【ウマ酸っぱ〜い】男の「塩レモン鍋」の作りかた【絶品】

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この季節は鍋が食べたくなりますね。

水炊きやキムチ鍋、トマト鍋などいろいろと流行りがありますが、なんと言っても今年は最後のひと口までさっぱり食べられる「塩レモン鍋」がオススメです。

市販の「塩レモン鍋の素」で作っている方が多いみたいですが、今は国産のおいしいレモンが手頃な値段で手に入る最高の時期。 

せっかくだから、オリジナルの「俺の塩レモン鍋の素」を作ってみませんか?

 

そもそも「塩レモン」を作るのって面倒じゃないの?

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「塩レモン」は、皮ごとのレモンを塩漬けして熟成させた調味料。

通常の作り方だと、仕込んで使えるまでに最低1週間〜10日間はかかってしまいます。

塩加減やレモンの酸味がマイルドになり、皮の苦みをやわらいでいく過程は実験をしているようで楽しいですし、いろいろな料理に使えておいしいのですが、やはり「いますぐ食べたい欲求」には勝てません。

 

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▲熟成させた「塩レモン」。だが作るのが面倒くさい……

 

そんな思いもあって、作ってから3時間ほどで使える「速攻! 塩レモン鍋の素」を考えてみました。

 

材料(作りやすい分量)

  • レモン(国産)……2個
  • 粗塩……小さじ1
  • 砂糖……小さじ2
  • 顆粒鶏ガラスープの素……小さじ2

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ちなみにレモンを選ぶ際のポイントはこれ。

  • 重量感があり、軸は緑色
  • 皮にハリとツヤがある
  • 色が鮮やかで色ムラがない

 

さっそく作ってみましょう

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まずはレモンをよく洗って水けをふき、両端を切り落とします。

 

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皮をすべて取り除きます。

 

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本来の作り方であればレモンは皮ごと仕込みますが、短時間で作る、もしくは鍋に煮るとなるとレモンの皮の苦みが出てしまうので、今回はきれいにむいちゃいます。

 

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厚さ3㎜ほどの輪切りにしたら……

 

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耐熱容器に輪切りにしたレモンを入れて、粗塩、砂糖、鶏ガラスープの素をふりかけます。

 

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ふんわりとラップをかけて、600Wの電子レンジで30秒加熱します。

いったん取り出してから上下を返してさらに30秒加熱します。

 

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電子レンジから取り出して調味料が溶けきっていなかったら、もう一度上下を返して冷まします。

 

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粗熱がとれたらファスナーつき保存袋に入れ替えて……

 

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袋の空気をしっかりと抜いて密閉して、常温で3時間ほどおいたら完成!!

ひと晩、冷蔵庫でおくとレモンの酸味と調味料がなじんで、さらにおいしさがアップします。

 

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さて、この「塩レモン鍋の素」を使って、「豚肉と白菜の塩レモン鍋」を作ってみましょう!

 

豚肉と白菜の塩レモン鍋

材料(3人分)

  • 塩レモン鍋の素……1袋
  • 豚バラ薄切り肉……300g
  • 白菜……1/4株
  • 長ねぎ……1本
  • しいたけ……3個
  • にんにく……1/2かけ
  • ウインナー……6〜7本
  • 水……2カップ
  • 粗びき黒こしょう……適量

作り方

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白菜は食べやすい大きさに切り、長ねぎは粗く刻みます。

しいたけは軸を取って十文字に切り込みを入れ、にんにくは薄切りにします。

ウインナーは斜めに切り込みを入れてください。

鍋に白菜を広げて入れ、白菜の間に豚肉を入れ込みます。

ウインナーも加えて長ねぎとにんにくを全体に散らし、最後にしいたけをのせます。

 

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水を入れ、「塩レモン鍋の素」から漬け汁を大さじ1弱加えたら、ふたをして強めの中火で6分ほど煮ます。

 

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煮立って肉の色が変わってきたら、残りの「塩レモン鍋の素」から、漬け汁ごと半量加えます。

 

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さらにふたをしてさらに1〜2分煮たら、粗びき黒こしょうをふって完成です。

レモンの酸味が気になる方は、完成したらレモンを取り除いてもOK!

残っている「塩レモン鍋の素」は、鍋の2回転めに適宜足してください。

今回は鶏ガラスープの素を使いましたが、顆粒コンソメスープの素に替えてもおいしいです。

鍋のメイン食材も、鶏もも肉や鶏手羽先、牡蠣などもオススメ。

 

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さらにシメとして中華蒸し麺やごま油としょうゆを少し加え、お好みで粗びき黒こしょうをふって食べてもおいしいです。

 

とにかく「塩レモン鍋の素」作りは超カンタンです。

さっぱり味で胃にもたれないし、

クエン酸も含んでいるので、疲労回復にも良さそうです!

 

※この記事は2017年12月の情報です。

 

書いた人:倉橋利江

倉橋利江

おいしく食べるためには努力を惜しまない食いしん坊編集者・料理愛好家。料理上手な母の影響で、小学生の頃から台所に立って料理を覚える。料理編集者として出版社に勤務し、編集長として料理ムックの発行を多数手掛け、さらに大手出版社で料理雑誌の編集に携わったのちフリー編集者に。独立後、これまでに50冊以上の料理書籍を担当し、数々のヒット商品を送り出す。20年近くの編集経験から、料理家と読者の間をつなぐ存在でありたいと思い、仕事で学んだプロのコツと独自のアイデアを組み合わせた「手に入りやすい食材で、作りやすく、また食べたくなるレシピ」を考案している。

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