買い置きのパスタソースで鶏むね肉生活がはかどる。タンパク質が美味しく摂れる魚焼きグリルレシピ【北嶋佳奈】

こんにちは! 管理栄養士の北嶋佳奈です。

ダイエットやボディメイクの味方、鶏むね肉。加熱するとパサつきやすいのが難点ですよね。そこで今回は、買い置きしてあるパスタソースを使って手軽にしっとり焼くレシピをご紹介します。

鶏むね肉がパサつきやすいのは、脂質が少なく、加熱したときに筋繊維がギュッと縮むためです。そこで、筋繊維を断ち切り、隙間に油(パスタソース)を入れてあげるイメージで作ると加熱してもしっとりジューシー。魚焼きグリルやオーブントースターにお任せで美味しく焼けますよ。

パスタソースはお好きなものでOKです。ここでは、ピリ辛風味で食がすすむ明太子ソースで作ってみます。

 

北嶋佳奈の「鶏むね肉のパスタソース焼き」

【材料】(1人分)

  • 鶏むね肉 100~150g(およそ1/2~1/3枚分)
  • 冷凍ブロッコリー 適量
  • 明太子パスタソース(市販品) 1人分
  • ピザ用チーズ 適量

 

作り方

1. 鶏むね肉は皮を取り、筋繊維を断ち切るように全体的にフォークを刺して穴をあける。

写真は鶏むね肉1枚(約300g)です。今回はこれをカットして1/3量で1人分作りました。

 

2. 穴をあけた鶏むね肉は、筋繊維に対して垂直にそぎ切りにして、直火OKの耐熱皿に入れる。

刺身にするように、8mm程度に薄く切ると加熱ムラを防げます。

 

3. 2に明太子パスタソースを加えてよく混ぜ、できるだけ重ならないように鶏むね肉を広げたら、冷凍ブロッコリーをのせ、

 

ピザ用チーズを全体にちらす。

 

4. 魚焼きグリル(両面焼きタイプ)に入れ、中火で10分~15分ほど焼く。

片面焼きの場合はさらに時間がかかるので、焦げてきそうなら表面にアルミホイルをかぶせて、様子を見ながら5~10分ほど追加で加熱をしてください。

オーブントースターで焼く場合は、200度で20分ほどが目安です。焦げてきそうなら、やはり表面にアルミホイルをかぶせます。焼き時間は機種によって異なりますので、20分を目安に様子を見ながら調整してください。

 

5. チーズがこんがり色付けば焼き上がり。

仕上げに、ここではパスタソースに付属の刻みのりがあったのでトッピングしました。

 

いろいろなパスタソースでアレンジ可能です

筋繊維を断ち切り、パスタソースと合わせて焼いた鶏むね肉は、加熱してもかたくなりにくいです。ピリ辛の明太子ソースとクリーミーなチーズが、淡白な鶏むね肉によく絡んで美味しく食べられますよ。

明太子をほぐしたり、あれこれ調味料を用意したりしなくても、買い置きのパスタソースで鶏むね肉がメインのおかずに大変身。しっかり味で、お酒のおつまみにもオススメです。

今回は冷凍ブロッコリーを使いましたが、きのこや冷凍ほうれん草を加えてもいいですね。

 

淡白なので味付けを選ばないのも鶏むね肉のいいところ。明太子ソース以外にも、ジェノベーゼソースやミートソースも合います。ミートソースなら、写真のようにラザニア風に仕上がりますよ。トマトとひき肉、チーズのうま味たっぷりでフォークがすすみます。

パスタソースを使うので脂質量はやや増えますが、タンパク質が摂れて、ボリュームもある鶏むね肉レシピ。ぜひ、お試しください!

 

作った人:北嶋佳奈

北嶋佳奈

管理栄養士、フードコーディネーター。大学卒業後、飲食店勤務やフードコーディネーターアシスタントを経験し、独立。「こころもからだもよろこぶごはん」をテーマに美容・ダイエット・健康に関する料理本の出版、雑誌でのレシピ開発やコラム執筆、ラジオ・テレビ・イベントへの出演などで活動中。白砂糖は使わず、麹甘酒や食材本来の甘みで体にやさしいおやつを作る「こはなのおやつ」のプロデュースも手がける。『からだ想いのまんぷく小鍋』、『デパ地下みたいな ごちそうおにぎり』(ともに宝島社)など著書多数。最新刊『遅夜ごはん』(宝島社)は、とにかく簡単に作れて、栄養バランスもよくて、さらに糖質控えめの夜食レシピを掲載。

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