ウマくて安いなら立ち食い焼肉も良いじゃない!「さすらいのカンテキ」【大阪】

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急成長中の立ち食い焼肉の魅力とは?

こんにちは。メシ通レポーターの西尾明彦です。今回ご紹介するのは、新鮮な黒毛和牛の焼肉を、立ち食いスタイルでリーズナブルにいただける「さすらいのカンテキ」です。

 

 

 

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2017年8月9日にオープンした、「さすらいのカンテキ 石橋酒場」へうかがいました。

こちらは「さすらいのカンテキ」の中では最大規模の大型店。コの字型カウンターの上にはカンテキ、頭上にはダクトが並んでいます。見切れているのは、店長の山口さんです。

 

「サラリーマンや女性のお一人様から、近くの大阪大学の学生さん、近隣のバーなど飲食関係の方まで、幅広い方が来られますね。スタンディングですが、この前も5~6人で飲み会のご予約もありました」

 

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こちらがメニュー表です。お店によって、少しずつ違うそうです。※写真の価格は税別

 

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まずは生ビール(378円)と「さすらいの5種盛り」(1,706円)をいただきます。

 

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A4ランク以上の黒毛和牛の精肉とハラミ、ホルモン3種類(小腸、ギアラ、テッチャン)で1,706円。一皿で200グラム以上はたっぷりあるので、これだけでかなりの食べ応えがありそうです。

 

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脂がトロけるホルモンたち。こちらは炭火ですが、ガス火のお店もあるようです。

 

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焼き上がった、プリップリのホルモン!

下処理も丁寧にしてあるので、臭みがなく、うま味と歯応えだけが楽しめます。九条ネギたっぷりの自家製ポン酢ダレであっさりいただくのも乙なものです。

 

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途中、爽やかな酸味の「らっきょキムチ」(410円)、「セロリキムチ」(454円)をつまみつつ……

 

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黒毛和牛の精肉とハラミ。

見た目以上に、柔らかいジューシーな上質な肉のうま味。どう考えても、破格です。

 

「でしょ! 本部が直接仕入れてお店に届けられるので、値打ちある新鮮な黒毛和牛を使っていても、このお値段でご提供できるんですよ」

 

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焼肉にはごはん必須派の方には、京都の老舗米問屋、お米マイスターの八代目儀兵衛セレクトの焼肉に合うお米、ライス(216円)があります。

 

値段を最重視という方には、ブラックアンガスビーフの黒牛ハラミ&上ミノ盛り合わせの「さすらいの黒船」(1,382円)という選択肢も良さそうです。

 

「ちょうど今日、新鮮なレバーが入ったんですよ」

それは即注文です!

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断面もきれいな、新鮮そのものの「レバー」(734円)。

 

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臭みがなく、とろけるうま味がたまりません。近年はおいしいレバーに出会える機会がめっきり減りましたが、久しぶりの大当り。

 

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焼肉店では牛だけを食べたい方なんですが、南国フルーツポークなる豚を発見。※写真の価格は税別

 

「こちらは、バナナとパイナップルを餌に育てられた豚です。グルタミン酸やテアニンなど、不飽和脂肪酸が普通の豚と比べて27倍あり、肉自体にうま味がある、『さすらいのカンテキ』オリジナルの豚なんですよ」

 

某テレビ番組にも登場したという、データに裏打ちされたおいしさ、気になります。

 

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「さすらいの南国フルーツポーク・バラ」(734円)。おすすめの塩焼きで。

 

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網にのせたとたん、脂身が溶け始めます。

 

こちらの豚は、甘みさえ感じる、肉と脂の上質なうま味。バラ肉でも脂がしつこくないので、豚肉が苦手な人でも食べられそうです。

 

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メニューを何気なく見ていると、日本酒は大阪・交野市の山野酒造の「片野桜」を置いているようです。※写真の価格は税別

 

それも、レギュラー酒ではなく、「片野桜 山廃仕込純米 無濾過生原酒」がグラス540円。常に冷蔵庫に1本はストックしている個人的にも大好きなお酒です。グループ全店で飲めるのはうれしいですね。

 

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「片野桜」のサロンを掲げる山口店長。

 

しっかりしたうま味と飲み応えがある生原酒なので、肉ともバッチリです。特にパイナップルポークと好相性でした。

 

焼肉といえば、テーブルを数人で囲んで、というイメージがありましたが、好きな肉を少量ずつ、好きなだけ食べられる、気軽な立ち食い焼肉も、思った以上に良いもんですね。

 

「立ち飲み感覚で、週1〜2回来られる常連さんもいらっしゃいますよ」

というのも納得です。

 

「新メニューもこれからどんどん登場しますから、またいらしてください!」

 

11月時点では関西と東京を中心に全国に9店舗、近々、福島県や神奈川県などにも出店予定があるそうです。2カ月に1店くらいのハイペースで増えているので、あなたのお近くにも登場するかもしれません。

 

食べて1杯飲んで2,000円~、ひとりでも焼肉を食べたい時の、かなり強力な選択肢になりそうです。

 

今回伺ったお店の場所

今回おうかがいした「さすらいのカンテキ 石橋酒場」は、大阪市内から20分ほどの池田市の阪急・石橋駅にあります。

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西改札口を出ると、左右にアーケード街がありますが、そのまま直進します。

 

最初の曲がり角を左に曲がるとすぐです。

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こちらの通りの……

 

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この看板が目印。横丁の中にあるようです。

 

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通りの一番奥に大きな提灯。こちらですね。オープン早々先客の方もおられました。

 

お店情報

さすらいのカンテキ 石橋酒場

住所:大阪府池田市石橋1丁目11番13号
電話番号:080-4979-4861
営業時間17:00~翌1:00(LO 24:30)
定休日:不定休
ウェブサイト:https://sasurai-no-kanteki.com/

※この記事は2017年11月の情報です。
※金額はすべて税込みです。

 

書いた人:西尾明彦

西尾明彦

外食ライター&コピーライター。食と酒を中心に、堅めのビジネス系など執筆中。趣味は酒蔵巡り。北は北海道から南は四国まで50蔵以上を訪問。大阪在住のきき酒師。

HP:大阪のコピーライター西尾事務所

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