バーミヤンを桃源郷にしてしまうたった2つの方法

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1人あたり2,000円ちょいで大満足の3時間

「バーミヤンを桃源郷(とうげんきょう)にする方法」とは。

  1. スマホアプリのクーポンを使う
  2. 焼酎のボトルを入れて焼酎用ドリンクバイキングで割りまくる

そう。このふたつである。

 

大人のたしなみ【ファミレス飲み】を好む人は多い。ゆっくりできて、いろいろ食べれらて、深夜過ぎまで開いているという好条件は他に類を見ない。

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『メシ通』のこの記事を読んだら、「バーミヤン飲み」が非常に楽しそうだったのでやってみたくなった。

そこで今回は、日常的に「バーミヤン飲み」を行なっている桃源郷の先輩たちをお呼びして、オフ会形式でノウハウを教えていただくことにした。

バーミヤン飲みを普通に楽しんだら、1人あたり2,000円ちょいで大満足の3時間となった。本稿はその一夜の記録である

 

バーミヤン水天宮前店に集まった4人

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「バーミヤン飲み」の先輩たち。左が「からぱた」さん、右が「ちみを」さん。からぱたさんは、巨大な写真で模型やカメラや登山を語るブログ「超音速備忘録」の中の人として有名なサラリーマン。ちみをさんは、巨大な写真で料理や食事を語るブログ「ちみをぶろぐ」の中の人として有名なサラリーマン。

 

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そして筆者の鷲谷。鷲谷の友人のNさん(ジロリアン、顔出しNG)。合わせて4人でのオフ会、いや、「バーミヤン飲み」である。食べ物の分量やお値段など、4人分として参考にされたい。

 

まずはスマホアプリを起動しよう

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f:id:nwashy:20180424205239j:plainからぱた:「すかいらーく」のスマホアプリのクーポンが使えるんです。お店にはWi-Fiも来ているので席に着いてからでもダウンロードできますけど、あらかじめ見て食べるものを考えておくと盛り上がります。

 

ちょっと前までバーミヤンアプリも独立してあったのだが、2018年の4月にすかいらーくアプリへと統合された。アプリひとつを入れればいいので話はシンプルである。

 

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テーブルについたら全員でアプリ起動。生ビールのクーポンを表示。これで生ビールジョッキが通常よりも約100円お得となる。

 

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f:id:nwashy:20180424205239j:plainからぱた:おつまみ小皿は2品単位で注文すると安くできるんですよ。

 

4人なので8枚注文した。ほかにも食べたいものがあったのでこの段階で一緒に注文しておいた。

 

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「「「「かんぱーい、ウェーイ」」」」

 

f:id:nwashy:20180424205243j:plainちみを:乾杯の時に実際に「ウェーイ」って言う人って会ったことないですよね。

 

おつまみを組み合わせて楽しむ 

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一気に押し寄せるおつまみと料理。なにを食べてもハズレ無し、あらかたおいしいのが「バーミヤン飲み」のいいところだ。

 

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おじさんたちのお食い初めの記念写真である。「お食い初め」はそういう意味ではない。シャッター待ちで5秒ほど静止していたのでポーズがわざとらしく、表情も虚ろ(うつろ)である。

 

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好物の油淋鶏(ユーリンチー)がこの日クーポンで安くなっていたので喜びをもって注文した(クーポン使用で431円)。

 

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特製ゴマソースのシズル感は読者諸兄の飢餓感を誘うに十分な効果を発揮するであろう。

 

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おつまみをたくさん頼むと、合わせ技で新しい味覚を発見することもある。

 

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たとえばこのおつまみ小皿の「ネギ塩冷やしトマト」と「ネギだくサバ唐揚げ」を合わせる。

 

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f:id:nwashy:20180424205243j:plainちみを:このトマトとサバ、一緒に食べると南フランスの味がします。

 

「ちみをぶろぐ」を見るとわかるが、彼はちょっとした料理の発明家なのである。

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基本的に中華なんだからフレンチになるはずがない、といぶかるからぱた先輩に「南仏(なんふつ)の味です」と迫るちみを先輩である。

 

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f:id:nwashy:20180424205239j:plainからぱた:ほんとだ。うまい。南仏の味がする。

 

f:id:nwashy:20180424205247j:plain鷲谷:「Ça va?(サバ?)」ってフランス語もありますからね。

 

あるけども。

筆者もNさんもつられて食べたがホントにおいしかったのである。

おつまみ小皿を頼むならトマトとサバのセット買いはおすすめである。

 

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クーポンがなくても、食べたいものを頼むのが結局楽しい。金額だけを考えて安いものを探して食べていると気持ちがへこんでくる。楽しむために「バーミヤン飲み」をしているのである。目的を間違ってはいけない。

定番の北京ダック(755円)は大勢で来たときに頼みたいメニューだ。

 

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インターネットで見た、中国の食いしん坊の食べ方をやってみたかったのだ。

 

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そしてこの後、この追加パオピン(215円)がいい仕事をすることになる。

 

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f:id:nwashy:20180424205247j:plain鷲谷:ダックと同じく鳥の肉なので油淋鶏をパオピンで包みます。

 

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f:id:nwashy:20180424205247j:plain鷲谷:肉、野菜、炭水化物(たんすいかぶつ)。完全食の完成です

 

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f:id:nwashy:20180424205247j:plain鷲谷:(もぐもぐ)

 

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f:id:nwashy:20180424205243j:plainf:id:nwashy:20180424205239j:plainムムッ。

 

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おつまみ3種盛りのゆで卵、メンマ、チャーシューを包んで。

 

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もぐもぐ。うまい。

 

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おつまみバンバンジーを包んで。

 

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もぐもぐ。さらに味バリエ展開。

 

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f:id:nwashy:20180424205239j:plainからぱた:この小分けになっているラー油が便利なんですよね。瓶で置いてるラー油って瓶がベタベタだったりするじゃないですか。

 

皿に渡した箸にパオピンを乗せて具を包みやすくするメソッド「OMIKOSHI(お神輿)」。お行儀が悪い行為なので、実行する場合は同行者の顔色を忖度(そんたく)しよう。

 

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(もぐもぐ)

 

このように、追加パオピンはあらゆるおつまみを完全食にする。

 

大人のドリンクバイキングの時間だ

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ビールを飲み干し、焼酎ボトル(いいちこボトル 1,403円)の出番となる。焼酎をボトルで注文すると、ドリンクバイキングが172円になる。通常は215円である。

 

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f:id:nwashy:20180424205243j:plainちみを:焼酎はお茶で割りましょう。バーミヤンのドリンクバイキングには本格中国茶があります。

 

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ファミレス驚異のメカニズム、ドリンクバイキング。

「バーミヤン飲み」のいいところは、割り材となる中国茶の種類の多さ。しかもティーバッグから入れる本格派。お前の好きだった中国茶である。泣かないで選びたい。

 

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筆者は中国茶に詳しくないが、もう名前が本格的なので単純に楽しみである。

どのお茶にしようか。こうしていろいろ迷っている時間も楽しい思い出となるのだ。

 

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f:id:nwashy:20180424205243j:plainちみを:まずは茉莉花茶(ジャスミン茶)から入れましょうか。

 

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f:id:nwashy:20180424205243j:plainちみを:氷を使って冷やすので、濃い目にします。

 

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f:id:nwashy:20180424205243j:plainちみを:ここを押すと熱湯が出ます。すごい機能です。

 

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お茶を冷やすための氷も忘れてはならない。

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氷をたくさん入れたタンブラーに熱いお茶を注いで冷たくする。

濃い目に入れるのはそのためである。

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氷がどんどん溶けていく。氷が割れるパキパキという音が涼しい。

熱々だったお茶がキンキンに冷える。

 

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本格的なアイス中国茶ができあがった。

 

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全員に行き渡るように焼酎を割って。

 

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「「「「かんぱーい、ウェーイ」」」」

 

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からぱた・ちみを両先輩が「バーミヤン飲み」を愛好しているのは、深夜までゆっくりできることも大きいが、焼酎の本格中国茶割りを手軽に楽しめるからとのこと。

やはりうまい。ちゃんと入れているのでちゃんとした味になるのでちゃんとしてる。

うまく言えなくてすまない。

ほかのファミレスでも飲酒プレイはできるけども、バーミヤンは焼酎を割るものの選択肢が豊富なのである。

 

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f:id:nwashy:20180424205243j:plainちみを:無限に飲めます。

 

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ドリンクバイキングのファウンテンには冷えた本格中国茶が常備されている。

飲むのに忙しくて熱いお茶を入れる余裕がなくなってきても安心である。

 

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熱い日本茶が自動的に出てくる機械もあるので、選択の幅は広い。

ボトルを入れてドリンクバイキングをつけると、このように自由を謳歌(おうか)できるのだ。

 

クーポンで餃子、ダブルで

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ここにきてようやく2回目の食べ物注文である。

この日は運良くW餃子のクーポン(377円)があった。そしてクーポン外の食べたいアイテム、ビンチョウマグロの秘醤ソース(539円)も頼んだ。

 

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4人でW餃子ひとつ。ちょうどよかった。

つけダレは酢醤油&ラー油のスタンダードと、深夜の飯テロドラマで有名になった酢胡椒の二段構えだ。

 

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バサバサバサバサー。

 

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酢に胡椒を落とす。遠慮はいらない。

多いほうがおいしい。

 

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なに味で食べるか悩んでいる顔だ。真剣味が伝わるだろうか。

 

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このビンチョウマグロの秘醤ソース。実にうまい。言うなれば中華のヅケマグロなのだが、上等な味である。わりとすぐに食べきってしまった。もう一皿行ってもよかった。

 

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生野菜もついてるので健康になった気になれる。

 

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この色はたぶん緑茶割だ。もうなにで割っても楽しい段階にある。

 

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手前のピンク色は炭酸水とアセロラを混ぜて割ったもの。ストロング系の味がした。

ドリンクバイキングで飲み物を組み合わせて友人に飲ませる。放課後の高校生スタイルで飲み続ける。

 

酔ったおじさんふたりは、Nさんに某アニメの魅力を力説する。

 

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f:id:nwashy:20180424205239j:plainからぱた:いつきは生徒会長で、普段は詰め襟の学生服を着てるボクっ娘なんです。

 

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f:id:nwashy:20180424205247j:plain鷲谷:サンシャインの変身シーンでツインテールがズバーンと伸びたときの笑顔をね! 見ると泣いちゃうと思いますよ!

 

このとき、Nさんの心の花は確実に咲き始めていたと思う。

 

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調子よく語り続けているとお酒も進む。

調子よく飲んでいる人の表情はこんなにも輝いている。

 

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ボトルキープする予定だった焼酎を飲み干してしまった記念写真だ。

バーミヤンでは焼酎のボトルをキープすることができる。覚えておいてほしい。

 

宴会のシメに甘いものが欲しい

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このステキな夜を忘れないために、お腹の満足度を高めるために、ズッ友になった記念に、各人好きなデザートでシメることとなった。

 

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バーミヤンは街で気軽にオーギョーチ(269円)を食べられるオアシスだ。

ご存じのように絶品である。

 

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季節限定のあまおうとアンニンアイス添え(431円)を前述の追加パオピンで巻く。

テーブルの上が原宿竹下通りになる魔法だ。このあと、いきなりすごい満腹感に襲われることとなる。

 

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酔っ払った先輩たちはお願いするとなんでもやってくれるのだ。

 

お会計にもクーポンを使う構え

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好きなものを飲み食いして3時間である。伝票もかなりの存在感になってしまった。

お会計がちょっと心配になる。

 

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しかし我々にはクーポンがある。10%オフである。けっこうデカい。

4人の中で鷲谷のアプリにしかなかった。持ち主の年齢や居住エリアなどによってクーポンの種類が変わるらしい。「バーミヤン飲み」に行った場合はメンバー全員のアプリチェックは欠かせない。

 

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総額8,383円となった。

割り勘でひとりあたりおよそ2,000円。すばらしい。

 

以下内訳である。

 

生ビール(クーポン)377円×4=1,508円

おつまみ小皿メニュー(2品 540円)×4=2,160円

  おつまみ3種盛り、ネギザーサイ、肉味噌きゅうり、揚げワンタン、

  ネギだくサバ唐揚げ、ネギ塩冷やしトマト、枝豆、おつまみバンバンジー

北京ダック 755円

追加パオピン 215円

2種ソースで仕上げた油淋鶏(クーポン)431円

いいちこボトル 1,403円

ドリンクバー172円×4=688円

ビンチョウマグロの秘醤ソース 539円

W餃子(クーポン)377円

フルーツオーギョーチ 269円

あまおうとアンニンアイス添え 431円

とろ~りマンゴープリン 323円

アンニンドウフ 215円

 

計 9,314円

割引クーポン10% -931円

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合計 8,383円(ひとりあたり約2,096円)

 

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バーミヤンには平日の14時から18時までサワーや生ビールが安くなるハッピーアワーという制度もあるので、平日に行ける人は有効利用してほしい。

 

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このたび、私のオフ会に多大なるご協力をいただいたバーミヤン 水天宮前店さんには感謝してもしきれない。

そう。これは記事広告ではない。ホントにオフ会をしたレポートである。

好きなものを好きなだけ飲み食いして大満足して、ひとりあたり2,000円である。

おわかりいただけたであろうか。

 

この原稿のシメは、高校のときに漢文で習った「漁師が川を流れてくる花びらを追ってさかのぼって行ったら桃源郷があった」という話の『桃花源記(とうかげんき)』と、隅田川とバーミヤン 水天宮前店を絡めてなにかうまいことを書く予定だったが、もういいだろう。ここらで筆を置くことにする。

我々は好きにやった。みなさんも好きにしてほしい。

  

お店情報

バーミヤン 水天宮前店

住所:東京都中央区日本橋人形町1丁目12−11−203
電話番号:03-5649-8068
営業時間:10:00~翌2:00
定休日:無休
ウェブサイト:https://www.skylark.co.jp/bamiyan/

 

書いた人:鷲谷憲樹

鷲谷憲樹

フリー編集者。ライフハック系の書籍編集、専門学校講師、映像作品のレビュアー、社団法人系の広報誌デザイン、カードゲーム「中二病ポーカー」エバンジェリストなど落ち着かない経歴を持つ器用貧乏。

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