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この食感は革命的……福井の知られざるお菓子「羽二重シュー」を取り寄せたらほっぺたが落ちた

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こんにちは。メシ通レポーターの大矢です。現在東京在住の私ですが、以前は仕事の関係で夫とともに各地を点々としておりました。某県民番組の某夫妻みたいに。で、2014年の11月まで2年ほど暮らしたのが、福井

 

皆さん、福井ってどんなイメージがありますか?

 

「あ、東北地方だっけ?」

「北陸新幹線で早く行けるようになったんだよね!」

「へー……(情報を持ち合わせていない)」

 

以上、全部実際に私が言われたことのある言葉です。えっと、ツッコミどころだらけ! 地理を勉強するところから出直してください!

 

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ココです! ココが福井県です!(※画力もツッコミどころだらけだけども!)北陸3県「富山石川福井」のうちのひとつ! 北陸新幹線はいずれ通る予定ですけど、まだ隣の石川県・金沢駅までしか開通していません!

 

福井県は南北で「嶺北地方」と「嶺南地方」に分かれていまして、方言も文化も違うんです。冬はそこそこ寒いし雪もめっちゃ積もりますけど、「幸福度日本一」になるくらい、住みやすいし働きやすいし、食べ物もおいしいし、いいところなんです。詳しくはウィキってください!

 

で、福井の銘菓も数あるのですが、代表的なものが「羽二重餅」(はぶたえもち)。どんなものかというと、こんなお菓子です。

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おそらくどの地域の方にもわかるように説明すると、「求肥」のようなもの。砂糖と水あめ、餅粉などからできています。「羽二重」というのは絹織物の一種のことで、もともと絹織物の生産が盛んだった福井の名産物にちなんで作られた、歴史のある銘菓なのです。

 

すべすべの絹のような手ざわり。食べてみると……、

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優しい。

 

優しいです。味も口あたりも。なめらかでもちっとしていて、上品ですうっと溶けるような。緑茶に合う。でも、おそらく皆さん想像通りの味なんですよね。特にあんこが入っているわけでもないので(※あん入りの「羽二重餅」もあります)。というわけで、今回はちょっと変化球の銘菓をご紹介したいのです。その名も、

 

「羽二重シュー」

 

なんだかよくわからないですけど、要するに「『羽二重餅』みたいな食感のシュークリーム」なんです。

 

私が初めて食べたのは福井に住んでいたころ、たまたま取材したのがきっかけだったのですが、「なにこれ、うまっ!」と思って、翌日にもう1回買いに行って、その次は友人宅のおみやげに持って行ったくらいでしたからね!

 

そうしたら、製造元の「西洋菓子倶楽部」の 公式サイト などから取り寄せ可能だというじゃないですか! 懐かしいのでさっそく取り寄せてみました。

 

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こちらが「羽二重シュー」。5個入りで650円ですが、取り寄せの場合は冷凍便の送料もかかるので、友達のぶんとまとめ買いするといいかもしれない。冷凍された状態で届きます。すぐ食べないなら、そのまま冷凍庫へ。30日は持ちます。解凍するには冷蔵庫に入れて8時間以上待ったほうがいいので、食べる前の日に冷蔵庫に移しておくといいです。

 

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冷蔵庫に移した翌日にはこんな感じ。凍っていたとは思えないくらい、見た目から既にふるふるしています。そして、フタを開けたとたんにシュー皮の香ばしい香り! 期待感しかありません!

 

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えっと、お皿に盛っただけなんですけどね。でも気品すら漂っていませんか?

 

すべすべのシュー生地に、ちょんちょんと乗ったくるみのクラッシュ。聞くところによると、2013年6月の販売開始以来、約50万個を売り上げているそうです! 

 

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手にすると思ったより重量感があって、そう、ちょうど豆大福のようなやわらかさと重みを感じます。ちなみに、断面を見てもらおうと思って包丁で切ってみたのですが、うまく切れなかったので写真は割愛させていただきます。ほら、お餅を包丁で切るのって難しいじゃないですか。ほんとにそんな感じ。さて、いざ実食。

 

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モチッ!

 

うわっ! え、えっと……見た目はシュークリームなのに食感は完全に「羽二重餅」なので、一瞬脳がビックリします。もっちりとしたシュー生地と弾力すら感じるほどコクのあるカスタードクリームが一体となって、生地とクリームの境界線が危うくなるくらい、モッチモチなのです……!

 

もっちり感の秘密はもち米粉。シュー生地に使われたもち米粉や米のでんぷんが、独特の食感を生み出しているのだそう。それにバニラビーンズ入りなのでしっかりとしたバニラの香り、そしてくるみの香ばしさが、まあるい味わいにアクセントをつけています。

 

うむ……洋菓子にしてここまで「羽二重餅」のモチモチ感を再現するとは……おそるべし。何を隠そう、福井はお米の名産地。「コシヒカリ」だって、もとはと言えば福井で開発された品種なのですよ! 「西洋菓子倶楽部」ではこれまでにも福井県産米を使った洋菓子を開発してきたので、そのノウハウが「羽二重シュー」にもいかされているとのこと。「お米づかい」はお手のもの、というわけですね。

うーん…… いろいろと書いてもたぶん、この食感と味わいのバランスは伝わらないんだろうな……(ライター敗北宣言)。近くに住んでいる人はとりあえずお店に行ってみるといいですし、遠方の方は私みたいに取り寄せてみればいいと思います! では!

 

お店情報

西洋菓子倶楽部 丸岡本店

住所:福井県坂井市丸岡町西里丸岡3-45
電話番号:0776-67-2227
営業時間:10:00~19:00
定休日:水曜日
ウェブサイト:西洋菓子倶楽部 / サロン・ド・テ 西洋菓子倶楽部 高乃倉

※この記事は2017年4月の情報です。
※金額はすべて消費税込です。

 

書いた人:大矢幸世

大矢幸世

転勤族の父親と夫を持ったがために、愛媛群馬東京京都福岡鹿児島福井を渡り歩いた流浪系ライター。現在地は東京。地元はしいて言えば福岡。立命館大学卒業後、百貨店勤務、フリーペーパーの編集を経てフリーランスに。月刊誌や広報誌、WEBなど各媒体で執筆中。著書に『鹿児島カフェ散歩』(書肆侃侃房)。

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