【本気の1杯】「浄照窯」で味と香りに酔いしれて【沖縄×うまい日本そばの店│1店目】

f:id:mesitsu_lc:20170209110656j:plain

沖縄において「そば食べに行こうよ」というシチュエーションは、十中八九(個人経験では、ほぼ100%)“沖縄そばのお店”に行くということ。

 

が、あえて言いたい。

「今日はそばそばでも日本そばを食べに行こう! 」と。

 

沖縄の麺界を牛耳る沖縄そば、そしてその背中を猛追するラーメンという存在。

この地では2つの強者に目を奪われがちですが、日本そばだって負けちゃあいない!

 

ということで。

ご紹介しようじゃありませんか、沖縄の“本気の1杯”を!

 

沖縄で本格的な日本そばが食べられるお店「浄照窯」へ行ってみた

f:id:mesitsu_lc:20170209111501j:plain

「浄照窯(じょうしょうがま)」があるのは、ゆいれーる小禄駅から徒歩3分の住宅街。風に揺れる赤いのれんと、落ち着いた店構えがそばへの期待を高めてくれます。

 

コチラのお店はランチにそばを食べるだけでなく、晩酌はそばで1杯なんて渋い楽しみ方ができるお店。

 

今夜はそばと日本酒で。

ワビサビ知ったツウな感じに憧れるのは、筆者だけでしょうか。

 

f:id:mesitsu_lc:20170209112201j:plain

そんな大人ゴコロをくすぐる「浄照窯」。

 

店名になっている「浄照窯」とは、首里石嶺にある焼き物の窯元名。店内には窯元・浄照窯の作品が並び、そば店でありながらギャラリーも兼ね備えているのだそう。なるほど、どことなく洗練された雰囲気にも納得です。

 

ちなみにお店で使われている器は、この窯元の作品なんだとか。器の1つでも妥協を許さないコノ感じも「浄照窯」の魅力。

 

ウマイ! を余すことなくいただくなら「海老天せいろ」で

f:id:mesitsu_lc:20170209112722j:plain

「浄照窯」の気になるそばメニューがコチラ。

 

冷たい・温かい、それぞれ王道といえるラインアップに迷うところですが、そばの基本はやっぱり「せいろ」でしょ! 

 

と、思っていたのに………

クチから出たのは「海老天せいろで! 」の言葉。オーダーしたのは自分なのですが、もぅ自分にビックリですよ。

 

だってね。厨房から聞こえる音と香りよ。

 

f:id:mesitsu_lc:20170209112958j:plain

ホント天ぷらを揚げているときの、あの破壊力って何なんでしょうね。

 

パチパチと天ぷらが揚がる音をBGMに、今や遅しと「海老天せいろ」を待ちます。短くも長いコノ時間も、ある意味でそばを味わうためのスパイス。

 

そして満を持して運ばれてきたのがコチラ。

f:id:mesitsu_lc:20170209113050j:plain

▲海老天せいろ(1,250円)

 

う、美しいぃぃぃぃ!

 

まず目を引くのが、窯元・浄照窯の器。

いわゆる“そばざる・そばせいろ”ではない、ぽってりとしたビジュアル。存在感があるのに、気取りすぎず、温かみがあります。

 

あぁ、こういうのを「味がある」って言うんですよね。イイ。

 

そしてテーブルに置かれた瞬間、天ぷらのこうばしい香り。その後を追うように届くやわらかなそばの香り。

 

f:id:mesitsu_lc:20170209113410j:plain

天ぷらはプリプリの海老&県産野菜を中心に、薄い衣で仕上げた本土風。見た目も華やかな「浄照窯」自慢の1品です。

 

サクッサクの食感とかむほどに広がる素材のうま味。

これは余分な衣をつけずに仕上げる職人技あってこそ。まさに繊細なそばの味を引き立てる、そばのための天ぷらです。

 

天つゆにつけてもよし、そのまま食べてもよし。フワフワ衣の沖縄天ぷらとはまた違い、クセになります。

 

f:id:mesitsu_lc:20170209113722j:plain

そして何と言っても、メインのそば。

 

基本的に「好きに食べればイイじゃん」がモットーの筆者ですが、是非、是非、ヒトクチ目は何も付けずにそばを食べていただきたい。

 

なんでかって? 

おいしいそばだけに許された味と香りを楽しまないなんて、もったいないじゃないか! 

 

f:id:mesitsu_lc:20170209113907j:plain

「浄照窯」のそばは、北海道産のそば粉に独自のブレンドを加えた自家製の二八そば。

すすればツルリと吸い込まれていくノド越しの良さと、鼻に抜ける爽やかなそばの香りがたまりません! 

 

ツウほどそばを食べるのが早いといいますが、このウマさを前に“ゆっくり食べる”ことの方がよっぽど難しい。「ダシの効いたそばつゆ」というブースターも加われば、あとはひたすら

 

すするべし! 

すするべし! 

 

そばの1本残さず、完食です。

 

そしてそば店に来たら、忘れちゃいけない食後のそば湯。そばの湯で汁をいただくという、日本そば独特の楽しみ方ですが………

 

f:id:mesitsu_lc:20170209114114j:plain

「そば湯を飲めばお店の味がわかる」

「言わないと出てこないお店は三流」

 

と言われるほど、実は重要なポジションにいるそば湯。「浄照窯」は、せいろを食べ終わる少し前にそば湯を出してくれます。これぞ素晴らしいソバヤ・ホスピタリティーです! 

 

ちなみに“湯桶(ゆとう)”と呼ばれるそば湯用の器ではなく、窯元・浄照窯の器で出してくれるのがジョウショウガマ・ホスピタリティー。

 

ウマイよー! ウマイよー! 

と「浄照窯」のそばについて語った後なので、わざわざ言及するのもヤボですが………「このそば湯を肴に酒を楽しむ人もいる」くらいにウマイそば湯とだけお伝えしておきます。

 

現代人のココロとカラダに温かいそばを!

f:id:mesitsu_lc:20170209114324j:plain

▲浄照窯そば(900円)

 

寒い季節はもちろん、酒の〆や、誰かに優しくされたい心寂しいとき、食べたくなるのが温かいそば。(ですよね! )

 

「せいろ」で実力を存分に発揮してくれた「浄照窯」のそばは、温かくしてもウマイ。

 

というワケで、特にオススメの「浄照窯そば」をご紹介。コチラのメニュー、お店の名前が付いているだけあって素晴らしい完成度なんです! 

 

f:id:mesitsu_lc:20170209114517j:plain

湯気とともに立ち上る力強いダシの香り。一瞬、そばが負けてしまうかと思いきや、すすればしっかり広がるそばの味と香り。二八そばならではのノド越しの良さも健在で、最後までコシが抜けることなく楽しめます。

 

あわせて、この「浄照窯そば」をより高みへと誘ってくれるのが「えび天」と「自家製ひろうす(=がんもどき)」の存在。

 

運ばれてきた時の揚げたてもイイのですが、後半つゆがヒタヒタに染みた状態は至福のひとこと。

 

f:id:mesitsu_lc:20170209114648j:plain

「ココ沖縄の地で、沖縄の器を使い、本格的な日本そばを味わっていただきたい。沖縄×日本そばのコラボレーションを堪能してください! 」

 

そんな「浄照窯」の情熱とともに大満足で器のつゆを飲み干した瞬間、筆者は確信しました。熱き覇権争いが行われている沖縄・麺界で、この日本そばは“台風の目”になりうる存在だと。沖縄の日本そばスゴイ。

 

本気の日本そば、ごちそう様でした!

 

f:id:mesitsu_lc:20170209114951j:plain

 

お店情報

浄照窯(じょうしょうがま)

住所:沖縄那覇市金城5-16-14 ステーション101A
電話番号:098-859-0666
営業時間:月曜日~土曜日 11:30~23:00(LO 22:00)、日曜日・祝日 11:30~21:00(LO 20:30)
定休日:無休
ウェブサイト:http://www.joshogama.com/

※本記事は2016年1月の情報です。
※金額はすべて消費税込です。

 

書いた人:mochiking

f:id:mesitsu_lc:20161027205622j:plain

沖縄在住のライター。

降って湧いた南国移住計画により人生プランを270°くらい変更した、自称:東海岸の“キング”。ラーメン・コロッケ・ピザが好き。

過去記事も読む

トップに戻る