閉店前に割引きになったお惣菜コーナーの「焼きそば」をさらなる高次元に転生させる試み【お惣菜の森の狩人】

会社帰りに立ち寄った、近所の閉店間際のスーパー。20%引きのシールが貼られたまま、所在なさげにのお惣菜コーナーの片隅でよく見かける、地味なあいつ。そんな「焼きそば」をリメイクしてみました。

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今日の獲物はこちら

はいこんにちわ、ライターのちみをです。皆様ご機嫌いかがでしょうか、私は今日も今日とてなじみのスーパーで日課の索敵をしておりましたが、おやこれは珍しい割引品を発見。

 

▼お惣菜コーナーで見かけたソース焼きそば

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184円の20%引きで147円を発見したので即捕獲。

 

▼具沢山

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行きつけのこのスーパーでは見かけることが少ないレア惣菜である「焼きそば」。

それに割引シール付きとあればレアもレア、リメイクもしやすそうな一品。

こいつをさらなる高次元に転生させてみたい。チャレンジし甲斐がありそうだ。

 

焼きそばへ寄せる思い(※読み飛ばし推奨)

しかしこの「焼きそば」という食べ物、大人になった今見るとなぜか「青春」を思い起させる不思議な趣があり本題の前に少々語りたい。

 

それはまだ私が学生の頃、焼きそばと言えば実家の日曜の昼に高頻度で登場する沢山の具と濃い味で若い食欲を満たしてくれる魅惑の一品だった。青のりとソースの香りが混ざり合うだけで家族で食卓を囲んでいた頃の淡い記憶を呼び起こす。ブラウン管に映った『アッコにおまかせ!』(TBS系列)の番組の内容までもが昨日のことのように蘇る。私にとっての焼きそばは、そんな郷愁を誘う食べ物だ。

そんな若き日の評価に対し、大人になってからは「もうソース味だけでは飽きる」「意外と胃もたれする」「茶色が強く、洒落っ気に欠ける」「BBQで残っちゃう」とどうもパッとしないのが現実。

BBQで残ってしまうのは作る量の問題にしても、いつの間にか焼きそばとは随分と寂しい間柄になってしまったと言わざるを得ない。人と食べ物の関係性というのはどうにも繊細なもので、意識的なチャレンジが無ければ平行線を辿る。パクチーが嫌いな人がその後パクチーを好きになれるかどうかは「いつか慣れると思って食べ続ける」だったりするが、自分と焼きそばの関係性にそのアプローチは適さないだろう。であれば角度を変えて「リメイク」という手法で私と焼きそばの間柄を再構築し、「大人の焼きそば関係」へと発展させることはできないだろうか。もういちど焼きそばのことを好きになれないだろうか。

 

……以上長くなったが、そんな思いを端緒とした今回の焼きそばリメイク開発。以下3品、どうぞご覧あれ。

 

リメイク1品目「焼きそばトースト」

誰でも思いつくリメイクから。

 

【材料】(1人前)

  • 焼きそば 好きなだけ
  • 食パン 1枚
  • マヨネーズ 好きなだけ
  • 青のり 好きなだけ
  • 紅生姜 適量

 

【作り方】

1.食パンに好きなだけ焼きそばをのせる

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2.マヨネーズも好きなだけかける

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3.グリルで弱火で3分ほど焼く

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(グリルでもトースターでもなんでも可、火加減と時間は各々適宜調整よろしく)

 

▼こんな感じで焦げ目がついたらOK

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4.仕上げに青のりを好きなだけ、ついてきた紅生姜もあしらう

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▼焼きそばトースト完成

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これは手軽で旨い。

高校の購買で買った焼きそばパンを思い出す。

小腹が空いたときあっという間に作れる手軽さは良いが、もう少し大人度を上げたリメイクをしていきたいところだ。

 

リメイク2品目「オムそば」

若い頃には思いつかなかったコンセプト。

 

【材料】(1人前)

  • 焼きそば 100g程度
  • 卵 1個
  • マヨネーズ 好きなだけ
  • サラダ油 適量

 

【作り方】

1.フライパン(できればスキレット)に薄くサラダ油をひいて熱し、溶き卵を入れる

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2.溶き卵の上に焼きそばをのせ弱火で1,2分焼く

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3.溶き卵の下面に火が入ったらスキレットに皿をのせ

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4.いよっ! とひっくり返し

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5.パカッ! できたっ!

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6.お好みでマヨネーズをかけよう

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▼オムそば完成。旨い!

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可愛いルックス。やっぱりマヨネーズが合うな。

夕飯のオカズにもう一品というときに丁度良いボリューム、卵一つあれば作れるのと若干の「料理した感」を得られるのも嬉しい。

普通のフライパンでも良いが卵の形が綺麗に仕上がるので小さめのスキレットで作るのがオススメだ。

しかし大人っぽいかと言うとそうではないなこれは……。じゃあ思い切り渋めにふってみる。

 

リメイク3品目「焼きそば巾着」

完全な居酒屋メニュー。

 

【材料】(1人前)

  • 焼きそば 油揚げに入るだけ
  • 油揚げ 2枚(というか食べられるだけ何枚でも)
  • マヨネーズ 好きなだけ

 

【作り方】

1.油揚げを半分に切る

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2.油揚げを開き焼きそばを詰める(8分目くらい)

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3.切り口を爪楊枝で留める

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4.グリルで弱火で2分、ひっくり返してさらに1分焼く

▼before

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▼after

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▼文字どおりのキツネ色

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5.爪楊枝を抜き半分に切る

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6.盛り付けて完成!

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▼焼きそば巾着! 旨い、旨いぞ

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お好みでマヨネーズを付けて食べよう。

そうだまたマヨネーズだ、いけないことかい、だって旨いんだもの。

 

これは特に北海道で良く食べられるという「揚げ納豆」に着想を得たリメイク。

ビールが良く合う居酒屋メニューだ。

揚げ納豆は当時実家の食卓に良く登場しておったのだけど、白米のオカズとしてはいまいちの性能であったためどちらかというと親父の酒のツマミへと流れていた記憶がある。

 

それから時はたち中身を焼きそばに変えての再開。

飲めるようになった酒と合わせれば懐かしい食卓を少しだけ思い出す一品となった。

 

もちろんそんな思い出とは全く関係ない人にも美味しい一品だ。

 

総括 マヨネーズが合いすぎる

調理もしやすくアイディア次第で応用幅も広そうなこの焼きそば、ツマミになるような大人向けリメイクも開発でき「勢いよくかきこむ」以外の角度の付き合い方に辿りつけたのは個人的には収穫だった。

 

▼紅生姜がまた良いアクセントに

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味付け面では全リメイクでマヨネーズが大活躍だった、鉄板の相性。

 

ベースのソース味が強いので素直にマヨネーズを合わせておくのが無難なのだろう。

とはいえかけすぎ注意。もう若くはないのだから(もしあなたが若者だったならジャンジャンかけてしまおう)。

 

ちなみに、焼きそばは具沢山な方がリメイク後の妙味があるのでウインナーなんかが沢山入った焼きそばを見つけたら即捕獲してほしい。

きっと美味しい「焼きそば巾着」になるので。

書いた人:ちみを

ちみを

1980年生。銀河で一番美味しく飯を喰らい酒を呑む才能を持ち、食と何かを無理やり結合させることを得意とする食コンテンツサプライヤー。昼はしめやかにリーマンを営む。好きな言葉は「牛飲馬食」。好きな女優は「80年代のかたせ梨乃」。

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