どこを見てもカエル! ガマ記念館でゲコゲコとランチをしてきた!

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カエルの歌が聞こえてきすぎるお店を発見しました。店内、どこを見渡しても、カエル、カエル、カエル!

 

その名も「ガマ記念館」

 

梅雨時期ジメジメだからこそ、
ここは思い切ってカエルの世界でご飯を食べてみませんか?

 

館内には日本はもとより、世界中から集めたカエルがズラリ!
コレクションはなんと1万点以上!

さらに 個性派の館長!

緑一色の空間で、ランチはいかがでしょう。
札幌市の住宅街にある穴場中の穴場をご紹介します!

 

 やってきたのは札幌市手稲区

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ジメジメ梅雨時。

みなさん、いかがお過ごしでしょうか。


マニアックなお店 に突撃するのが大好き、メシ通レポーターの裸電球です。


梅雨がないと言われる、からりとした北海道から、
しっとりとした情報をお届けしますよ。


カエルだらけの喫茶店があるという噂を聞きつけ、やってきたのは札幌市手稲区。
なんでも世界中から集めたカエルが、所狭しと並んでいるお店があるというのです。


その名も「ガマ記念館」というゲコゲコしたお名前。
手稲駅からバスに乗って向かいます。

 

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手稲駅前を離れ、住所を頼りに向かいますが、まわりはのどかな住宅街です。

こんな閑静なところに、

カエルに埋め尽くされた喫茶店 があるとは思えないほどです。

 

 一軒家の2階に看板を発見

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ありました! 「ガマ記念館」の文字です!

しかし、まさに「家」といった雰囲気。

中を改装しているのでしょうか。

 

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ちょっと! 勘弁してくださいよ!

外観だけでもいじるところがいっぱいで、なかなか店内に入れません。

重厚な石でできたカエルのタワーです。


まさに「ガマ記念館」への登竜門。
入店する際の「勇気」を試されているような感覚です。

 

いざ、カエルワールドへ潜入!

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うおおおお!玄関はカエル、カエル、カエル!

どこを見てもカエル、カエル、カエル!


怖気づいてカエル?
いやいや!
帰りたくなる衝動を飲み込み、いざ、店内へと進みます。

 

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こんなにたくさんのカエルを見たのは初めてです。

 

陶器の置物からプラスチックのオブジェ、さらにはキーホルダーやマグカップなど、カエルをモチーフにしたアイテムが所狭しと並んでいるではありませんか。

 

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「いらっしゃいませ〜、ようこそ!」

 

おおおお!

なんともキャラの濃い、館長の佐藤さんです。

カエルの被りもの!!

ご自身も「ガマ記念館」のコレクションのひとつみたいじゃないですか!


お手製のコスプレに身を包み、雨に喜ぶカエルのような、元気で明るい接客が自慢です。

 

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さすが、「ガマ記念館」。運ばれてきたお盆もお水も、カエルづくしでぬかりがありません。

 

もともと旭川市にあった「ガマ記念館」

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もともと「ガマ記念館」は北海道旭川市で10年以上前に営業していたお店だそうです。

 

骨董店を営む、カエルグッズコレクターの浜田さんが館長を務めていましたが、病気のため若くして亡くなってしまい、カエルたちは行き場をなくしていました。

 

そこに現れたのが現在の館長、佐藤さん。

ちょうど、住宅を改装した喫茶店を営む計画で準備を進めていた矢先、たまたま訪れた旭川市の骨董店で、倉庫に保管されたカエルグッズがあることを聞き、運命を感じて、全て買い取ったのだそう。

 

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これはまだほんの一部。

カエルをモチーフにした大型の家具などは、公開されていない2階や倉庫に眠っているというから驚きです。

 

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佐藤さんと、創業館長の浜田さんに面識はありません。

当時を知るお客さんから、お話を聞くのも楽しみだといいます。

 

カエルがバラバラに売りに出されることなく、まとまってここにやってきたことを、初代館長も喜んでいるような気がすると、佐藤さんは話します。

 

ちなみに。

初代館長は被り物をしていなかったので、

「ガマ記念館」は確実に進化しています。

 

特製の文字に心踊る

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さて、店内に目を奪われて、すっかり喫茶店だということを忘れていました。

メニューに「がま特製」の文字が。
これは食べるしかありません!

 

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▲がま特製ビーフカレー 800円

 

これまで何杯ものカレーを食べてきましたが、
こんなにあちこちから見つめられる空間は初めて。

 

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「蛇に睨まれたカエル」なんて言葉がありますが、カエルだって集団になると、蛇はおろか、人間だってドキドキする威圧感です。

 

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この「特製がまカレー」は濃厚な味わいが魅力です。

クリーミーな舌触りで、コクが深く、野菜の甘みも溶けています。旬の野菜も盛りだくさんで食べ応えも十分です。

 

全国からカエルファンが集まるお店

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筆者・裸電球も記念にパシャリ。こんなに大きいオブジェもあります。

 

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目が慣れてくると、あら不思議。なんだかこの異質な空間が落ち着くんですよね。

 

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ここまで大量のカエルが集まるお店は珍しいため、全国からカエルファンが集まるそうです。


みなさんも札幌を訪れた際には、一風変わった喫茶店、「ガマ記念館」でゲコゲコとした時間を過ごしてみるのはいかがでしょうか。

 

※ 金額はすべて消費税込です。

 

お店情報

ガマ記念館

住所:北海道札幌市手稲区前田10条19丁目9-18
電話番号:090-2879-5367
営業時間:10:00〜17:00
定休日:水曜日・日曜日
ウェブサイト :http://gama724.web.fc2.com/

 

書いた人:裸電球

裸電球

北海道を拠点に食べ歩き。CATVでグルメ番組のレポーターを担当したことをきっかけに、ハシゴ酒が趣味となる。入りづらいお店に突撃するのが大好き。現在はフリーで、映像制作とライターの仕事をしている。

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