想像の3倍くらい甘くなる。いつものフライパンで「にんじんと玉ねぎのほぼ丸焼き」【オトコ中村の面倒で楽しい休日メシ】

ども、料理ブロガー&ユーチューバーのオトコ中村です。

最近、この連載ではポークシチューやらスペアリブやらとかくデカい肉ばかり買って調理してきたので、

www.hotpepper.jp

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たまには野菜も食べないとな…… という内なる声(と、試食につき合ってくれる家族の視線)に導かれ、今回は野菜を美味しく食べるレシピをご紹介します。

 

ただし、せっかくの休日メシですので時短、簡単は他の方におまかせ。私は家に買い置きしてあったにんじんと玉ねぎをフライパンだけ、電子レンジを使ったショートカットもなしで、ひたすら蒸し焼きにしてみました。

 

オトコ中村の「にんじんと玉ねぎのほぼ丸焼き」

材料(2人分)

  • にんじん 2本
  • 玉ねぎ(今回は中サイズ) 1個
  • サラダ油 小さじ1
  • レモン お好みで1切れ

(A)

  • オリーブオイル 少々
  • 塩 少々
  • こしょう 少々
  • クミン(パウダー) 少々
  • 乾燥パセリ(彩り用。あれば) 少々

 

作り方

1. にんじんはよく洗ってヘタを切り落とし、縦に半分に切ります。

にんじんは皮も美味しく食べられるので、そのまま焼きます。皮をむく手間も省けます。

 

2. 玉ねぎはよく洗って上下のヘタと根を切り落とし、切り離さずに1cmくらい残して、写真のように十文字に切り込みを入れます。

玉ねぎは火が通りやすいように上下を切り落とし、切り込みも入れます。こちらはうま味を逃さずに閉じ込めるため皮ごと焼き、口に残るので食べるときにはむきます。

 

3. フライパンにサラダ油をひき、にんじん、玉ねぎを並べて弱火にかけます。
ここではフライパンに入りきらなかったので、にんじんは先に3切れだけ焼きました。

 

4. フタをして15分ほど蒸し焼きにします。

 

5. 15分経ったらにんじんを裏返し、フタを戻して弱火のままさらに10分を目安に蒸し焼きにします。玉ねぎは裏返さずにそのまま焼きます。

 

6. 10分ほど焼いて、にんじんの厚い部分を竹串などで刺し、スッと通るくらいになればにんじんはOK。取り出して皿に盛ります。

 

7. 玉ねぎは、フタをしてもう10分ほど蒸し焼きにします。

 

10分ほど焼いて、花が開いたようにバラけ、全体的に透明感が出てきたら焼き上がりです。こちらも皿に盛ります。

白っぽい部分が残っていたら、なくなるまでさらに焼いてください。

 

8. にんじんに(A)をそれぞれかけ、お好みでレモンを添えます。

 

玉ねぎにも(A)をかけて完成です。

 

じっくり焼くとこんなに美味しい!

まずはにんじんから食べてみましょう。うん、甘い! 香りも生のにんじんとはまったく違って青臭さくなく、まろやかに感じます。

ただ甘いのではなくて、にんじんってこんなに甘かったかな、砂糖で煮てグラッセにしたっけな、と思うほどに濃厚な甘さです。思っていたより3倍くらい甘く感じてちょっと感動してしまいました。

じっくり焼くことでにんじん本来の甘みが引き出されていて、ちょっぴりのオリーブオイルとクミン、塩がその甘みをさらに広げてくれます。一緒に試食した妻は「スイートコーンのような味がする」と驚くほどでしたよ。ご飯のおかずというよりはおつまみ向き。スッキリ系のワインや日本酒がおすすめです。

にんじんの味が強いので、クミンをかけてもカレーっぽさはなし。いい引き立て役になってくれました。シンプルに黒こしょうなどでもいいと思います。

途中でレモンを絞って味変すると、さわやかが加わってデザートっぽく食べられるので、この味の変化もぜひ楽しんでいただきたいです。

 

そして玉ねぎです。玉ねぎも言わずもがな甘い! やはりイメージより3倍は甘くなっていました。じっくり炒めた玉ねぎから、香ばしさや焦げた苦みを引いたようなすっきりした感じで、これを玉ねぎ本来の味わいというのかもしれません。

玉ねぎは水分が多いので、味としてはにんじんよりは薄め。食べていて物足りなくなったら(A)を追いがけするといいでしょう。

にんじんも玉ねぎも、じっくり焼けば甘くはなるだろうなとは思っていたものの、いざやってみると想像以上に甘くて驚きました。いつものフライパンで焼くだけですので休日に野菜が食べたくなったらぜひお試しください。

 

作った人:オトコ中村

オトコ中村

もの作りが大好きな京都生まれ、京都在住の40代。2児の父。小学生の頃、即席ラーメンのスープに豆板醤で辛味をプラスして料理の楽しみを知る。飲食業勤務を経て、現在は作った料理をコツコツとブログやYoutubeで発表中。未知なる料理への楽しい挑戦は続く。趣味は料理と野草観察。

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