フライパン15分で超やわらか「鶏レバーのにんにく甘酢煮」とビールが明日への活力になりそう【筋肉料理人】

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こんにちは~筋肉料理人です!

ビタミンや鉄分、タンパク質も豊富な鶏レバー。安く買えて、うま味の強いつまみになる隠れたコスパ食材で、私も大好きです。以前はフライパンで豆腐やきのこと一緒に「鶏レバー豆腐」にしましたが、

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今日は秋の夜長の家飲みにぴったり「鶏レバーのにんにく甘酢煮」です。鶏もも肉も入れて、たっぷりのにんにくと一緒にピリ辛甘酢煮にしましょう。

私の住む九州ではその昔、来客があると鶏を潰して内臓も身も一緒に煮た「地鶏煮」でもてなすことがありました。ヒントにしたのは、その地鶏煮です。

火を入れるとかたくなりやすい鶏レバーですが、砂糖と酢、アルミホイルの落とし蓋でやわらかく仕上がります。水は入れずに、酒と鶏の水分で煮るので、うま味もマシマシになります。そして、タンパク質+にんにくでスタミナガッツリ! 冷たいビールと合わせて、明日への活力を養えそうです。一度作れば2~3日は楽しめますよ。

 

筋肉料理人の「鶏レバーのにんにく甘酢煮」

【材料】1~2人分

  • 鶏もも肉 1枚(300g)
  • 鶏レバー 250g
  • 砂糖 大さじ2と1/2
  • ごま油 小さじ1
  • にんにく 40~50g(今回は小さ目を1玉)
  • タカノツメ 1本
  • 刻みねぎ 適量

(A)

  • しょう油、酢、みりん 各大さじ2と1/2
  • 日本酒 1/4カップ

 

作り方

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1. 鶏もも肉は2~3㎝角に切ります。

 

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2. 鶏レバーは鮮度の良い、きれいな赤い色のものが臭みも少なくおすすめ。ハツ(心臓です。写真の上側、楕円形で脂肪のついた部分)が付いていたら切り分け、

 

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縦に切り開き、

 

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中に黒っぽい血が溜まっているので、包丁の先でこそぎ落としてから、食べやすい大きさに切ります。

 

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鶏レバーは小さめの一口大に切ります。

 

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3. にんにくは皮をむいておきます。

 

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4. フライパンにごま油を入れて、弱めの中火にかけます。鶏もも肉を皮を下にして入れ、

 

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皮に写真のように軽く焼き目がつくまで焼きます。

鶏もも肉は皮に焼き目を入れて風味を出します。

 

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5. 鶏レバーとハツも入れ、すぐに砂糖をまぶして、

 

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全体を炒めます。

鶏レバーとハツは生の状態で砂糖を絡めることで、加熱してもかたくなりにくくなります。もも肉も皮の面だけ焼き、上面が生の状態で砂糖をまぶします。

 

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6. 鶏レバー、ハツに焼き色がついてきたら(A)を入れ、

 

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アルミホイルで落とし蓋をし、火を弱めて軽く煮立つ程度に調整して、10分煮ます。

 

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アルミホイルはフライパンよりひと回り大きめに切り、軽く丸めてからフライパンの形に合わせて丸く整え(ざっとでOK)、落とし蓋にします。沸騰した煮汁が落とし蓋の下で循環するような状態で煮ることができ、具材に火が通りやすくなり、味も染みやすくなります。

 

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7. 10分煮たら落とし蓋を外し、

 

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混ぜながら水分を飛ばします。煮汁に軽くとろみがついたら出来上がりです。

 

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8. 器に盛り付け、刻みねぎをちらしていただきます。

 

とろ~りとやわらかいにんにくもウマい

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「鶏レバーのにんにく甘酢煮」の完成です! 甘酢煮にした鶏レバーにハツ、もも肉はやわらか。たっぷり使ったにんにくの風味と甘酢の味わいがいいバランスで、こってり感があるけど食べやすく、箸がすすむ味です。もちろんビールもすすみます。

冷蔵庫で保存すれば2~3日は楽しめるので、作り置きつまみとしてもおすすめです。

 

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にんにくは短時間の煮込みでもとろ~りとやわらかくて食べやすくなり、たくさん食べられちゃいます。にんにく好きの方にはたまらないと思います。

 

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この甘酢煮はご飯にも合うので、丼飯にのっけて卵黄を落とし、お好みで煮汁をかけた「鶏レバー丼」にするのも激ウマ。安くて栄養満点の鶏レバーで、ビールもご飯もいける一品。ぜひお試しください。

 

作った人:筋肉料理人 藤吉和男

筋肉料理人 藤吉和男

料理と筋トレをこよなく愛する料理ブロガー。料理研究家としてレシピ本執筆や料理教室、テレビ出演、ボランティア活動を行う。自信のブログやYouTubeでは、簡単で美味しい魚料理や簡単レシピを専門的ながらわかりやすく紹介。

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