
こんにちは! 管理栄養士の北嶋佳奈です。
安くておいしく、ビタミンcも豊富なキャベツ。今回はそんなキャベツの甘さをとことん引き出して、うま味のある豚肉と一緒にモリモリ食べられる1人鍋レシピをご紹介します。
ポイントは、水やスープで煮るのではなく「蒸し鍋」にすること。水分をほとんど加えず、キャベツに含まれている水分で蒸すことで、キャベツ本来の甘みやうま味が薄まらず、存分に味わうことができます。
そして、トレーニーの私は野菜と一緒にタンパク質も摂りたい! というわけで、今回オススメなのが豚ロース肉。
豚肉の1人鍋といえば豚バラ肉を使うことも多いですが、100gあたりの目安で豚バラ肉は14.4gのタンパク質を含むのに対し、豚ロース肉のタンパク質は19.3g(※)。しゃぶしゃぶ用の薄切り肉を使えば、火の通りが早いので生焼けの心配がなく、火を通しすぎてかたくなることも防げますよ。
※出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)
北嶋佳奈の「豚キャベガーリック蒸し鍋」
【材料】(1人分)
- キャベツ 1/8個
- にんにく 1かけ
- 豚ロース肉(しゃぶしゃぶ用) 100g
- ごま油 小さじ2
- 鷹の爪 1本
- 酒 大さじ1
- 鶏がらスープの素(顆粒) 小さじ1
- 塩 少々
- ブラックペッパー 少々
作り方

1. キャベツはざく切り、にんにくは3mmの厚さに切る。鷹の爪は小さくちぎって種を取る。
にんにくは具材として入れるので、ホクホク感を楽しめるように少し厚めに切ります。

2. 鷹の爪、にんにく、ごま油を鍋に入れて弱火にかける。
鍋は、無水鍋のようなフタが重く水分の蒸発の少ないものがオススメ。シンプルな片手鍋やフライパンなどで作る場合は、キャベツを入れるときに水(分量外)を大さじ2ほど追加してください。

3. にんにくの香りが立ってきたら、キャベツを加えて全体を混ぜ、酒、鶏がらスープの素、塩をふりかける。豚ロース肉ものせる。
4. フタをして、弱火で10分ほど蒸し焼きにする。豚ロース肉の色が変わり火が通ったら、仕上げにブラックペッパーをふる。
肉に火が通っていなければ、様子を見ながら加熱時間を追加してください。
シンプルな材料でサクッと1人鍋!

蒸し鍋にすることで、キャベツと豚肉の甘みとうま味がギュッと凝縮! シャキシャキ感の残ったキャベツとホクホクのにんにく、そこににんにくの風味、ごま油のコクもプラスされて、箸が止まらない美味しさです。鷹の爪のピリ辛も食欲をそそりますよ。ご飯はもちろんお酒にもよく合います。
キャベツと一緒にお好みでもやしやえのき茸、しめじなどを加えるのもオススメです。
スープを煮立たせる必要もなく、シンプルな材料でサクッと作れるので、在宅ワークの1人ランチにもピッタリです。ぜひお試しください!
作った人:北嶋佳奈

管理栄養士、フードコーディネーター。大学卒業後、飲食店勤務やフードコーディネーターアシスタントを経験し、独立。「こころもからだもよろこぶごはん」をテーマに美容・ダイエット・健康に関する料理本の出版、雑誌でのレシピ開発やコラム執筆、ラジオ・テレビ・イベントへの出演などで活動中。『小さなおかず365』(永岡書店)、『旬の野菜をもっとおいしく!デパ地下みたいな ごちそうサラダ』(宝島社)など著書多数。最新刊『一品で大満足!デパ地下みたいなごちそうサンドイッチ』(宝島社)は累計30万部越えのデパ地下シリーズ最新刊で、定番サンドから見た目も味も楽しいサンド、スープにサイドメニューレシピと全139レシピ掲載のボリュームある1冊。
- ホームページ:北嶋佳奈公式ホームページ
- Instagram:@kanakitajima
- YouTube:@KanaKitajima
企画協力:フーディストノート

“暮らしを彩るレシピとアイデア”をコンセプトに、
フーディスト®と共創するメディア&コミュニティ。毎日の食卓に大活躍の料理レシピ、食を楽しむアイデアやトレンド、キッチン収納や調理グッズのコラムなど料理・食と暮らしにまつわる情報が満載。
※2025年4月より「レシピブログ」から「フーディストノート」へリニューアルしました
- ウェブサイト:フーディストノート
- X:@sugurecipe
- Instagram:@foodietable.jp


