個人的に都内でベストだと思う「ビリヤニ」のお店を紹介します

最近はコンビニでも売り出されて、さらにメジャーな存在になりつつあるビリヤニ。筆者も大好きで、あっちこっちで食べています。今回は、特にお勧めのお店を紹介したいと思います。

都会の真ん中で、本格的で山盛りなビリヤニがお手軽に!

ビリヤニはインドや南アジアの国々で作られている炊き込みご飯なのですが、国、地域によって、またレシピによってもいろいろな種類があります。

使うお米も、細長いバスマティライス、日本米と同じくらいに粒の小さいチニグラ米などがあり、一緒に炊き込む具材もさまざまです。

それぞれに良さがあり筆者はどれも好きなので、その時の気分や都合によって食べ分けています。

 

その中でも、もっとも利用頻度が高いのがここ、銀座と新橋の間くらいにあるインドレストラン「カーン ケバブ ビリヤニ」のランチメニューのラムビリヤニなのです。

今回は筆者イチオシの、こちらの絶品ラムビリヤニを紹介します!

 

(ちなみにこのお店の系列店、上野の「ハリマ ケバブ ビリヤニ」にもよく行きます。メニューはほぼ同じです)

 

お店は銀座駅からも新橋駅からも徒歩5分以内のビルの6階に入っています。これ以上ないくらいの好立地です。

 

世の中にはおいしいビリヤニがたくさんあります。

しかし、「近くで(筆者の個人的な都合)」「予約なしで」「毎日」「ランチに」「売り切れの心配なしで」安定してこんなに本格的なビリヤニが食べられるお店は、なかなかないと思うのです(あったら教えてください!)。

 

スパイスも量もたっぷりな絶品ビリヤニ

カーン ケバブ ビリヤニのオープンは2014年です。当時まだ日本でそれほどメジャーではなかったビリヤニを店名に冠するほどビリヤニ推しなのです。

 

広々とした店内は窓が大きくとられていて、明るく気持ちがいいです。

11時の開店直後からお客さんが入り始めて12時台には満席になることも。

 

平日スペシャルランチサービスのメニューは、

  • A:ホクホクチキンビリヤニ
  • B:柔らかラムビリヤニ
  • C:季節の野菜ビリヤニ

の3種類。サラダ、ライタ、ドリンクがセットになっています。

 

筆者はここのビリヤニでは、「柔らかラムビリヤニ」しか食べたことがありません。

なぜかというと、大抵のお店でラム肉は割増価格のことが多いのですが、ここでは同価格。そして何よりもラム肉が大好きだからです。

チキンや野菜も食べてみたくて迷うこともあるのですが、ラム肉の誘惑には勝てません。

 

今回も「柔らかラムビリヤニ」をオーダーしました!

 

まず、サラダとラッサムが到着。ラッサムはサービスしてもらいました。

 

サラダのドレッシングはインド料理屋さんによくあるあのオレンジのドレッシングですが、ここのは手作り感があってちょっとリッチな感じ。豆腐が入っているのも昔からの特徴です。

 

ラッサムは南インドの酸っぱくて辛いスープです。南インド料理店ではよく提供されるメニューで、南インドのみそ汁のようなものでしょうか。

トマトとタマリンド(という酸っぱい果実)、いろいろなスパイスなどが使われています。レモンが半分丸々入っているのは他のお店では見たことがありません。見たとおりかなり酸っぱいです。これがまたクセになる味なのです。

 

▲柔らかラムビリヤニセット(平日1,260円、土日祝1,340円)

 

さて、オーダー後約10分。

きました! 大皿に山盛りでほっかほかのラムビリヤニ。余裕で2人前はあるんじゃないかというほどのボリューム感です。

いつもながらおいしそう!

 

さて、このビリヤニはどのタイプ? 店員さんに聞いてみました。

 

店員さん:うちは南インドのビリヤニです。シェフも南インドの人です。お米はバスマティライスです。大きな鍋でお米とカレーのソースを重ねて作ります。

 

このお店のビリヤニは、あらかじめ作ったカレーソースとある程度まで炊いたお米を何層にも重ねて炊き込むタイプです。それによって、このカラフルで華やかな色合いに仕上げられています。

パキスタン料理店のビリヤニもこのタイプが多いです。ここはパキスタン料理もメニューにあるので、ビリヤニもパキスタン寄りなのかな? とも思いました。

バングラデシュ料理店だと、小さい粒のチニグラ米で具材も一緒に炊き込んで一体化した、地味な色合いのビリヤニが多いように思います。

 

全体像、こんなに豪華です! そして量が多い!

 

選べるドリンクはアイスチャイにしました。スパイスの入ったミルクティーです。

 

さて、さっそくいただきます!

見てのとおり、さまざまな具材がのっています。生の玉ねぎとオレンジがのっているのが個人的にはとてもうれしいです。

 

ホールスパイスもそのまま入っているので、苦手な人は噛まないように取り除いて食べたほうがいいでしょう。私は小さいものはそのままガリガリ食べてしまいます。

 

南インドの漬物、大根のウールガイ。辛くて独特のスパイス風味が強いです。

 

提供された時の盛りつけだと、ラム肉が1個しか見えませんよね。そこで、真ん中にスプーンを突っ込んでみましょう。

 

ラム肉発見!

 

ここにもラム肉。

ここにもプルプルした部分がたっぷりなラム肉が。

骨付きのラム肉は大きいのが5個。他に細かいのも入っていました。

 

ラム肉の柔らかさはその時によって違うのですが、今回は割と歯応えしっかり。でも、スプーンでスッと切れるくらいの柔らかさです。

噛み締めると味わい深くてうまい!

また、ふわふわに炊かれたバスマティライスは軽くて、量はすごいのにスルスルと口に入っていきます。

ベタつきのない、このふわふわの炊き具合が素晴らしいのです!

味付けは、結構辛いです。普通のカレーの辛口よりちょっと辛い気がします。辛いのが苦手な人は注意したほうがいいかもしれません。

そして、スパイスもたっぷりで、鼻を突き抜けるような強い香り! 

でも、そこまで激辛ではなく、辛いもの好きな人ならちょうどよくおいしく食べられるんじゃないかと思います。

またこれが大変クセになる味なのです。

食べた後は満腹になり過ぎて、少し頭がボーッとします。そして、何日かするとまた食べたくて仕方がなくなるのです。

 

ライタ。ヨーグルトに玉ねぎや香草などを入れた塩味のヨーグルトサラダです。

 

ライタは時々、味変させるためビリヤニにかけて食べます。これがまたうまい。

 

このお店のお客さんは、近隣のビジネス街にお勤めの方が多いので、こんなに本格的なとがった味付けで大丈夫なんだろうかと心配になってしまったこともありました。

でも周りを見渡して様子をうかがってみると、明らかに一番注文されているのはラムビリヤニだし、皆さん山盛りをモリモリ食べています。ほとんどの方が完食しています。やっぱりおいしいですもんね。

 

完食! 今日もおなかいっぱいです。午後はきっと眠くなってしまいます。でも満足感でいっぱいです。

ごちそうさまでした!

 

お店情報

カーン ケバブ ビリヤニ (KHAN KEBAB BIRYANI)

住所:東京都中央区銀座8-8-11 銀座博品館6F
電話番号:03-6280-6242
営業時間:11:00~15:00(LO. 14:30)、17:00~23:00(LO. 22:30)
定休日:なし
https://www.instagram.com/khan_kebab_biryani/

書いた人:工藤真衣子

工藤真衣子

カメラマン。美しい人が好きなのでグラビア、音楽が好きなのでライブ写真、映画やドラマが好きなのでスチール写真、美味しい食べ物が好きなのでグルメ写真。雑誌、WEBなど各メディアで活動中。趣味は美味しい料理を作って食べること。子供写真スタジオ「アトリーチェ」の経営もしております。

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