毎川直也
サウナ、好きですか? 近年、サウナを扱った漫画が多数出版されドラマ化した作品も出るなど、その熱の高まりは凄まじいものがあります。 そんなサウナブームの最中、サウナ本場の国、フィンランドの大使館内にあるサウナがリニューアルし、メディア向けにそ…
日本が誇る薬味「わさび」。私も愛好家の一人ですが、あらためて考えると、わさびのこと何も知らないことに気づきました。 そこでわさびについて学ぶため、そしてさらにおいしく食べるため、わさび農家さんに話を聞きに行ってきました。 わさび園は黒い布に…
エリア川崎大師
突然ですが、質問です。 「カレーとラーメン、どっちを食べたい?」 と聞かれたらどっちを選びますか? 簡単には決められないですよね、どっちもうまいですから。 私ならこう答えます。「どっちも食べる」と。 今回はそんな欲張りな私の欲望を持たすお店、大…
亀戸で創業八十余年の老舗味噌店「佐野味噌醤油店」の新たな挑戦が気になっている。飲食スペースで味噌や具材を好みで選んだ味噌汁を楽しめるのは、納得だし嬉しい限り。問題は味噌ソースのフレンチトーストだ。もちろん食べに行ってきたし、話も聞いてきた…
お気に入りのお総菜屋さんはありますか? 難しいですよね。いろんなお店があるからこそ難しい! そんななかでも重要なポイントは、いい素材を使っている、常日頃買えるお値打ち価格、気分よく買える接客、買う場所の雰囲気、この4つではないでしょうか。 こ…
豚肉。数えきれないほどの調理法がある、超万能食材です。そんな豚料理に魅了された男が、藤沢のディープな場所にひっそりと、豚の基地を設営しました。緻密に計算された豚、ガツンとした味を追求した豚、未知の組み合わせの豚に酒が止まらない。豚好き酒好…
東京の代表的なコリアンタウン・新大久保。K-POPと韓国グルメでにぎわうこの街にて、純和風の銭湯「万年の湯」で汗を流し、老舗そば屋「近江屋」で鴨わさを肴に酒を飲み、〆に辛味大根そばをたぐってきた、と言ったら信じてくれますか? 本日、あなたを新大…
東京・大田区大森町に「お風呂屋さんのことを応援しているハンバーガー店があるらしい」という情報を聞きつけた風呂デューサー・毎川直也氏。現場の「locofee」に急行してみると、謎のご当地バーガー「大森バーガー」を発見した。コーラよりお茶に合うバーガ…
群馬県北西部にある名湯、四万温泉。毎年大寒の日に開催される「湯立祭(ゆだてさい)」という祭りで、一般には流通しない超激レアの日本酒「四万の一雫」が解禁され、無料で振る舞われるのだそう。その祭りが酒以外にもいろいろと採算度外視でスゴイと聞き…
風呂上がりに食べたいものというと、さっぱりそば、酒に合う煮込みや揚げ物、キンキンに冷えたアイスと、人それぞれ、多岐にわたります。 「ひだまりの泉 萩の湯」は、2017年4月末に建て替えオープンした最新型の銭湯です。そこに併設されている食事処では、…
普段は風呂屋の番頭さん、休日は風呂あがりに飯を楽しむ、風呂デューサーの毎川直也です。今回、風呂とメシをいただくのは、リトルヤンゴンこと高田馬場。じつはここ、ミャンマー料理のために出来上がった街なのでは、と思うほど、ミャンマーとの共通点が多…
お風呂を愛する風呂デューサー・毎川直也氏がお風呂と食事をハシゴ、心身ともに「満たされのススメ」企画。東京の下町、三ノ輪の銭湯「湯どんぶり 栄湯」で心を満たされた後は、徒歩2分の老舗「土手の伊勢屋」へ。空襲の猛火に遭いながら奇跡的に焼け残った…
山梨県といえばワインの生産が盛んです。加えてほうとう、信玄餅、鳥モツ煮……おいしいメシもたくさんあります。それぞれ食べても十分うまい。ただ、ワインとうまく組み合わせたら、もっと山梨の味を感じることができるのではないでしょうか。 山梨県の食に関…
唐揚げにレモンをかけますか? それともマヨネーズをつけますか?世の中でこの話題が何年も繰り返されている一方、唐揚げにかける新ソース誕生の話題はあまり聞くことがありません。今回ご紹介する「鶏&デリ」は世界視点でソースを見直し、日本初(?)のソ…
東京都港区にある三田は、いわゆるビジネス街。多くの人々が汗水流し、働いています。 そんな三田で働く人々をいやした万才湯という銭湯が、2016年5月末に廃業しました。残念なことです。この町から風呂上がりの一杯が消え去ってしまったのですから……! 廃業…
夏のメシといえばバーベキュー。青空の下で家族や友人、あるいは恋人同士で肉を焼けば、お腹的にも気持ち的にも幸せになれますね。2017年4月、群馬県の温泉地にグランピング施設ができました。そこでバーベキューができるのだそう。温泉メシと聞いて調査せず…
かまぼこ、好きですか? 正直なところ、私は好きか嫌いかという判断のステージにかまぼこはのぼってきません。そんな私が今回うかがうのは、老舗かまぼこメーカーが運営する「鈴廣かまぼこの里」。じつはここ、敷地内にビール工場を持っており、地ビールを飲…
ラーメンを食べるとき、お酒を飲むとしたらビールだろうか。レモンサワーも悪くない。日本酒とか焼酎って人もいるかもしれない。東京・蒲田「リオブール」には、ワインを飲みたくなるラーメンがあるという。その名も「銀河系スペインラーメン」。今は銀河系…
彼氏彼女、ご主人や奥様にプレゼントするとき、何を選びますか?アクセサリー、旅行、食事など、多くの選択肢がありますが、要は愛が込められていることが大切ですよね。私、ライターの毎川直也は、とある日本酒をオススメしたいと思います。理由はその日本…
細くてコシのあるうどんを冷たいつゆにくぐらせてすすれば、つるっと口の中を通り抜けて、のど越しで「うまい!」。水沢うどんといえば、そういうイメージ。でもそうじゃなきゃいけないなんて決まりはない(多分)。水沢うどんの本場、群馬・伊香保の「游喜…
イカって、種類多くないですか? 日本人はイカをよく食べる印象がありますが、みなさんはこれまでに何種類くらい食べましたか? 北海道・函館はイカが有名ですが、1年中イカを食べられる上に、イカスイーツまであるらしいですよ。「コーヒーマルシェ」と「は…
「天空の」というと、「バルス」でお馴染みの有名映画を筆頭に、ファンタジーの象徴です。でも今回ご紹介するのは「天空のちまき」。なんでしょう、ファンタジー感が薄いんですよね。 天空の名を冠するのにふさわしいちまきなのか、食べて確認してきました。…
「競馬場は賭け事をするところ」。そのイメージは今回の取材でひっくり返りました。東京シティ競馬はレトログルメに加え、競馬観戦をしながら食事を楽しむオシャレなレストランを完備。さらには広い敷地を活かしたグルメイベントを開催しており、もはや馬に…
野菜をバランスよく食べることができ、味のバリエーションが豊富な鍋。冬を代表する料理です。 一方で冬の魚は脂がのり、素材のポテンシャルが最も発揮される時期。私が思うに、その組み合わせの最高峰はアンコウ鍋ではないでしょうか。アンコウの産地である…
物流技術の向上で、私たちはいつでも新鮮な魚を食べられるようになりました。 その鮮度を超える味を求めるとしたら、それは店主自身が釣り上げた「ストーリーのある魚」を食べることではないでしょうか。 釣り好き店主の「仕入れ」に同行し、どのようにして…
ちょっと小腹が減ったかしらってとき、甘い系かしょっぱい系、どちらを食べるか迷います。栃木・那須塩原には、そういうときにピッタリのご当地があるそうです。とて焼きっていうんですけど、甘い系もしょっぱい系もあるので、「多助そば湯津上屋」をはじめ…
みなさんは「サルミアッキ」を食べたことがありますか? 「サルミアッキ」はフィンランドのお菓子。リコリスというヨーロッパではメジャーなお菓子に、塩化アンモニウムを加えたものです。実はこの「サルミアッキ」、世界一まずいあめということで有名なんで…
先日、フィンランドに行ってきました。理由は「サウナに入りに」です。実は「sauna(サウナ)」はフィンランド語であり、フィンランドの文化なんです。体験してみると、日本にある「風呂あがりの一杯」の発想と同じように、「サウナあがりの○○」が存在してい…
朝食の定番といえば「たまごかけご飯」ですね。時間がない朝、かきこめる手軽さにお世話になった人も多いことでしょう。 近年は専用の醤油が登場したり、コンビニでは「たまごかけご飯」味のおにぎりが出たりと、一工夫するのが流行りのようです。 そんなト…
カフェめしと聞くと、プレートにスーパーフード入りのサラダと雑穀ごはんと小さなハンバーグがのっていて、あんまりお腹いっぱいにならないってイメージを持つメシ通読者諸君(そんな人いない?)。東京・池上にある「古民家カフェ 蓮月」は、ガッツリ系カフ…
近年、地方発祥でブレイクするものが増えてきています。そのなかで、継続して大きな経済効果を生んでいるもののひとつが「ゆるキャラ」です。火付け役となった熊本県営業部長兼しあわせ部長「くまモン」は、今や日本国民に知られるキャラクターになりました…
「当店には囲炉裏があります」 メシ屋を探していてこの表記があるお店にぐっと来てしまうかた、多いのではないでしょうか。囲炉裏で焼くだけでなんかおいしそうになりますよね。 今回、千葉県に評判の囲炉裏の宿があると聞き取材に行ってきました。宿の囲炉…
銭湯に行って風呂あがりにビールを飲む。至福以外の何物でもありません。その「お供」といえば、焼き鳥、モツ煮など下町っぽいイメージが浮かんでくるものです。 今回取材する銭湯「蒲田福の湯」は店内でピザを食べることができるのです! しかも本格的なピ…
日本でよく見かけるようになったケバブ。実は日本に限らず世界中で流行しています。 そんなケバブの中身を、秩父の伝統特産品である豚味噌を挟んで提供している入浴施設があるのだそうです。入浴施設にしては攻めたメニュー……。気になったので、「風呂デュー…
羽根つき餃子って、餃子本体にたどり着く前の、パリッと食感がクセになるんですよね。ただ、羽根つき餃子にタレをつけて食べるのは難しいと思いませんか? つけダレより塗りダレが良いと考えた我々は、東京・蒲田の名店「歓迎 あやめ橋店」店長協力のもと、…
最近よく耳にする、クラフトビール。個性的なフレーバーや味わいが特徴で、ついついいろんな種類を試したくなります。そんなクラフトビールを造るブルワリー「羽田ブルワリー」が東京都大田区にあり、同じ大田区蒲田「羽田バル」で飲めると聞いて、毎川直也…
近年、地域独自のメシ「B級グルメ」が大ブームです。まちごとに郷土料理をアレンジしたり、特産品を活用したり、様々なメシがあります。 今回私が訪れたのは歴史ある温泉地で有名な「湯河原」。ここ湯河原では「担々やきそば」というご当地B級グルメを推して…
神奈川県の一大観光スポット、江の島にビアガーデンがあるんです。知ってましたか?しらすをふんだんに使ったメニューに、江の島ビール、湘南サイダーを使ったモヒートと、湘南グルメをいただくことができます。 そして江の島のロケーションならでは、水平線…
軽井沢というと、高級別荘地という印象が強いですね。別荘地としての歴史が始まったのは明治20年頃と言われています。今回訪れるカフェは大正9年、とある実業家によって建てられた邸宅を改修したものです。北軽井沢、ナラの森のなかで過ごすカフェタイムは、…
「バイキング」。幼いころは、この言葉を聞くと心が躍ったものです。ところが大人になった今、「払った料金分しっかり食べたい」「食べ過ぎて太りたくない」……など、純粋にバイキングそのものを楽しむことがなくなっていました。 今回取材する「白樺リゾート…
飲食店では、希望のメニューを伝えるため、店員さんを呼ばなければなりません。そんなあたりまえの行為も今となっては電子化し、タブレット端末などで指先ひとつでできるようになりました。 しかし、そんな電子化の時代に逆行している、「店員さんをトンカチ…
最近は建物を建てるとき、すべて壊して建て直すのではなく、既存の建物の特徴を活かして再構築するリノベーションという手法が注目されています。 まい泉は、「かつサンド」で有名なとんかつ屋です。そのまい泉青山本店の館内にあるレストランはリノベーショ…
足を伸ばせる大きな湯船、開放的な露天風呂、たまった汗を解き放つサウナ…と、お風呂屋さんは非日常空間です。 そんな空間で提供されるメシもまた、非日常であるべきではないでしょうか。そんな思いを心の隅に抱えながら生きてきた私は、ついにそんな気持ち…
朝食に特化したお店って、あまり見かけないですよね。温泉施設の中の飲食店ともなれば、早朝からオープンしているところはかなり限られてきます。 あと、温浴施設の食事って一般的なメニューが多い印象、ありませんか? 温泉好きを名乗るならばまず行くであ…
10月末といえば、ハロウィンの時期です。雑貨屋さんがカボチャだらけになりますね。本来収穫祭という意味合いがあったハロウィンですし、ハロウィンが始まった地域ではカボチャが名産品だったとか、そういう経緯があるのかもしれません。 しかしここは日本。…
食べ物を口に運ぶときに用いる、日本式の食器と言えば箸です。「世界の和食」を象徴するアイテムですね。 そんななか、日本の食器で一つ忘れているものがあると思いませんか。そう、柄杓(ひしゃく)です。その形状としては和のスプーンというポジションにあ…
みなさんは、ムツゴロウをご存知でしょうか。 ムツゴロウは九州の有明海の干潟に住む魚。当然それ以外の場所、ましてや東京では生きた状態でお目にかかることはない……。はずでしたが! 都内で活ムツゴロウをいただけるところを発見しました。今回は食材を紹…
世の中には黒いものがたくさんあります。それは、当然食べ物にもあります。そしてあまり知られていませんが、”黒い温泉”というのも存在します。今回は、この黒い温泉を利用すれば、あの有名な黒いメシの偽物を作ったり、本来白いメシを黒くできるのではない…
大皿にひとつだけぽつんと残された料理。飲み会の席の終盤、この光景を見かける方も多いのではないでしょうか。みんなが遠慮して食べないため、これは「遠慮の塊」と呼ばれています。今回は、このラストワンである遠慮の塊について検証しようと思います。 今…