
赤提灯のお店が軒を連ねるサラリーマンの街、新橋。
「旬菜 松峰」は、テレビの街頭インタビューでおなじみの新橋駅前“SL広場”に面して建つ「ニュー新橋ビル」にあります。

と、「ニュー新橋ビル」の前には、なにやら人だかりが。

のぞいてみたら、こちらのビルでは毎週土曜に「大盤将棋大会」が開催されており、人々はそれに参加したり、見守ったりしている方々でした。

昭和の香りが漂う「ニュー新橋ビル」
昭和40年代に建てられたというビルの中に入ると、なんだか懐かしい雰囲気。
1階にはサラリーマンご用達の洋品店、飲食店、金券ショップ、地下1階には赤提灯のお店が並んでいます。

「旬菜 松峰」があるのは2階。この階にはマッサージ店が多く、1階や地下1階とは様子がまたちょっと違うので、ドキドキしてしまいます。

以前ここを歩いていたときに、こちらの「松峰オリジナルサバ缶」のメニュー写真に目を奪われました。

ほかのメニュー写真を見ると、築地から仕入れている魚介の刺身、熊本直送の馬刺など、赤提灯のお店らしい新鮮な酒の肴がそろっています。

それなのに、お店の名前を背負ったメニューが「サバ缶」って、どういうこと!? と気になっていたんです。

そこで、今回お店にお邪魔すると、あれ? 店内なんとなく喫茶店?

▲居心地がよくて長居する人が多いという店内
「テーブルや椅子が以前のお店のままなんです。喫茶店で馬刺を食べているみたいでおもしろいってお客さんに言われます」と店主の松峰きよさん。
サバ缶×刺身×喫茶店と混沌としてきましたが、サバ缶についてうかがうと、こちらでは和食の調理長が作る魚介料理や焼き鳥が味わえるほかに、代官山や恵比寿の本格中華料理店で十数年の修行経験をもつ陳 起勤(チン チーチン)さんが腕を振るう中華料理も楽しめるとのこと。

▲毎日の仕入れによって変わる本日のおすすめ料理も用意
その陳さんがあるとき、お手製のチリソースとサバ缶を合わせて作った、まかないがとてもおいしかったので、お客さんにも食べてもらいたいということで、「松峰オリジナルサバ缶」が誕生したそうなのです。
オリジナルサバ缶は本格中華の味

中華料理はアツアツがおいしいので、サバ缶を直接火にかけ、ぐつぐつにすることから、オリジナルサバ缶作りは始まります。

中華鍋に油を入れて熱し、ねぎのみじん切りを加えたチリソースを炒めます。チリソースはもちろん、陳さんが一からていねいに手作りしているものです。
チリソースにとろみをつけたらアツアツのサバを加えて手早く炒め、最後にねぎ油をまわし入れます。

先ほど熱してアツアツになっている缶に、サバチリをたっぷりと盛りつけて、できあがりです。

▲「松峰オリジナルサバ缶」(518円)
さあ、アツアツです。サバが肉厚で食べごたえがあり、噛みしめるごとにうま味が出てきます。甘辛のチリソースはコク深く、味わっているうちに辛味がじんわりとこみあげてきます。
なるほど、「松峰オリジナルサバ缶」は、中華料理人の陳さんが作った本格的な中華料理だったんですね!
オリジナルの春巻きや酢鶏も絶品

▲「手作りサクサク海老春巻き」(1本 356円)
北海道産貝柱たっぷりのXO醤で仕上げたチャーハンやピリッと辛い四川風焼き餃子など、陳さんのオリジナル中華料理は、ひと味違うと評判です。
とくに、海老とたけのこのプリプリシャキシャキの食感やニラの香りと味のバランスが抜群の「手作りサクサク海老春巻き」がおすすめ。

このサクサクの春巻きの皮は、フランスから取り寄せたパイ生地を使っているそうで、はじの何層にも重なった部分のパリパリ感もたまりません!
▲「黒酢鶏」(734円)
酢豚の豚肉を鶏肉に代え、数種類の酢をブレンドして作ったあんをからめた「黒酢鶏」もおすすめです。とにかく鶏肉がジューシーでやわらかく、甘酸っぱいあんがまろやか。お野菜もシャキシャキです。

▲日本酒の冷酒は枡になみなみと注がれて1杯 864円〜。焼酎540円〜、紹興酒420円〜
お酒はビール、ホッピー、焼酎、日本酒、ハイボールなど。中華料理に合わせて、日本ではめずらしい紹興酒の12年ものや20年ものも用意しているそうです。
「いちばんの売りは何かと聞かれたら困ってしまう」と松峰さんがおっしゃるとおり、和食から中華までいろいろな料理がそろい、何度訪れても飽きることがない赤提灯のお店。
今回はサバ缶のおかげで、おいしい中華料理と出会えました。魚介の刺身や馬刺も「食べてみて!」とのことなので、次回はそちらも楽しみたいです。
お店情報
旬菜 松峰
住所:東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル2階
電話番号:03-3503-5531
営業時間:11:00〜24:00(LO 23:00)※ランチメニューなし。お昼から飲めます。
定休日:日曜日
※金額はすべて消費税込です。
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