こんにちは。出張に行っても特にお土産は買わないメシ通編集部です。だってあげる人いないんだもん。
でも、取引先の人とかに地方のお土産をもらうとうれしいもんですよね。できるビジネスマンはお土産も上手! もらってうれしい、美味しかったり、面白かったりするお土産選べる人って、やっぱりプレゼン上手?
そんなわけで、『メシ通』がイカしたお土産を紹介するんで、これで、あなたの職場での株をちょびっと上げてみちゃってください!
まずは、出張の機会も多そう(?)な名古屋土産です。
名古屋土産界の新ヒロイン! 創業90年の老舗海苔店が本気出して作った「のり子さん」シリーズ
ひと昔前なら、名古屋のお土産物といえば「ういろう」や日持ちする半生麺を使った「味噌煮込みうどん」くらいのものだった。いずれもズシリと重たいのが特徴で、これは贈る相手に「重たい=高価」と思わせる名古屋人の知恵といわれる(笑)。
しかし、名古屋めしの知名度がアップするとともに「小倉トースト」や「台湾ラーメン」「手羽先」などをアレンジしたお土産が続々と登場している。
そんな名古屋土産に、注目のニューフェイスが登場しました!
それが、この「のり子さんシリーズ」なる海苔。
注目したいのは、商品の味や特徴ごとにパッケージに描かれている「のり子さん」のキャラが異なっている点。な、なんですかこれは。
「のり子さん」シリーズのなかでいちばん好評な商品が「名古屋嬢 ふりかけのり子さん( 540円)」。
ふりかけに使用するのは通常、焼き海苔を細かく刻んだ刻み海苔、それもオマケ的に少しだけ入っている程度だが、「名古屋嬢 ふりかけのり子さん」は焼き海苔を揉んで細かくしたもみ海苔をふんだんに使っている。
しかも、風味がより引き立つように海苔には味が付いている。あられもたっぷり入っていて、ハンパないゴージャス感。そのためにパッケージののり子さんは巻き髪の名古屋嬢風。
巷のふりかけとはまったく違う。海苔のプロが作ると、ここまで完成度が高くなるのだ。炊きたてのご飯にふりかけるのも良いが、玉子かけご飯にかけるのが最高。
なぜならば、「のり子さんシリーズ」の製造・販売を手がけているのは創業90年を迎える海苔問屋の老舗中の老舗「荒木海苔店」。
8代目社長の荒木幸男さんに話を聞いてみました。
海苔問屋としての目利きで仕入れる海苔は絶対の自信があるのですが、お客さんには商品を実際手に取っていただかないと伝わりません。これまで海苔の商品は、どちらかというと男性向けのものが多かったんですが、購買層は圧倒的に女性です。そこでパッケージに関しても、女性のお客さんが手にとっていただける商品をめざしました。(荒木社長)
老舗ならではの確かな目と、女性向けのマーケティングがいきた商品だということですね。
見て驚いて、食べたらその本格的な美味しさに驚く。軽いし、お手頃だし、まさにお土産の王道!
お次は、北陸新幹線開業で出張の機会も増えた(?)金沢。
知らないとは言わせない!! 金沢土産には、ゆるくない福キャラ「ひゃくまんさん」をいかが?
石川県観光PRマスコットキャラクター「ひゃくまんさん」。
このきらびやかな見た目、フォルム、そしてつややかなヒゲ……。全然ゆるくない、むしろ神々しいひゃくまんさんの魅力に迫ります!
まず、ひゃくまんさんは決して跳んだり、しゃべったり、バック転したりはしない。得意ポーズはしゃがんでゆらゆらゆれる「七転び八起き」。
新幹線の開業日に、観光案内所の前で「ミニひゃくまんさん」の前で撮影に応じるひゃくまんさん。
そして、何と言っても、ひゃくまんさんのすごいところは、体を張って石川を猛アピールしているところ全身の花柄は加賀友禅をイメージ、全身と眉毛には本物の金箔、ひげは輪島塗、そして、背中には「石川県」の文字が!
これだけだと、ただのキャラクター紹介になっちゃいますが、ひゃくまんさんをフィーチャーした食べ物もちゃんとありますよ。
▲起き上がり棒キャンディー(200円)
自社栽培の米と、大麦を原料にした「米飴」のキャンディーはお値段も手ごろで、お土産にぴったり。やさしく懐かしい甘さ。ひゃくまんさんのフォルムが美しく再現されていて、食べるのがもったいないほど。
女子に配る用に、いいんじゃないすか、これ。
▲金沢カレー(540円)
金沢のご当地グルメと言えば、やっぱりカレー! キャラものと思って侮るなかれ。金沢カレーの特徴をいかしながら、後味までこだわったこってり味のルーは、一度食べたらやみつきになるおいしさ。金沢国際ホテル、金沢シティホテル、兼六園城山亭などで販売中!
ひゃくまんさんがついていると、なんかゴージャスでありがたい感じがしますよ!
金沢を訪れた際はぜひ、ひゃくまんさんにも注目を!
お次は、定番のお土産の勢力が強い静岡の、意外な伏兵。
「メロン漬け」は想像以上にご飯やお酒と相性抜群! 地元民が強くオススメする静岡のドうまいお土産!
静岡土産のド定番といえば、「うなぎパイ」と「こっこ」。でも、どちらも美味しいんだけど、無難すぎて印象に残らない恐れがあります。
そこで、地元民が日常的に愛するものをお土産にするのはどうでしょう?
「え、これ何ですか?」「意外と美味しい!(惚)」
ってな感じで普段接点のない人と新たなコミュニケーションが始まるかもしれないじゃないですか。恋が始まることだってあるかもしれないじゃないですか。
何気にお土産選びも“センス”を問われるもの。そんなわけで、今回は地元民がリアルにオススメするお土産を紹介したいと思います。
静岡県中西部はメロンの一大産地。
産地だけに観光センターにはお手軽特価の自宅用メロンから、1玉ウン万円もする贈答用メロン、100%生ジュース、カットメロン、メロンスティック、メロンソフトなど、地元産高級品の静岡クラウンメロンを使った商品が並んでいます。
「クラウンメロンカレー」なる変わりダネもあります。
そんな中で、地元民のオススメはというと、
ちょいと渋めにメロン漬け。メロン漬けは間引いた小さなメロンを漬けたもの。通常1本の木からは複数個のメロンが収穫できますが、クラウンメロンは養分を集中させるために、1玉だけを選んで残りは摘果します。つまり1本の木から1玉しか収穫できない!
左から醤油漬、粕漬、奈良漬。皮ごと漬けてあります。
初めて食べた感想は「完全にキュウリ」。
あのメロンの味も香りも全くしません。かなり、キュウリ寄り。ただ、キュウリより水分が少なくて果肉の密度があるので、食べごたえはしっかりあります。このポリポリした食感と、後を引くうまさはお茶請けやご飯の供、お酒にもぴったり! 奈良漬なんて完全に酒の肴です。
食べたことがないけど、食べると結構ハマる。地元民が愛するそんな味をお土産にして、職場やご家庭でツウっぷりを演出してみてください。
みなさま、こんなお土産待ってま〜す!
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