こんにちは! ベトナム料理普及家のKi Yamamotoです。
先日おすすめして好評だった、台湾メシ「三杯鶏(サンペイジー)」風の炒め煮。
そのレシピで、ミントのようなさわやかな香りの台湾バジルを大葉に置き換えたのが個人的にも大ヒット! というわけで今回も、台湾バジルをどっさり入れたつもりで作る一品「たっぷり大葉のオイスターソース卵焼き」をご紹介します。
台湾バジルを入れた台湾の卵焼きをイメージしつつ、卵2個に大葉を10枚投入。オイスターソースでコクとうま味をプラス、さらに豚ひき肉とトマトも加えてボリューム満点に仕上げます。白ご飯にのっけても、パンにはさんでも美味しいですよ。
ちなみに、大葉は炒めるのでしなびてしまったものを使ってもOK。冷蔵庫の奥でしなしなの大葉を発掘した……そんなときにも、このレシピを思い出して作ってみてください。
Ki Yamamotoの「たっぷり大葉のオイスターソース卵焼き」
【材料】(1人分)
- 卵 2個
- 大葉(青じそ) 10枚程度
- 豚ひき肉 50g
- トマト 1/2個
- 塩 小さじ1/3
- オイスターソース 小さじ1
- サラダ油 大さじ1(卵用)+小さじ1(豚ひき肉用)
作り方
1. 大葉は軸を取って縦半分に切ります。トマトはヘタを落として縦に6等分にくし切りにします。卵はボウルなどに割り入れ、塩を入れてよく溶きほぐします。
2. フライパンにサラダ油小さじ1を引き、豚ひき肉を入れて中火で炒めます。
豚ひき肉に火が通り、肉から出る脂が透明になったらOK。肉の臭みも飛んでジューシーな食感になっていますよ。
3. トマトを入れてざっくり炒め、トマトに油がまわったら大葉も加えます。サッと炒めたらオイスターソースも入れます。
4. サラダ油大さじ1を鍋肌から回し入れたら、中火のまま30秒ほど油を温め、
溶いた卵を入れます。ヘラやスプーンで全体をよく混ぜ、卵のフチがフツフツとして少し固まり出したら弱火にします。
5. フライパンにフタをして、
弱火のまま5分ほど蒸し焼きにします。表面が固まったら完成です。
6. フライパンからすべらせるようにして皿に盛りつけます。
大葉の香りで夏メシにぴったり!
見た目はシンプルな卵焼きですが、食べる前からとにかく香りがめちゃくちゃいい! 大葉の香りが食欲をそそります。
アジアの屋台メシっぽくキッチンバサミでカットして食べると、卵のやさしい甘さにオイスターソースのコクうま、そして加熱してより強く感じるトマトのうま味が合わさって美味しいです。しっとりやわらかい卵焼きの中に感じる、炒めた豚ひき肉のつぶつぶとした食感もいいですね。
そして、なにより大葉の香りが最高! 卵、トマト、豚ひき肉とすべての食材と相性がよく、しかもそれぞれの風味を引き立ててくれます。あと味のさわやかさもたまりません。
具材とオイスターソースのうま味が詰まっているので、白いご飯のおかずに間違いなし。それから、カリッと香ばしく焼いたパンに卵焼きをはさみ、さらに“追い大葉”もしたオムレツサンドもおすすめです。パンはドッグパン、食パンなど家にあるもので作ってみてください。
夏メシにぴったりの香り高い卵焼きです。暑くなって大葉もますます買いやすくなってきましたので、ぜひおためしください。それではまた次の記事で会いましょう!
台湾の卵焼きといえば、切り干し大根入りも定番。日本の切り干し大根を使った僕のレシピもご紹介しています。どこか懐かしくて、しみじみ美味しいですよ。
作った人:キー山本
ベトナム料理人。ベトナム屋台料理のキッチンカー「URIと台所。」の店主も務める。調理師免許を取得後、都内の高級中国料理店で修行。その後、ベトナム人の妻URIちゃんとの出会いをきっかけに二人で一緒にベトナム料理を学ぶ。家でできるアジアご飯をテーマに、アジア各国の美味しいもののレシピや調味料、食文化に関する情報などを発信中。好物は麺類全般。
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