
みなさん、「フロマージュ」って、なにかご存じですか?
フランス語でチーズを意味する言葉なのですが、主にはチーズケーキの名前として目にしたことがあるかもしれません。
そんな「フロマージュ」をケーキではなくラーメンにたっぷりと使用しているお店があるのです。大阪堺市にあるラーメン店「麺や 鳥の鶏次」です。
和食の板前からラーメン店をオープン
こちらが今回ご紹介するお店です。地下鉄御堂筋線・なかもず駅、南海高野線&泉北高速鉄道・中百舌鳥駅から徒歩数分とアクセス抜群の好立地にあります。

▲おしゃれな雰囲気で一般のラーメン店とは異なる外観
一方、内観はというと……。


やっぱり、おしゃれ!
「ちょっと、汚れていた方が趣があって……」というような昔ながらのラーメン店の雰囲気は一切なく、白を貴重とした清潔感が漂い店内も明るくつくられています。
そんなモダンなラーメン店を作り上げたのが代表の日比野さんです。

「私が自発的に発信したわけではないのですが、まわりから“フランス料理屋さんみたいなラーメン屋さんみたい”と言われて……。私は、もともと割烹料理店で板前をやっていたので、どこにもフランス料理の要素はないんですが……」
と、日比野さん。
では、いったいどうしてこんなに洗練されたお店にしたのでしょう?
「それは、女性でもひとりで食べに来られるようにという気持ちですね。とにかく、清潔を心がけているので。厨房だってキレイでしょ?(※実際、厨房を見せてもらうと驚くほどピカピカ! スタッフの方が暇を見つけては清掃に励んでいたほど)汚れた場所からは、おいしい料理を提供できないと思っているので」
なるほど! そうした日比野さんの思いを形にして、このようなおしゃれな空間になっていったと。確かに、こういうお店であれば女性のお客さんも足を運びやすいでしょう。
それでは、お待ちかねのフロマージュのラーメンを作っていただきました。
鶏100%パイタンスープとチーズがマッチ! 「鶏そばフロマージュ」(850円)

どれもおいしそうなラーメンメニューが並ぶなか、やっぱり気になる「鶏そばフロマージュ」を注文。
しかも、厨房ものぞかせていただくことに。魅惑のメニューはどのように作られているのでしょうか? さっそくご紹介しましょう。
おいしさの秘密1:国産鶏100%で8時間以上炊き込んで作るパイタンスープ
「私自身、あまり魚介系のスープが得意ではなかったという理由から国産鶏だけを使用したパイタンスープを使っています。8時間以上、強火で炊き込んでいくのでスープには鶏のうま味が存分に出ますし、とろりとまろやかな味わいが特徴なんです」
そんなふうに手間暇をかけてつくったスープをよりまろやかにするために、こちらのお店ではもう一手間かけているというのです。それがこちら。

なんとミキサーでスープを撹拌(かくはん)!
これをすることで、スープの口当たりが変わってくるとか。
おいしさの秘密2:低温で4時間調理した自家製レアチャーシュー
「チャーシューは仕入れではなく、ちゃんとお店でつくっています。低温でじっくりと火を通していく調理を行っているので、身が固くならずにしなやかな食感になるんですよ」

こちらのチャーシューは見ているだけでもしなやかな身の柔らかさが伝わってきます。
おいしさの秘密3:パルメザン粉チーズをたっぷりと使用!
「スープがすごく濃厚なのでチーズもそれに合わせていくと味がくどくなります。そこで、パルメザン粉チーズを使用しています。主張し過ぎずに、しっかりとチーズの味わいでおいしさを引き立ててくれる。濃厚なパイタンスープとの相性は抜群だと思います」

さすが、フロマージュをメニュー名にしているだけあって、粉チーズを大胆に使用。これだけ入れてもしつこくなく、まろやかさが際立つという厳選したチーズを使用とのこと。
そんなおいしさを詰め込んで完成したのが、うわさの「鶏そばフロマージュ」。

チーズと最後にふりかけるブラックペッパーの香りが食欲をそそります。
ということで、さっそくいただきました。

まろやかだけどコクがあって、うまい!
あれだけたっぷりチーズをかけると、その味わいだけになってしまうのかと思いきや、そこは調理にこだわるだけあって絶妙にパイタンスープとマッチしているのです。チーズという響きから女性向けとも思ったのですが、男性でもこのおいしさにやられてしまうでしょう。
このレアチャーシューも……。

日比野さんがおっしゃる通り、「しなやか」という言葉がピッタリな食感!
ほどよい塩味はチャーシューの醍醐味(だいごみ)ですが、丁寧な調理でつくられているからでしょうか? 繊細な味わいです。
ランチのときや、ちょっとお酒を飲んだあとでも食べたくなる! そんな絶品なラーメンでした。
このメニューだけでも十分、満足なのですが、とある常連客の情報によると、ラーメン以外に絶品メニューがあると言うのです……。
特製醤油と絶品玉子が生み出す、垂ぜん必須の玉子かけご飯

こちらが、「薩摩赤玉の玉子かけご飯」(250円)。一見すると、シンプルなのですが……。
「使用する玉子は、鹿児島の薩摩赤玉。コクと色合いが実にきれいなのが特徴です。それと、醤油はお店で調理してつくっている自家製醤油。ラーメンにも使用しているものなので、一般の玉子かけご飯とはまったく違うおいしさを味わえますよ」
ということでさっそく、ご飯にといた玉子をかけてみました。

なんという鮮やかな色でしょう!
また、温かいご飯に自家製醤油をかけると香ばしさが爆発! もう食欲を刺激されまくりです。
では、さっそく……。

なんとも言えない玉子の上品な甘みと深いコクで抜群のうまさ! これほど、濃厚な玉子があったのかと驚くほどでした。
シンプルだからこそ奥が深い。
玉子かけご飯というシンプルなメニューですが、玉子と醤油にこだわったことで、サイドメニューではなく立派な絶品メニューに仕上がっていました。
お酒が好きな人にとっては、シメに食べたくなるラーメン。もちろん、お酒を飲んだ後にラーメン&玉子かけご飯を食べるのもアリだと思います。しかし、こちらのメニューはどれも手間暇を惜しまず、一皿ずつ丁寧につくられています。だから、まずはディナーやランチでこの一皿を食べるために足を運んでみる。それが、こちらのお店を楽しむ理想的な方法かもしれません。
日比野さん、今日はありがとうございました!
お店情報
麺や 鳥の鶏次
住所:大阪府堺市北区中百舌鳥町2-300
電話番号:072-240-1711
営業時間:営業時間:11:00〜翌0:30(LO 24:00)※スープがなくなり次第終了
定休日:無休
※金額はすべて税込みです。
※この記事は2017年11月の情報です。



