化してしまったのでしょう。
くわえてクルトンは揚げ物なので、かなりヘビーです。胃もたれしてきました。
夕食
夕食です。ディナーです。
朝食、夕食より凝ったものをつくりたいですよね。

まずはクルトンを串に刺していきます。
実はこれなかなか難しく、いくつものクルトンが真っ二つになってしまいました。
コツは少しずつ、串を回転しながら刺していくことです。

醤油やみりん、料理酒で作ったタレをかけます。

もう2本は塩を振り、

直接火で炙ります。
クルトンはパンを揚げたようなものですので、よく燃えます。焦げ付きに気を付けながら炙りましょう。

完成!クルトンの焼き鳥風!
いい感じに焦げ目が付き、なんだかおいしそうになりました。飲み始めて3時間後くらいのタイミングで見たら、焼き鳥と見間違えるくらいの焼き鳥感が出ています。

続いてはクルトンにから揚げ粉をまぶします。
いくら振っても袋の底にたまっているから揚げ粉。味がきちんとつくのか心配です。

まんべんなくから揚げ粉が付いたっぽいぞと思ったら、油で揚げていきます。
最終的に、袋の底にたまっていたから揚げ粉は油に混ざり、すべてクルトンへと吸収されていきました。焦げ目がつくまで炒めてください。

野菜を添えれば完成!「クルトンのからあげ」です。なんだかメインの風格を放っています。
揚げたものを油で炒めているので、本検証では最高のカロリーだと考えられます。

さらに、健康を意識して「クルトンの酢の物」。

脂っこさを中和するデザート「クルトンのゼリー」を用意しました。
夕食いただきます!

手をかけてつくった「クルトン下剋上ディナー」。
手をかけた割に色合いがないため、すごい安っちい絵面になりました。食べてみましょう。

においはから揚げだな……。

から揚げ粉という完成された味が、クルトンにばっちり染みています。食感が損なわれることなくカリカリ食感が増し、加熱したことで香ばしさもアップしました。
ただ脂っこさが超ヘビー級なので、ガッツリ食べると胃もたれしそうです。

タレのいい匂いがすごくします。
目を閉じれば焼き鳥屋さんです。

ディナーのなかでは最高傑作! コゲた感じとタレがすごく合います。
クルトンとタレのコゲ感が絶妙に相性がいいですね。

いっぽうで塩のほうは、全然味がしません。塩がクルトンに付着していなかったようです。塩味のタレを使うなど、工夫すべきでした。ただの焦げたクルトンです。

酢の物に関しては、クルトンが酢を吸うとかなり厳しい味になってきます。
吸う前に食べると、食感のアクセントとして効果的に調和してくれます。

今回のラスボス、クルトンのゼリーです。
ぷりぷりした食感のゼリーに、クルトンはどんな影響を与えるのでしょう。

カリカリもくそもない!! クルトンは、当然ながら、ふやふやになっていました。
しかしゼリーそのものがおいしかったため、クルトンゼリーはおいしかったです。
総括

クルトンはこの3袋をまるまる使い、自宅にもともとあったものを合わせると300gほどのクルトンを消費しました。
一番のあたりメシは「タレ味の焼き鳥風」です。タレとクルトン、炙った香ばしさがうまく調和しました。
一番のはずれメシは「塩味の焼き鳥風」。味がしませんでした。それ以外はどれも食べられるレベルはクリアしています。

一日三食をクルトンを食べてみて感じたのは、胃に相当のダメージがあるということです。かき揚げで胃もたれするほどに胃弱な私にとって、メシはおいしくても胃が厳しいのです。
今回、下剋上メシということで添え物をメインに据えた料理に挑戦しました。
他の添え物でも下剋上が成せる可能性を感じました。
目立ちたい添え物!! 出てこいや!!



