【実験】暑いのでいろんなお酒をアイスにしてみた

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最近、かき氷がブームなんですってね。

オシャレなかき氷。

女子がかき氷を食べるのに、何時間も並んだりしてるというじゃありませんか。

僕もかき氷は嫌いじゃないんですけどね、やっぱり基本的に甘い物は苦手なんですよね。

男たるもの、というかおじさんたるもの、暑くてもかき氷なんかで涼はとれねぇ! 

酒だ酒だ、冷たい酒だ!

てなわけで、最近は飲み屋さんで、シャリキンホッピーとかを好んで飲んでいるわけですよ。

シャリキンってのは、キンミヤ焼酎をシャリシャリに凍らせたのをホッピーで割るという飲み方。

いうなれば、これぞ男のかき氷なわけですよ!

そういや日本酒もシャーベット状にして飲む「みぞれ酒」なんてのもあります。

こうなると凍らせて飲んだら、どのお酒がおいしいのか、試してみたくなりました。とりあえずいろいろと用意してみました。

 

いろんなお酒を凍らせてみた

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かき氷用の氷を作る容器の中に……、

 

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まずは赤ワイン。

 

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日本酒。

 

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ウイスキー。

 

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自家製梅酒。

 

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甲類焼酎20度。

 

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そしてビール。

 

家庭用の冷凍庫だと、アルコール度数が20度くらいまでしか凍らせられない、とのことなので、そこは注意しました。

ビールは5度、ワインは13.5度、日本酒は15度、甲類焼酎はギリギリの20度。

ウィスキーは40度なので、水割りにしました。

梅酒は自家製なので度数がわからないけど、まぁ、20度くらいかなぁ、と(笑)。

 

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せっかくなのでアイスキャンディーも作ってみることにしました。

 

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はい、準備OK。

 

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自宅の冷蔵庫の冷凍室に入れて、一晩置きました。

だいたい凍ったかな、ということで翌日の朝、保冷バックに入れて仕事場へ持っていきました。

30分チョイの移動でしたが、なんとか溶けずに運べた模様。

速攻で仕事場の冷蔵庫に突っ込んで、夕方まで再び凍らせることにします。

夕方、カメラマンのねじ君も到着。

仕事場のベランダにテーブルを出して、凍った各種のお酒をかき氷機(10年ぶりに引っ張り出して来た)でガリガリとやってしまおうというわけです。

 

ビールをかき氷にしてみる

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ところが、仕事場の冷蔵庫から容器を出してきて驚きました。

 

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あれ、凍ってない……。ワインがシャーベット状にグズグズだ。朝は固まっていたのに……。

 

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焼酎と梅酒に関しては、完全に液体のまま。

 

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こ、困ったな……。

ま、とりあえずちゃんと凍っていたビールでかき氷を作ってみましょう。

 

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ビルの間でかき氷。

ゴリゴリゴリゴリ。

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うっすらと茶色がかかったかき氷が完成。

 

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さていただきますよ。

 

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見た目は普通のかき氷ですね。

 

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パクリ……。

 

「ムム?」

「どんな味ですか、安田さん?」

「……ううむ。ちょっとねじ君も食べてみてよ」

「じゃあ、いただきます。……ううむ」

 

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さっぱりしている中に、苦味だけが浮かび上がってくるような味、とでも言えばいいでしょうか。

とにかく苦味がガツンと来ます。

ビールの爽快感とかうま味とかが、完全に抜けてしまっています。

「これは……いまいちだね」

「いまいちですね」

本当は各種の凍ったお酒でかき氷を作って食べ比べる予定だったんですが、ほとんどがシャーベット状になっていました。

まぁ、それならそのまま食べてみるか、と路線変更。

 

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というわけでワインシャーベット。

 

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いただきます。

 

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これは……渋い……。

さっきのビールの苦味以上に、渋みを濃縮したような味になっています。

凍っているので、その分、さっぱりとするかと思ったら大違いでした。

 

「日本酒シャーベット」の味

次は日本酒です。

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いい感じのみぞれ状態。

 

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おおっ、これは……!

 

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うん、うまい。

 

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日本酒ならではの甘み、うま味がちゃんといきてます。

キリっとした冷たさが、うま味をしっかりと引き立てていたりします。

なるほどなー、ちゃんと商品になってるわけだよね、みぞれ酒。

 

続いてはウィスキーに行ってみましょう。

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40度のウィスキーを1:1の水割りにしたので、20度、ってことで計算はあっているでしょうか?

シャリシャリのシャーベット状です。

 

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パクリ。

まぁ、ウィスキーも細かく砕いた氷でグラスを満たすという「ミスト」という飲み方があるくらいですから、悪いわけもないんですが、そのものを凍らせてしまうと、味がちょっとトゲトゲしくなってしまう気がしますね。

じゃあ、「ミスト」の氷をさらに細かくしたという考えで、かき氷にウィスキーをかけてみたらどうでしょうか?

 

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普通にかき氷を作って、

 

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そこにウィスキーをふりかけます。

 

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うん、これはおいしいが、やっぱりこういうのはスプーンで食べるんじゃなくて……。

 

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グラスで飲んだ方がよいですね。

 

というわけで、凍らなかった梅酒や焼酎も、この「超細ミスト」でいただきました。

やっぱり直に凍らせるよりも、こうして飲んだ方がおいしい気がします。

さて、アイスキャンディーの方はどうでしょうか?

 

お酒のアイスキャンディー

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こっちは小さいせいか、わりとしっかり凍っていましたね。

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まぁ、味の感想はだいたい同じ。ワインはやっぱりダメですな(笑)。

 

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そして梅酒もやっぱり凍らなかった。あれ、意外に度数が高いんだなぁ。

 

というわけで、どうも仕事場の冷蔵庫のパワーが低かったのが敗因のようですね。

酒を凍らせる時は度数をかなり抑えめにしておくのがコツのようです。

凍らせて食べるのに向いているのは日本酒やウィスキー、向いていないのはワインとビールという結果になりました。

しかし、凍らせているとはいえ、これだけ飲んでいると、かなり酔っ払いますね。

それも、通常の酔い方とはちょっと違って、じんわりと酔っ払ってくる感じ。

気がついたら、酔っ払っていた、みたいな。

変わった酔い方をしてみたい時などはいいかもしれないですね。

 

※この記事は2017年8月の情報です。

 

書いた人:安田理央

安田理央

1967年生まれ。フリーライター、居酒屋お通しコレクター、アダルトメディア研究家、ニューウェーブ歌手、イベント司会、駅弁大会エバンジェリストなど、色々。好きなサッポロ一番はしょうゆ味。

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