夏の主食と言えば、そうめんとスイカだ。暑い日は何も食べる気が起きないが、そうめんとスイカならどうにか食べられる。
しかし、スイカはともかく、そうめんを食べようとしても、夏は苦行が待ち構えている。そうめんを湯がくのが暑いのだ。もうこれは飢えるか干からびるしかないのでは……。
そこへ朗報! 先日、日清食品から「カップヌードルライトプラス 旨だしそうめん」が発売された。
氷を入れて冷たくしてもいいし、もちろん従来通り熱いままでもイケる。
とりあえず、いったん、旨だしそうめんとやらを食べてみよう。話はそれからですよ!
こちらが噂の「カップヌードルライトプラス 旨だしそうめん」。スープまで飲んでも198kcal……ダイエッターにはなんてありがたい話なんだろう。
開けると野菜が。見た瞬間、何かが足りない……と思ってしまったのだが、肉やエビがない。どうやら入っている具は野菜だけのようだ。
お湯を注いで……。
3分待つ。どうでもいいが、フタ止め用のシールを初めて使った。思ったより、しっかりと封ができるのだと妙なところで感心をする。
いつもなら、3分計らずに待ちきれずに食べ始めてしまうのだが、グッと堪えて……。
3分経過。
いざ実食!
思っていたよりもヌードル感は少なく、そうめんに近い。つるんとしたのどごし。
スープはさっぱりとしていて非常に飲みやすい。少し濃いだろうか、と個人的には思ったが、汗をかいたあとならちょうどよさそう。
で、なぜこの暑い中、ホットで食べているのだと言われそうだが、なんてことはない、冷房の中にいて寒かったのだ。この時期、敵は暑さだけではないところがやっかいである。
そうめんとたくさんの野菜。なんだか少しヘルシーなものを食べた気がしてくる。
あたたかいそうめんを食べると言っても、これだけの野菜を入れるのは稀だろう。実際に、作ってみたら、どれだけの手間がかかるのだろう。そして、おいしくできるのだろうか。
というわけで試してみた。
実際のカップヌードルに入っている野菜は7種類。
キャベツ、パプリカ、しいたけ、トマト、オクラ、ネギ、ショウガ。ショウガはチューブで代用だ。
まずは材料を細かく切って……。
出汁は鶏をベースとしており、しいたけの風味とショウガを効かせているらしい。
今回は、こちらを使う。
まるどりがらスープ~♪
水300ccに対し、鶏がらスープを小さじ3杯。
シイタケ(1つ)も一緒に入れて、沸騰させる。
続いてキャベツ(1枚)とパプリカ(1/2個)を投入。
見た目がカラフルなせいか、少しテンションが上がる。
この間にそうめんもゆがいておこう。
スープを作りつつ、そうめんをゆがくとなると、キッチンはかなり暑い。
あとちょっと~、あとちょっと~と言い聞かせつつ……。
オクラを入れ、ショウガをムニッと。
最後に
ネギとトマトを入れて、ひと煮立ちさせたら完成!
わぁお、カラフル!
そうめんにこのスープをかける。
見た目はカップそうめんに近い……?
いざ実食!
鶏出汁+シイタケということで味は近い。ショウガがアクセントになっていておいしい。
しかし、この物足りなりさ! その物足りなさは、家庭では補うことができない気がする……。
ちなみに、夏バテ気味の男性2人(33歳と21歳)にも食していただいた。
感想としては
「女子が好きそうな味……」(33歳)
「これだけの野菜の種類を食べる機会がないから、食べやすいそうめんと一緒に食卓に出してもらえるとありがたい。あくまで出してもらえたら(要するに自分では作りたくない)」(21歳)
とのこと。
結論:作ってもらうならば、ありかもしれない……
どう考えても、お湯を入れて3分でできるカップそうめんのほうが手軽。
だよな~、わかってはいたんだけどな〜……。
しかし、夏バテ時に食欲はあまりないけどさっぱりと野菜と炭水化物をたくさん食べたい! というときにはいいかもしれない。
あと、自作するときはぜひ冷たくして食べることをオススメする。やっぱりキッチンが暑くてやっていられない。
書いた人:ふくだりょうこ
ライター。1982年大阪府生まれ、東海大学文学部文芸創作学科卒。2006年よりフリーライターとして活動、現在は女性向け恋愛シミュレーションゲームのシナリオなどを主に執筆。締切前のドーナツと、1人焼き鶏、そしてビールとハイボールが日々の楽しみ。日替わり定食っぽい料理を作るのが好きです。