冬は煮込み料理がおいしい季節。
時間をかけてコトコト煮込んでいると心も体も温かいし、部屋中美味しそうな香りで幸せな気分になります。
今回はお酒のつまみとして最高の豚の角煮を、普通の砂糖醤油だけでなく、あっさりしていてどんどん食べられる梅角煮や、まるでフレンチのようでワインにも合うデミグラス角煮など、各バリエーションで作ってみます。
まず、ベーシックな砂糖醤油味の豚の角煮から
まずはごく普通の角煮を作ってみます。
材料
- 豚バラかたまり肉 600g
- 長ネギの青いところ 1〜2本分
- 水 400ml
- 酒 大さじ2
- 砂糖 大さじ2
- 醤油 大さじ4
- おろし生姜 小さじ3
- ゆで卵 3個(好きなだけ)
- 片栗粉 適量
豚バラ肉を5cm角ぐらいに切ったら、片栗粉を各面にまぶし、フライパンで焼きます。
中まで火を通す必要はなくて、各面に焼き色がついたらOKです。
鍋に水(分量外)を入れ、そこに豚バラ、ネギを入れて弱火で1時間ぐらい煮ます。
1時間は長いようだけど、この手間で余分な油が抜けて、肉も柔らかくなりますよ。
1時間後、別の鍋に水400mlと酒、砂糖を入れて軽く煮立たせます。
そこに豚バラ肉を入れ、弱火にしたら醤油、生姜を入れて落としぶたをしてさらに1時間煮ます。この時間で、味が染みていきます。
1時間後、こんな感じです。いいテリですね〜。
できたてのアツアツももちろん美味しいのですが、煮込み料理はいったん冷ますことでさらに味が染みます。だから翌日のカレーや肉じゃがはおいしいくなってるんですよね。
もし時間に余裕があったら、1回冷まして温め直すとさらに美味しくなります。
完成!
うーん、これはお酒がすすみます。
家で作ってもちゃんとお店の味!
時間をかけた甲斐があったというものです。
翌日は角煮丼
さらにさらに、味がしみて美味しくなっている2日目の角煮。
ゆきちゃめゴンは角煮丼を作成。
…というのも、けっこう汁があまるんです。もったいないからモチロンぜいたくにつゆだくにします。
こうして角煮は翌日第二形態へ!
肉のうま味が染み出して生姜が効いたこの汁、ほんとにおいしいです!
甘みもあるから、ちょっと鰻のタレっぽくもあるかな(個人的感想です)。
私は角煮なしで汁だけでご飯2杯おかわり、いけました。
さっぱり! とまらなくなる梅煮バージョン
次にご紹介するのは、さっぱり梅煮バージョン。
梅と一緒に煮ることで少し酸味がプラスされてとても食べやすくなります。
材料
- 豚バラかたまり肉 600g
- 長ネギの青いところ 1〜2本分
- 水 400ml
- 酒 大さじ2
- 砂糖 大さじ2
- 醤油 大さじ2
- お酢 大さじ2
- 梅干し 5個ぐらい
- 片栗粉 適量
※太字にしたところは砂糖醤油とは違う部分です。
基本的には最初の砂糖醤油バージョンと一緒なのですが、こちらは梅干しとお酢をプラス。梅干しの塩気があるので醤油は減らし、生姜はナシです。
下ゆでの工程も、砂糖醤油バージョンと一緒。
違うのは下ゆで後の煮込む工程で、梅干しとお酢をプラスすることだけです。
角煮を食べるとき、梅干しを少し付けながら食べるとなんともいい塩梅ですわ。
梅がいい仕事しています!
これはオトナの豚角煮という感じ。普通の角煮はちょっとヘビーかなという方にもおすすめします。
最後はこってり洋風、デミグラスバージョン
3つ目はちょっとデミグラスソースを使った洋風バージョンです。
材料
- 豚バラかたまり肉 600g
- 長ネギの青いところ 1〜2本分
- 水 150ml
- 赤ワイン 大さじ3
- デミグラスソース 1缶
- コンソメキューブ 1個
- 片栗粉 適量
これも、1時間下ゆでするところまでは同じです。
そのあと、下ゆでした豚バラ肉、デミグラスソース、赤ワイン、水150ml、コンソメキューブを鍋にかけ焦がさないように極弱火で30分ほど煮込みます。
そのあと、できれば1時間ぐらい置いていったん冷ましてから食べるとより味が染みます。
最後に味見をして塩コショウで味を整えたら完成!
私は塩を小さじ1/3ぐらい、コショウは多めに入れました。
まるでビーフシチューのようですが、豚肉でもぜんぜんいけます。
ホロっと崩れる食感や脂身のトロッとした感じも良いです。
デミグラスソースは、パンににもご飯にも合うのも、また良い感じ。
そんな感じで作ってみた角煮3種、時間さえかければ安いバラ肉でもおいしくできますので、ぜひ試してみてください!