フライパンで5分。甘辛たれの「手羽焼きの魯肉飯風」がビールにめちゃ合う

こんにちは! ベトナムとアジア料理研究家のKi Yamamotoです!

メシ通でもたびたび取り上げられている、台湾メシの魯肉飯(ルーローハン)。香辛料の香りをまとった甘辛のたれで煮込んだ豚肉は、ご飯もお酒もすすむみんな大好きな味ではないでしょうか。

あの甘辛なたれは、他の具材と合わせても美味しいはず! なんならもっと美味しい食べ方もあるのでは! ということで今回ご紹介するレシピは「手羽焼きの魯肉飯風」です。

甘辛で香り豊かな魯肉飯っぽさは残しつつ、手羽焼きのクリスピーでジューシーな味わいが合わさってめちゃめちゃ美味しく仕上がりますよ。

材料はとっても少なめ。香りの決め手になる花椒、シナモン、クローブなどが入ったミックススパイスの五香粉、そして、甘い香りがより際立つようにホールの八角も入れました。八角はパウダーよりホールのほうが香りがマイルドで使いやすい気がして常備しています。五香粉も八角も、スーパーマーケットの中華食材コーナーやスパイスコーナーで手に入りますよ。

 

Ki Yamamotoの「手羽焼きの魯肉飯風」

【材料】(1人分)

  • 手羽中(手羽先や手羽元でもOK) 6本
  • 五香粉 適量
  • 八角 1/2個
  • しょうゆ 大さじ1
  • 酒 大さじ1
  • 砂糖 大さじ1
  • 水 大さじ3
  • サラダ油 小さじ1

 

作り方

1. まずは手羽中に五香粉をまとわせます。ボウルに手羽中を入れて五香粉をふり、よくもみこんで香りをつけます。

五香粉の量はお好みで。今回は食べたときにガツンと香るとがった味にしたかったので、ボトル入りのもので6ふりくらい(2つまみ程度)入れました。ひと口食べて最後にフッと香るくらいにするなら2ふり程度で。少なめに入れて、食べながら追いがけして調整するのもいいでしょう。

 

2. フライパンにサラダ油を入れたら中火で熱し、油がサラッと流れるくらいになったら手羽中の皮面を下にして焼きます。

 

3. あまり動かさずに2分ほど焼いて、皮面がキツネ色にこんがり色付いたら、ひっくり返してさらに1~2分焼きます。

 

4. 裏面にも焼き色が付いたら、調味料がはねないよう火を止め、しょうゆ、酒、砂糖、水、八角を入れます。砂糖が溶けるようによく混ぜたら、再び中火で熱して沸騰させます。

 

5. そのまま1分ほど、たれが焦げ付かないようにフライパンをゆすりながら加熱しながら、1/3くらいになるまで煮詰めます。フツフツ沸いたたれの泡が大きくなってきたら火を止め、器に盛り付けます。

 

甘辛手羽焼きをビールと楽しむ!

それではいただきます。ガブッとかぶりつくと、まずは表面にしっかり絡んだ甘辛で濃厚なたれがウマい! そして、ブワッと広がる八角やシナモンの香り。五香粉がしっかり効いています。

ここですかさずビールをひと口。口の中に広がった香辛料の香りをサッと流して、また甘辛ジューシーな手羽焼きにかぶりつくと、6本くらいあっという間に消えてしまいます。

 

もちろん、このたれは米にも合うに決まっています。茶碗にご飯をよそって手羽焼きをのせ、余った煮汁をたらり。刻みねぎをちらせば、魯肉飯風手羽焼き丼の完成です! たれがしみたご飯がこれまた美味しいですよ。

今回は手羽中を使いましたが、手羽元や手羽先でもOKです。手羽元や手羽先を使う場合は、焼き時間を片面につきプラス2分ずつくらい追加してください。

 

香り豊かな手羽先焼きがフライパン1つでできますので、ぜひお試しください。それではまた次の記事でお会いしましょう!

 

作った人:Ki Yamamoto

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ベトナム料理普及家。調理師免許を取得後、都内の高級中国料理店で修行。その後、ベトナム人の妻URIちゃんとの出会いをきっかけに二人で一緒にベトナム料理を学ぶ。家でできるアジアご飯をテーマに、アジア各国の美味しいもののレシピや調味料、食文化に関する情報などを発信中。名前の読み方は「キーヤマモト」。好物は麺類全般。

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