ハムを贈ったり、もらったりしたことはありましたが、
これほどのものがあったとは!
食べた瞬間にポロッ。
ホッペが見事に落ちました。
今まで食べてきたハムとぜんぜん違う!
なんなんだ、このしっとり感は!
北広島市にある エーデルワイスファーム をご紹介します。
ハムの概念が変わるお店
おいしいものを求めて食べ歩き、メシ通レポーターの裸電球です。
今回は札幌から車でおよそ30分とアクセスも良い、
北広島市にやってきました。
見渡す限り真っ白な北海道。
ああ、冬だ。
北広島市は「少年よ大志を抱け」で有名な、
クラーク像がカントリーサインのマチです。
なんでもここに、
ホッペが落ちてバウンドするようなハムがあるそうなのです。
看板にも素敵な一言。
「知る人ぞ知る隠れた逸品」の文字が。
こっそり楽しんでいた人、多いんでしょ?
ああ、ズルい、ズルい!
どんな逸品に出合えるのか、楽しみです。
こちらが今回お邪魔する エーデルワイスファーム です。
素敵な外観ですね。
地方発送のお願いをする人、自宅用に買う人と、店内は大賑わい。
贈り物にハム、うれしいですよね。
ショーケースにはご覧のラインアップ!
今日のお目当て、ハム以外にも、
ソーセージやベーコンなど、見るからにおいしそうな商品が並んでいます。
ハム誕生のエピソードがすごい!
こちらのハム・ベーコンは、
もともと 家族で食べるためだけ に作られていたんですって。
その味にホテルのシェフが、
「こんなハムは食べたことがない」とほれ込み、商品化をお願いしたそうです。
もう、エピソードだけでおいしい!
買って帰るのはもちろんなんですけど。
すぐに食べたいな。
当時のシェフがそうだったのかはわかりませんが、
「ダメ元」で頼んでみました。
「私、今すぐ、ここで、食べたいです」
すると、とっておきの情報が!
完全に穴場!
直売所には隣接するカフェがあるんです。
ここではなんと、エーデルワイスファームのアレコレを、
日替わりのランチプレートで味わえるというのです。
▲日替わりランチプレート 1,200円
平日のみ限定20セットですごくお得!
この日は「ハム・ハム丼」というメニューでした。
じっくり焼き上げたロースハムがごはんの上にたっぷりとのっています。
料理はどれも、調味料をほとんど使わず、
ハムやベーコンのうま味を活かして作られています。
シェフをうならせ、北海道のみならず、
全国のファンがこっそり食べていたハムのお味はいかに!
それではいただきます。
ハフっ……。
うそでしょ?
なんでハムなのにこんなにしっとり柔らかいの?
吸いつくようなキメの細かさを感じます。
ハムの適度な歯応えを残しつつ、
ほどけるように柔らかな食感です。
こんなハム、食べたことがない!
本場ドイツでも「昔ながら」の製法だった
ハムづくりについて、
代表取締役の野崎さんにお話をうかがうことができました。
聞いておいてアレですが、
エーデルワイスファームの製法は書ききれません!
工程ひとつひとつに職人の技が。
是非、詳しいお話はホームページをご覧ください。(まさかの丸投げ)
その中でも私がグッときたのは、
「長期氷温熟成」という作り方ですね。
あまりにも手間がかかるため、1920年代に本場のドイツでも失われた
とても珍しい製法なんですって。
-2℃で4週間にわたって、ハムやベーコンを塩漬けするそうです。
凍るか凍らないかの温度で熟成し、
燻煙士と呼ばれる職人が、「薪・炭火仕上げ」で燻します。
これによって限界までうま味を引き出す熟成が実現!
通常の製法に比べて2~3倍の材料費がかかり、
さらに機械に頼らないことから、熟練の職人技が必要になるそうです。
本当に一口食べた瞬間に「違う」って思いました!
ミネストローネには職人が手掛けたベーコンがたっぷり。
調理をしても、違いがわかります。
スモーク感と広がるうま味がたまりません。
ベーコンの炒め物に、生ハムにと、
あらゆる調理方法でエーデルワイスファームを堪能しました。
さて、先ほどの直売所へ戻り、
晩酌用に買っていこうと思います。
妻のホッペも落ちちゃった
▲ベーコン 2,041円
この色は焼かなくてもわかる、おいしいやつ!
写真をパシャパシャ撮っていると、
嗅覚の良い妻が、我さきにとスライス。
すぐに脂があふれ出し、あっという間にカリっと食感のベーコンに。
ハフハフと一口。
うんまぁ。
うんまぁ。
うんまぁと、夫婦で「うんまぁ」だけの会話。
ベーコン3切れで、ビール500mlが蒸発するようになくなりました。
▲ボロニアソーセージ 637円
最後にソーセージをボイル。
「限界まで粗挽き」がポイントなんですって。
かみ締めるたびに、肉のうま味とスパイスの風味が広がります。
こんなごちそうを前に、じっとしていられず、
ちょっといいワインをスポーンと開けてしまいました。
贈り物、自分へのご褒美にいかがですか?
北広島市のエーデルワイスファームで買うのはもちろん、
通販もやっているので、北海道以外からでも購入可能!
贈り物にも喜ばれると思います。
私はもう、「買った分は自分で食べたい身体」になってしまいました。
こんなハムがあったとは……。
知る人ぞ知るお店をご紹介しました。
皆さんもこっそりいかがですか?
お店情報
エーデルワイスファーム
住所:北海道北広島市輪厚531-7
電話番号:011-377-6656
営業時間:夏季(4月~10月) 10:00~17:00
冬季(11月~3月) 10:00~16:00
定休日:ホームページの休日カレンダーを確認