豚バラ薄切り肉を使った、5分でできる時短ルーローハン(魯肉飯)が簡単なのにうますぎる

ごはん同盟のしらいのりこさんが教える、豚バラ薄切り肉を使った5分でできる時短ルーローハン。本場台湾の味わいを、ふわっとジューシーな食感でいただきます。食パンを使ったアレンジレシピ2品も、絶品です!

皆さまこんにちは、ごはん同盟のしらいのりこです。

今日は台湾の定番料理ルーローハン(魯肉飯 ※以下ルーローハン)がなんと5分でできてしまうレシピをご紹介します。

定番のルーローハンは豚バラ塊肉を角切りにして30分ほど煮込みます。この時短ルーローハンは材料と工程を工夫して、煮込み時間を大幅カット!

わたしはまとめて作って瓶に保存し、ごはんのお供として常備しています。

簡単なのにごはんが止まらなくなるうまさ。ぜひ作ってみてください。

時短ルーローハンの作り方

材料(作りやすい分量)

豚バラ薄切り肉……150g

フライドオニオン(市販品)……10g

 

[合わせ調味料]

・しょうゆ、酒、水……各大さじ2

・砂糖……大さじ1

・にんにく、しょうがすりおろし……各小さじ1

 

五香粉……少々

ごま油……小さじ1

温かいごはん……適量

 

[トッピング]

ゆで卵、高菜漬けなど(お好みで)……適量

 

今回の目玉材料はなんといっても、フライドオニオンと五香粉。

この2つがあなたを台湾へと連れていってくれます。

フライドオニオンはスーパーで売っています。なければタマネギを薄切りにして多めの油でジリジリ揚げてもいいのですが、ちょっと面倒なので買った方がおすすめ。

作り方

豚バラ薄切り肉を1.5cm幅に切ります。

合わせ調味料は、あらかじめ全て混ぜておきます。これ地味だけど、時短レシピなので大事な工程。

では、ここから一気にいきますよ!

冷たいフライパンに豚バラ薄切り肉をまんべんなく広げ、点火します。豚バラ薄切り肉から脂が出るので、油は不要です。

箸でほぐしながら、中火で1分ほど炒めます。すると、恐ろしいくらいに脂がどんどん出てきます……。

出てきた脂は、キッチンペーパーで拭き取ってください(拭き取りが間に合わない場合は、いったんザルに上げて脂を切っても)。ただし脂もうま味の一部のため、完璧に拭き取ろうとせずほどほどでOK。

フライドオニオンを入れ、炒めながら全体になじませます。

合わせ調味料を一気に入れます。

ゆで卵がある場合は、ここで一緒に入れて煮絡めましょう。

余談ですが、ゆで卵に使う卵は少し古いものの方が殻がツルンとむけます(今回は新しい卵だったので、むくのに苦戦しました……)。

香り付けの、五香粉とごま油を入れます。瞬時に台湾へワープ(気持ちが)!

軽く混ぜながら、1分ほど煮詰めたら完成。

器にごはんを盛り、ルーローとゆで卵をのせます。刻んだ高菜漬けを添えると、ルーローハン度がさらにアップ!

清潔な保存容器に入れて、冷蔵庫で3日間くらい持ちます。

※冷えると豚バラ薄切り肉の脂が固まるので、食べる分を取り出したら電子レンジ600Wで2~3分温めてください(まあ、熱々のごはんにのっけたら、脂なんてあっという間に溶けちゃいますけどね)。

では、さっそく食べてみましょう! たった5分でできるのに本場のルーローハンの濃厚な味がして、再び台湾にワープです。食感は豚バラ塊肉で作ったものはゴロッとしていますが、豚バラ薄切り肉を使っているためとてもジューシーでふわっとしていて、たまらないです。ごはんが何杯でもいけて、お酒もどんどん進みますね!

 

おすすめアレンジ①ルーローパン

ルーローハンではなく、ルーロー「パン」です。

軽く焼いた食パンに、お好みの葉野菜(サラダ菜やレタスなど)をしき、ルーローと半熟の目玉焼き、あれば刻んだ高菜漬けをのせます。

これ、ルーローのしっとりした食感と、パンのカリッとした食感が相まって幸せな気分に浸っているところに、黄身のトロッとした濃厚な食感と味わいが追いかけてきて、ものすごくおいしいんですよ。

卵は、多めの油で揚げ焼きにしたものでもよく合います(この場合も仕上げは半熟で)。あとは、煮絡めたゆで卵がある場合は、それを薄くスライスしてのせても!

おすすめアレンジ②ルーローまん

こちらも食パンが登場しますが、焼かずに使います。

耳を切り落とした食パンをラップの上におき、ルーローと刻んだ高菜漬けを真ん中にのせます。海苔巻きの要領で手前からくるっと巻いて、ラップで包んだら電子レンジ600Wで20秒ほど加熱します。

なんと、たったこれだけで肉まんのような味わいに。ふわっふわの食パンの中にジューシーなルーローが待ち構えていて、一口かんだ瞬間、本当に幸せな気持ちになります。まじで。

 

他にも、和風のつゆにも合うため温かいおそばの具材にしたり、ウスターソースとも合うので焼きそばにのせたりと汎用性もとても高いため、ぜひ作ってみてくださいませ! 

書いた人:しらいのりこ

 

新潟県出身、お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチとともにごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として活動中。 美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案でTV、雑誌などのメディアを中心に活動中。 著書に『パラパラじゃなくていい!最高のチャーハン50』『しらいのりこの絶品!ご飯のおとも101』『ポリ袋でレンチンおかず 電子レンジでこんなにおいしい!』など。

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