【溜池山王】インドカレーとクラフトビールは“ヒョイ飲み”にピッタリ、という話

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溜池山王でインドカレーとクラフトビール

ビールというのは立派な酒で、だいたいの料理に合うんですよね。和食でも洋食でもエスニックでも合う。


大衆食堂なんかで、昔懐かしい系の和風カレーライスに瓶ビールの組み合わせなんてのもよくやります。ま、カレーライスとビールは合うんだか合わないんだか、ちょっと微妙な気もするんですけど、両方とも好きだから、なーんとなくやっちゃうんですよね、カレー&ビール。

 

しかし、これが本格インドカレーだったりすると、どんな感じになるんだろうな、と思っていたら、見つけたんですよ、「クラフトビールとカレーの店」を。
それが溜池山王の「スパイスダイナー」というお店。本格的なインド料理のお店なのですが、ビールも珍しい銘柄のものをたくさん揃えているというじゃないですか。これはちょっと面白そう。

 

さて、『メシ通』スタッフM君と溜池山王駅へ向かいます。あんまり縁がない駅なんですよね。もしかしたら降りるのも初めてかもしれない。大変モダンな駅ですね。

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「スパイスダイナー」は、駅と直通の山王パークタワーというビルのB1Fにあります。

しかし、この山王パークタワー、同じフロアにアイリッシュパブの「ザ・ダブリナーズ」やビアホールの「銀座ライオン」もあったりして、ビールが充実してるんですよね。もしかして、ビールの聖地かも?

 

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目指す「スパイスダイナー」は、このレストラン街の一番奥にありました。

 

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おしゃれでカジュアルな店構え。にっこり笑ったトレードマークが可愛らしいですね。

 

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ちゃんと「カリーとクラフトビールの店」と書かれております。待ってろよ、カレー&ビール!

 

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店内はウッディな暖色系。考えてみたら、この連載でこういうオシャレなお店は初めてかもしれない(笑)。

 

やはり場所柄、お客さんはサラリーマンが多いようですね。みなさんスーツ姿。だらしない格好でスイマセン。

ということで、奥の半個室のテーブルに座ります。

 

さーて、とにくもかくにもビールをいただきたいですね。メニューを見ると、おお、確かにいろんなビールが用意されています。それも、あんまり聞いたことのない銘柄ばかり。なるほど、これがクラフトビールか。

 

ちなみにクラフトビールというのは、小規模な醸造所で作られたビールのことで、メジャーなビールとは違う個性豊かな味わいが魅力なわけです。メニューを見てみると、修善寺ヘリテッジヘレス、森閑のペールエール、黒の憩、ブラックIPA、俺のA.J.Iなど、変わった銘柄がずらりと並んでおります。それぞれに丁寧な解説がついているので、選ぶ参考になりますね。というか、名前だけ見ても、さっぱりわかんないですからね。

 

セットもいろいろ用意されています。僕はディーナーカリーセット(980円)にしました。お好みのカレーとナン、もしくはライスのセットですね。カレーは、辛口のスパイスダイナーチキンカリーにしました。

 

そしてクラフトビール3種飲みくらべセット(1,000円)。その名の通りにお好きなビール3種類セレクトできるというセットです。実は最近クラフトビールに凝っているというM君のアドバイスに従って、ダージリン、ヴァイツェンボック、黒の憩を選んでみましたよ。

 

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壁からニョッキリと生えた10本の蛇口からそれぞれのビールが出てくるのです。

 

さて、まずはダージリンからいってみましょう。色はかなり薄めの黄金色。ゴクリ。

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お、これはフルーティ。華やかな味わいですね。そして確かに紅茶、ダージリンの風味が感じられます。ちょっとビールのイメージとは違う感じですね。へぇ、こんなビールもあるんだなぁ。

 

続いて、ヴァイツェンボックと黒の憩も到着したので、どんどん味見してみましょう。

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ヴァイツェンボックはグッと色が濃いですね。ヴァイツェンというのはドイツ南部の製法で作られたビールで、これは岩手県のブルワリー産。このヴァイツェンボックは通常のヴァイツェンよりも1.5倍の麦芽を使用しているそうです。

 

おお、なるほど、これは濃厚。

しかもアルコールも7%と高めなので、ガツンと来る味です。苦味よりも甘みが強い感じかな。バニラっぽい風味を感じました。

 

最後は黒の憩。スタウトビールです。スタウトで有名なのは、あのギネスビールですね。スタウトっていうのは「強い」という意味らしく、これまた濃厚。黒くてドスンと来る風味です。この味はビールというより、コーヒーだなと思ったら、本当に挽き割りコーヒーがブレンドされているそうです。

 

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というわけで3種類とも、いわゆるビールのイメージとはかなり違う味わいでした。ううむ、ビールの世界っていうのは、ずいぶん幅広いものなんだなぁ。

おっと、今日はビールとカレーの組み合わせを楽しみに来たんだっけ。

 

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焼きたての大きなナンとスパイスダイナーチキンカリーをつまみに飲むことにしましょう。ビールのつまみにはライスよりナンだろうなと思ったら、これが大正解。ビール自体味が強いので、ナンだけでもいけちゃうんですよ。ビールをおかずにナンを食べる感じ(笑)。濃い味のビールがカレー代わり。思わず、これだけでナンを完食しちゃいそうになりました。


いかんいかん、カレーと組み合わせなくちゃ。

と、スパイスダイナーチキンカリーをスプーンで一口。うん、スパイシー。こりゃあ、インドカレーって感じのカレーですね。そこに黒の憩を一口。

 

おっ。強い味同士でぶつかるかと思ったら、なかなかどうして上手い感じに共鳴しますね。薄いダージリンの方が合うかと思ったんですが、むしろ濃いヴァイツェンボックや黒の憩の方がハマるかもしれません。

 

M君はカレーではなく、「1人飲みセット」というのを注文してます。好きなビール1種類と、おつまみ4種類がついて1,500円というセットです。

  • パパド(インドの豆せんべい)
  • サモサ(インドの揚げ餃子)
  • タンドリーチキン
  • シークカバブ(インド風つくね)

 

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それぞれ適度にスパイシーで、これまたクラフトビールに非常に合うんですね。

普段、ビールというと、あんまり銘柄も気にしないじゃないですか。たまに「キリンとアサヒどっちにします?」なんて聞かれて、「じゃあ、アサヒで」なんて言ったりするけど、別に有無をいわさずに決まった銘柄のビールを出されても、特に文句はないですよね。んで、同じ種類のビールをずっと飲んじゃう。

 

でも、こういう風に、いろいろと個性のあるビールを一杯ずつ飲んでみたり、料理との組み合わせを考えてみたりというのも、なかなか楽しいもんですね。ビールというよりも、ワインを楽しむ感じに近いのかな。

 

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店長の北村さんにお話を聞いてみると、こちらのお店、もともとは千葉県松戸のインド料理屋「印度亭」の支店として開店したのですが、溜池山王という場所柄、インド料理だけでは弱いと考えて、カレーとクラフトビールが楽しめる店「スパイスダイナー」としてリニューアルしたそうです。

 

クラフトビール目当てのお客さんとインド料理目当てのお客さん、そして当然、両方目当てのお客さんがいるそうで、狙い通りに客層が広がったとのこと。いや、もちろん僕は大衆食堂のカレーライスと瓶ビールの組み合わせも大好きなんですけど、たまにはこういうのもいいですね。


そして、クラフトビールは普通のビール(約5%)に比べて約5〜10%とアルコール度数が高めなので、いつもの調子であまり飲み過ぎないように気をつけないとね。

 

今回はヒョイと飲むというより、じっくり味わう系のお店でありましたけど、うん、たまにはいいよね。

 

お店情報

スパイスダイナー

住所:東京都千代田区永田町2-11-1山王パークタワーB1F
営業時間:月曜日〜金曜日 11:00~15:00(LO 14:30) 17:00~23:00(LO 食事21:30 飲物22:00)
電話:03-5521-0005
定休日:年中無休
ウェブサイト:http://spicediner.tokyo/

 

書いた人:安田理央

安田理央

1967年生まれ。フリーライター、居酒屋お通しコレクター、アダルトメディア研究家、ニューウェーブ歌手、イベント司会、駅弁大会エバンジェリストなど、色々。好きなサッポロ一番はしょうゆ味。

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