最近、世界各国の料理が、日本でブームになることが多いですよね。マッサマンカレーとか、クロワッサンドーナツとか……そんな流行に乗って、世界の名物料理や調味料の味を再現しているカップ麺が続々登場しているんです。
果たして世界の味に近づけているのかな? 実食してみました!
さらに、各カップ麺に合いそうな調味料などを投入してアレンジもしてみましたよ~。
「カップヌードル パスタスタイル ボンゴレ」&「ボロネーゼ」
あのカップヌードルから、“初”のパスタが登場。
「カップヌードル パスタスタイル ボンゴレ」、「カップヌードル パスタスタイル ボロネーゼ」の2種類が発売されました。
この「カップヌードル パスタスタイル」、本物のパスタに近づくことを目指して開発されたそう。開発した日清食品さんは本物のパスタみたいでしょ!? と自信満々に、パスタの本場イタリアで現地の人に食べてもらって、感想を聞いているんですが、結果は惨敗……。
86%の人に「これはパスタじゃない」という評価を受ける結果に。
しかし、日清食品さんは「気にせず、新発売」
す、すごい開き直りだ……! いっそかっこいいぞ。
ネット上でも「いや、作り直せよ(笑)」「逆に食べてみたくなった」などのコメントが飛び交い、かなり話題に。
日清食品さん、なかなかの策士ですね~。
まずは、ボロネーゼを。いざ実食!
この「パスタスタイル」シリーズは、湯切りして食べるんです! まるで焼きそばのようですね!
ボロネーゼはミートソース風味の味付け。
うん! 濃過ぎず薄すぎないミートソースと肉のそぼろがおいしい! この肉のそぼろの感じ、給食で食べたソフト麺を思い出す。あれもおいしかったな~。
肝心な麺はパスタなのかというと……
う~ん……確かにパスタとは言いづらいかも。
アルデンテではない感じだから、そのあたりがイタリア人の方々に「パスタじゃない」と言わせてしまったのでしょうか。でも、これおいしいですよ!
湯切りしただけあって、茹でたて感は十分味わえるし、麺はもっちりしているし。パスタとは違うかもだけど、これはこれでおいしい!
じゃあ結果オーライじゃないですか~。
せっかくのボロネーゼ。粉チーズをちょい足ししてみました。う~ん、コクが出て、おいしい!! ミートソースとチーズの組み合わせは鉄板ですね!
次はボンゴレ!
アサリと赤唐辛子が入っています。これもおいしい! アサリはやや小粒ながら、しっかりとアサリ独特の旨みが感じられます。アサリに調味オイルがからまって、これまたおいしい!
鷹の爪のピリッとした辛味もいいアクセントになっています。
こちらには、ごま油をちょい足ししてみました。オイルの上にオイルを足すことになるので、本当にちょっぴりと。
うん、ごまのいい香りが絶妙にマッチして、ちょい和風な味に…これもありですね!
「マルちゃん 世界のグル麺 アヒージョ味焼そば」&「トマトサルサ味ヌードル」
様々な国のグルメをカップ麺で気軽に楽しめる新ブランドというコンセプトで開発された、それが「世界のグル麺」!
世界で評判の味をカップ麺で食べられるなんて嬉しいですね~。
まずは、「アヒージョ味焼そば」にトライ!
「アヒージョ」とは、魚介や野菜などを、オリーブオイルとガーリックで煮込んだ、スペインの小皿料理「タパス」の1種です。
チキンをベースに、ガーリックとオリーブオイル風味のオイルを合わせたソースに麺をからめていただきます!
う~ん、これはオリーブオイルのおいしさを堪能できる焼そばですね。濃厚なソースがたっぷりかかった焼そばとは一線を画すさっぱりとした味わいが魅力です。
細麺にオイルをからめるだけのシンプルさ。シンプルだからこそ際立つオリーブオイルのおいしさ。具はイカと赤ピーマンとキャベツが入っています。シャキシャキキャベツの食感がまたいい!
お次は、「トマトサルサ味ヌードル」!この真っ赤なパッケージが辛いぞ~とアピールしていますね。辛さが強い料理は苦手な私……食べられるかな? ちょっと緊張します。
フタを開けてびっくり! 大量に具が入っています! お湯をそそぐと溢れだしそうなほど。
スープの色はパッケージと同じ赤! 辛いかな…おそるおそる口に含むと、
うん!辛い!でも辛さがうまい!
パッケージに書いてある通りだ! なんだか癖になる辛さで、どんどん食べ進めてしまいます。これは夏に汗かきながら食べたい麺ですね。さすがは赤道直下のメキシコの食べ物だわ…….。
もう1つインパクトあったのが、ゴロッと大きく、存在感あるジャガイモ!
これがなんと皮付きなんです。皮つきのままじゃがいもを食べるって、カレー専門店以来の経験なんですが…まさかカップ麺で皮付きのじゃがいもに遭遇するとは思いませんでした。
なんだか本格派な感じ。皮も含め、とってもおいしいジャガイモでした。
ジャガイモの他にも味付き鶏挽肉、赤ピーマン、いんげん、たまねぎと、具たくさんなのもうれしいですね~。
今回、世界の料理がテーマのカップ麺たちを食べて、世界の料理の味に近づけようと、麺やソース、具材にかなりこだわっているんだな~と驚きました。
これからも世界の味を再現したカップ麺はどんどん増えてきそうですね~楽しみです!
書いた人:森 佳奈子
1984年生まれ。岡山県出身。甘いものを食べている時が最高に幸せ。新作アイスが発売される度、ついつい買ってしまう。