ホマレ姉さんの義母が作ってくれた思い出の料理「ピカタ」

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こんにちは、野菜農家のホマレ姉さんです。

今日は、子供からお年寄りまで大好きで、しかも簡単で美味しいピカタのレシピをご紹介しようと思います。

私が初めてピカタを食べたのは、ん十年前、結婚したての頃に義母が作ってくれた手料理でした。

「コショウは多い方が美味しいのよねぇー」とか、「あら、卵が足りないかしら……」とか言いながら、楽しそうに作っていたのを憶えています。

都会育ちの夫にとってピカタは子供の頃からの定番料理だったらしく、その光景たるや、徳島の田舎で育った私にはまったくもってありえへん!

今となっては、認知度も高く、一般的な料理だと思いますけどね。もちろん姉さん家だってよく作ります。

ピカタに使うのは鶏や牛などの肉類だけでなく、鮭などの魚介類などなんでもOKなんですが、私がよく使うのはチキンポーク

中でも大好きなのはポーク。なので今回のレシピは独断と偏見でポークピカタとさせていただきます。

まず、お肉ですが、姉さんは生姜焼き用の豚肉を使います。火の通りが早いので時間の無いときにでもすぐできるからです。

それと、は泡立て器でフンワリさせます。手間ですが、これだけで出来上がりの食感が全然違ってくるんです。

コショウはタップリと振ってくださいね。味が引き締まって一層美味しくなりますから。

粉チーズは風味の良いものを使ってください。時間とお金に余裕があるときは、パルミジャーノチーズをすりおろして使うと最高のピカタができますよ。

 

材料(2人分)

  • 豚ロース生姜焼き用   200g(6枚くらい)
  • 卵   2個
  • 粉チーズ   大さじ4
  • 小麦粉   大さじ2
  • 塩、黒コショウ   各適量
  • オリーブオイル   大さじ3
  • 付け合せ(好みのもの)   ほうれん草のソテー、ミニトマト、パセリなど

 

作り方

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肉が縮むのを防ぐため
  1. 豚肉は赤身と脂肪の境目にあるスジに、包丁の先を等間隔に刺すようにしてスジ切りをする。

 

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コショウはタップリが美味しい
  1. 1.の両面に塩、コショウを振る。

 

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泡立て器を使うとよい
  1. 卵をボウルに割り入れ、ふんわりとよくかき混ぜる

 

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風味の良いチーズを使ってください
  1. 3.に粉チーズを加え、よく混ぜ合わせる。

 

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茶こしや粉ふるいを使うとよい
  1. 2.の両面に小麦粉を薄くまぶす。

 

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ここは優しく丁寧に……
  1. 4.5.の肉を1枚ずつ潜らせる。

 

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火は中火で
  1. フライパンにオリーブオイル半量を熱し、6.を入れて焼く。

 

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1人分ずつ、2度に分けて焼く
  1. 上下を返し、両面をこんがりと焼く。もう1人分も同様に繰り返す。

 

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付け合せはお好みの野菜などで
  1. 器に8.を盛り、付け合わせを添える。

 

 

ピカタはイタリアの料理 piccata(ピッカータ) が元々の由来なのですが、この piccata は日本人がイメージするものとはかなり異なります。

試しに piccata ricetta でググってみると、レシピがいっぱいヒットしますが、そのほとんどはソテーしたお肉をレモン味でいただく料理かと思います。

卵やチーズをからめてお肉をソテーするお馴染みのピカタは、日本で進化した洋食の一つと考えた方がよいみたいですね。

この日本風のピカタは本場の piccata にも負けないくらい美味しい料理だと思うので、これからもズーッと残って欲しいものですね。

 

書いた人:ホマレ姉さん

ホマレ姉さん

岡山県で20年余り続けてきた有機農業を一旦終了。拠点を同県内の他地に移し、再開すべく奮闘中(2019年現在)。オシャレなレシピからビギナー向けの簡単なレシピまで、ワクワクするようなレシピを目指している。

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