こんにちは! スパイスコーディネーターマスターのバリ猫ゆっきーです。
油をほどよく吸ったなすは、ジューシーで美味しいですよね。冷たいビールのおつまみに最適です。
もともとインド原産といわれるなすは、スパイスやエスニック調味料と相性がいい野菜の1つ。そこで、今日は「ターメリック」を使ったエスニック風の炒めものレシピを紹介します。
カレーの色付けでおなじみのターメリックですが、黄金色になるだけはなく、食材にほんのり光沢を持たせてくれます。色合いがキレイだと料理もより美味しそうに見え、暑い季節でも食欲も倍増。これからの季節、上手に使いたいスパイスです。
バリ猫ゆっきーの「なすのエスニック風トロトロ炒め煮」
材料(2人分)
- なす 2本
- 塩、こしょう 少々
- にんにく 1片
- 白ねぎ 1/2本
- ターメリック 小さじ1/4
- サラダ油 大さじ2
(A)
- 酢、ナンプラー、みりん 各大さじ1
作り方
1. なすはヘタを落とし、横に半分に切ってから、縦に8等分に切る。白ねぎ、にんにくはみじん切りにする。
2. フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、にんにくと白ねぎを入れて香りが出るまで炒める。
3. なすを加え、塩、こしょうをして炒め、全体に油がまわったらターメリックを加えてさらに炒める。
4. 全体にターメリックの色がなじんできたら、合わせた(A)を加えてなすに絡め、
水分を飛ばすように3分くらい炒める。
味よし、見た目よしのトロトロなす
ナンプラーと油を吸った風味豊かななすが、ターメリックをまとって、味も見た目も破壊力抜群です。思わずビールに手が伸びますよ。
それから、今回はナンプラーを使いましたが、代わりにしょうゆを使うと和風の一品に。
できれば、ターメリックの色を損なわないように薄口しょうゆをおすすめします。仕上げにかつお節をトッピングすると風味アップです。
ターメリックの上手な使い方
ターメリックは日本名で「ウコン」としても親しまれています。
ウコンはショウガの仲間で、大きく分けて春ウコン、秋ウコン、紫ウコンの3種類に分類することができます。スパイスとして利用されているのは秋ウコン。
その香りは土臭さがあるため、たくさん使うとせっかくの料理を台なしにしてしまうことがあります……。使用量はなるべく少なめに、が鉄則です。
また、ターメリックは水に溶けにくく、油、アルコールに溶けやすい性質を持っています。そのため、料理に使う際は、油と合わせる(炒める際に加えるのも効果的)ことで、より着色効果が期待できます。料理に光沢が出せるので、カレーだけではなく、ふだんの炒めものなどにも気軽にターメリックを取り入れてみてくださいね。
作った人:バリ猫ゆっきー
スパイス料理研究家、スパイスコーディネーター協会認定スパイスコーディネーターマスター。スパイスレシピコンテストのグランプリ受賞がきっかけでスパイス料理のトリコになり、ブログ『楽しいキッチン*spice-cooking*』にてスパイスを使用した料理や、簡単で美味しいレシピ、アウトドアレシピを紹介。レシピ開発、料理教室講師、フードスタイリング・コーディネート、コラム執筆など幅広く活動中。バリ島の定番みやげ「木彫りの猫」がお気に入りで、“バリ猫”はそれにちなんだもの。
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企画協力:レシピブログ
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