こんにちは。プロダクトデザイナーときどき料理人、ツジメシこと辻村哲也です。
僕がこの時期によくやる、インスタントラーメンの簡単なアレンジがあります。あっさり味のラーメンに、季節の青い香りの野菜を生でたっぷりのせて、スープの熱でしゃぶしゃぶのように軽く火を通して食べるというもの。簡単ですが、これがなかなか美味しいです。
野菜は、セリ、三つ葉、春菊、大葉、青ネギ、ニラ、カイワレ、ルッコラ、クレソン、パクチー、ミント、ディル、などなど。お好みのものをいくつか取り合わせてみてください。この手の青物が半端に余った時の食材整理メニューとしても重宝します。
今回のレシピメモはこちら。
いろいろなバリエーションができますが、まずは春らしく、セリ、春菊、カイワレに桜エビの組み合わせはいかがでしょう。ラーメンはしょうゆか塩のあっさりタイプに、しょうがとレモンを効かせます。
ツジメシの「青草ラーメン」
【材料】(1人分)
- セリ、春菊、カイワレ 合わせてひとつかみ程度
- インスタント麺(しょうゆ味または塩味のお好みのもの) 1人分
- サラダ油 小さじ1
- ニンニク 1かけ
- 輪切り唐辛子 適量
- おろししょうが 小さじ1/2
- レモン汁、桜えび 各小さじ1
作り方
1. 春菊は、葉と茎にわけ、葉は長いものは2つに、茎は3~4cm長さに切る。セリは4~5cm長さ、カイワレは半分に切る。混ぜ合わせて水洗いし、水気をよく切っておく。
ニンニクは薄切りにしておく。
2. 鍋にサラダ油、ニンニク、輪切り唐辛子、塩ひとつまみ(分量外)を入れて中火にかける。油がふつふつとしてきたら弱火にして混ぜながら加熱し、ニンニクがきつね色になったら取り出す。
3. 同じ鍋でラーメンをパッケ―ジの表示どおりに作り、おろししょうがを加える。
春菊の茎やセリの根など、硬いものや香りが出るものは麺と一緒に茹でる。
4. 茹だった麺とスープを丼に盛り、1の野菜をのせ、レモン汁を回しかけ、2で出しておいたニンニク、桜エビを散らす。
青草はスープの熱でかさが減るのでマシマシで
春の香りを“めいっぱい”楽しめる一杯です。青草はスープの熱でかさが減るので、え、ちょっと多いかも、というくらいマシマシにしてしまっても大丈夫。
そして、この青草ラーメンは、ナンプラーを使ったエスニックバージョンにしても美味しいです。
ここでは葉っぱはパクチー(根も)、青ネギ、大葉、スペアミント。麺は棒ラーメン、スープは鶏ガラスープの素小さじ1(または付属の粉末スープ半量程度)に、ナンプラーとしょうゆを小さじ1ずつと、砂糖を小さじ1/2。仕上げのレモン汁は多めに。
トッピングにはフライドオニオンと砕いたピーナッツ、あれば青唐辛子もぱらり。軽いタイプのビールが進みます。
ご紹介したものの他、好みの野菜の組み合わせでお試しください。仕上げにごま油やオリーブオイルを少し垂らしても美味しく食べられますよ。
作った人:ツジメシ
本名は辻村哲也、ツジムラの飯でツジメシです。本業は各種製品を手がけるプロダクトデザイナーながら、料理好きが高じて間借り飲食店でも料理中。手抜き日常食からマニアックな料理まで図解したレシピが人気。著書に『付箋レシピ デザイナーときどき料理人のスケッチごはん』(アース・スターエンターテイメント)。
- ブログ:ツジメシ。プロダクトデザイナー、ときどき料理人
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