老舗魚屋店主の酒の肴レシピ「サバのにんにくみそ煮」7~8分煮ればOKです【魚屋三代目】

こんにちは! 鮮魚魚武の三代目、料理家の魚屋三代目です。

基本の魚料理の1つで、以前紹介した「サバのみそ煮」。

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今回はそのレシピをより作りやすく見直し、さらに、にんにくを加えてこってり&パンチの効いた「サバのにんにくみそ煮」を作ります。

脂がノリノリのサバを基本の調味料とにんにく、しょうがと一緒に7~8分煮るだけで、お酒にもご飯にもバッチリ合うひと皿になりますよ!

 

魚屋三代目の「サバのにんにくみそ煮」

【材料】2人前

  • サバの切り身 2切れ
  • しょうがスライス 4枚
  • すりおろしにんにく 小さじ1/4

(A)

  • みそ(家にあるものでOK) 40g
  • 砂糖 大さじ3
  • みりん 大さじ2
  • しょうゆ 大さじ1
  • 日本酒 大さじ4
  • 水 80ml

 

作り方

1. 鍋に(A)、しょうがスライス、すりおろしにんにくを入れたら、

 

よく混ぜながら中火で熱して、

 

ひと煮立ちさせます。

 

2. ひと煮立ちしたら、サバの身を皮を上にして入れます。火加減は中火のままでOKです。

サバの切り身はキレイに処理されているものが多いですが、もし血やドリップなどが付着していて気になる場合は、流水で洗ってキッチンペーパーなどで拭いてから煮てください。

 

短時間で中までしっかり煮えるように落とし蓋(鍋の大きさに切ったアルミホイルをクシャッとさせたものでOK)をして、

 

さらに鍋のフタをして7~8分煮ます。

5分ほど煮たところで一度フタを取って確認して、煮汁がほとんどなければ、焦げないようにお湯(分量外)を加えて調節してください。

 

7分煮たものがこちら。5分くらいでもだいたい煮上がりますが、7分でしたらサバの身にしっかりと熱が入って安心です。

 

3. 最後に盛り付けです。まず、お皿にサバの身を盛り付けたら、鍋に残った煮汁を弱火で煮詰めてとろりとさせ、

 

サバにかけます。一緒に煮たしょうがスライスを添えます。

 

お酒もご飯も呼んじゃう味!

たっぷりかけた煮汁を、サバによく絡めながら食べてみてください。短い時間で煮たサバの身はパサつきなし。そこに濃厚なみその味わい、さらににんにくの香りがガツン! これはお酒もご飯も呼んじゃう味ですね。

お好みで、盛り付ける時にラーメンにトッピングするようにすりおろしにんにくを追加したり、白髪ねぎや薬味ねぎを添えたりするのもオススメ。一味唐辛子や七味唐辛子をかけてピリッとさせるとよりおつまみ感が出て美味しいですよ。

そして、残ったみそ煮は次の日、電子レンジで温めてから、表面だけグリルやオーブントースターで焼くのが私の好きな食べ方。香ばしく焼けたみそが最高なんです!

 

今回使ったのは、スーパーでもよく見かける脂がのったノルウェーサバの切り身です。ノルウェーは漁で獲るサバの量が漁船ごとに厳しく決まっていて、脂がのった美味しいサバが獲れる時期以外は漁をしないとか。ノルウェーサバは大きいほどさらに脂がのっているので、お店で選ぶ時は、大きめの切り身を選ぶのがオススメですよ。

 

作った人:魚屋三代目

魚屋三代目

本名・柳田昇(やなぎたのぼる)。神奈川県厚木市で60年以上続く鮮魚店の三代目。父と魚屋を営むかたわら、旬の魚介の簡単な料理や捌き方をブログ『魚屋三代目日記』にて紹介しています。レシピ本などの書籍やテレビなど幅広く活動。62種の魚介の詳しい捌き方と、それらの魚をおいしく食べる100を超えるレシピ、捌き方やおろし方の動画が見られるQRコードも掲載の最新刊『魚屋三代目の魚のおろし方と料理』(エイ出版社)が発売中。2023年4月、新鮮な魚介類を使ったお惣菜店「noboru 魚武商店」もオープン。

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