鶏むね肉と大葉でご飯おかわり確定。濃厚台湾メシ「三杯鶏(サンペイジー)」風炒め煮の作り方

こんにちは! ベトナム料理普及家のKi Yamamotoです。

家でできるベトナムご飯、アジアご飯のレシピや調味料、食文化に関する情報を発信している僕が今日紹介するのは、台湾料理の「三杯鶏(サンペイジー、サンベイジー)」をアレンジした「三杯鶏風 鶏むね肉と大葉の炒め煮」です。

台湾では家庭料理としてもおなじみの三杯鶏は、同量の酒、しょうゆ、ごま油の3つの調味料で作るこってりしたたれと、ミントのようなさわやかな香りの台湾バジルを合わせた鶏肉の炒め煮。昔、中国料理店で一緒に働いていた台湾人のスタッフさんがまかないで作ってくれた三杯鶏がウマすぎて、ご飯を山盛りでおかわりしたのをよく覚えています。

今回はその三杯鶏を、鶏むね肉と台湾バジルのかわりの大葉で作りやすくアレンジ。台湾のしょうゆは日本のものよりもコクがありちょっと甘めなので、僕のレシピでは砂糖も少量加えています。

フライパン1つでできるシンプルな料理ですが、濃厚な味わいとさわやかな香りのバランスがいい! ご飯のおかわり確定の美味しさですよ。

 

Ki Yamamotoの「三杯鶏(サンペイジー)風 鶏むね肉と大葉の炒め煮」

【材料】(1人分)

  • 鶏むね肉 200g
  • 大葉(青じそ) 10枚程度
  • しょうが(皮つき) 15g
  • 酒 大さじ1
  • しょうゆ 大さじ1
  • ごま油 大さじ1
  • 砂糖 小さじ1

 

作り方

1. 大葉は軸を取って半分に、しょうがはよく洗って、皮つきのまま2mmほどの厚さに切ります。鶏むね肉は3cm角くらいの食べやすい大きさに切ります。

 

2. フライパンにごま油としょうがを入れたら、弱火で3分ほど熱して、ごま油にしょうがの香りを移します。

 

3. 鶏むね肉を加えて、ほんの少し火を強めたら(弱火と中火の間くらい)、こんがりと焼き色がつくまで2分焼き、裏返して同様に2分焼きます。

鶏むね肉はあまり触らず、じっくり焼いて香ばしさを出します。

 

4. 鶏むね肉を両面焼いたら酒、しょうゆ、砂糖を入れてサッと混ぜます。弱火にして、途中で何度かひっくり返しながら汁気が1/3くらいになるまで煮込みます。

 

5. 最後に大葉を入れ、全体に絡めるように混ぜたら完成です。

 

こってり濃厚、あと味さっぱり

鶏むね肉で作る三杯鶏風炒め煮、完成です。盛りつけの最中から大葉のさわやかな香りとしょうゆの香ばしさが立ち上り、期待は高まりっぱなしです!

 

たれがからんだ鶏むね肉は、噛みしめると繊維がほろりとほどける感じで、ごま油の香りがガツッと鼻を抜けていきます。

最初に感じるのは見た目どおりのこってり濃厚な味わいですが、大葉と、ほんのり効いたしょうがであと味はさっぱり!

 

しょうゆベースの甘辛い味と、それをしっかり支える土台のようなごま油の濃厚な風味の組み合わせも、これこそ台湾、という感じの美味しさ。ご飯に合うのはもちろん、ビールのおつまみにも最高です。

今回は鶏むね肉で作りましたが、鶏もも肉を使うとよりジューシーに仕上がりますよ。お好きな方で作ってみてください。

それではまた次の記事で会いましょう!

 

こちらの台湾メシもフライパンでできますので、ぜひチャレンジしてみてください。

www.hotpepper.jp

 

作った人:Ki Yamamoto

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ベトナム料理普及家。調理師免許を取得後、都内の高級中国料理店で修行。その後、ベトナム人の妻URIちゃんとの出会いをきっかけに二人で一緒にベトナム料理を学ぶ。家でできるアジアご飯をテーマに、アジア各国の美味しいもののレシピや調味料、食文化に関する情報などを発信中。名前の読み方は「キーヤマモト」。好物は麺類全般。

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