邪な心は持ち込み禁止! スマートなデートにうってつけな、お店にワインを持ち込める「BYO」入門!!

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「ビールより安いから」と家で発泡酒をちびちびと飲んだり、「サッと酔ってスッと寝たい」などとアル中みたいなことを言いながら某チューハイのストロング缶を素早く飲み干したり。20代半ば、社会人生活にも慣れてきた頃の僕のアルコールライフは、とかく荒れていた。

これは終わっている。

こんな大学生みたいなお酒との付き合い方じゃダメである。

大人の階段を上るべく、えいやっと一大決心し、自宅でもお店でも“大人の酒”ことワインを飲むようにしてから幾星霜。今では、一杯目こそビールを飲むことが多いが、二杯目以降はもっぱらワインである。

ワインを嗜むとなると、これはもう完全にオトナである。発泡酒ちびちび生活よりも、確実に大人のオトコであります。

そして、女性との逢瀬の際に飲むお酒も、やはりワインの方が相手からの印象がいい(気がする)。

レストランで、グラス片手に「このシャブリが放つ芳醇なアロマは、嗅いだだけで酔ってしまいそうだね。まぁ、僕は既に君に酔ってしまっているけどサ」などとキザに語っても、ワインであれば許される(気がする)。

でも、悲しいかな、ワインに全然詳しくはない。産地も種類もいっぱいあってよく分からないし、せいぜい「赤は肉と、白は魚と合うよねー」くらいの、干潟のように遠浅の知識しかない。でも、きっとワインに詳しい方が女性にモテる(気がする)。

 

ではでは、ワインに詳しくなるのはどうすればいいのか。

“BYO”というのをご存知だろうか。いま、密かに広がりをみせているのだが、“Bring Your Own (Wine) ”の略で、狭い意味ではワインを、広い意味で飲み物を、自分で飲食店に持ち込んで楽しむことを意味し、英語圏ではおなじみの文化らしい。

そして、BYOを積極的に利用していけば必然的にワインに詳しくなれるし、実際のデートでは「この日のために選んだワインを持ち込む」というようなスマートで新しい体験を愛しの彼女に与えられる、というのだ。

そこで、BYOについてさらに深く知るために、全国のBYO可能な飲食店を掲載するポータルサイト「BYO CLUB」の代表、田村 安さんに取材を敢行! BYOについてはもちろん、BYOをもっと楽しむためのマナーやお作法、そして初心者のためのBYO入門までを聞いてきたのでご紹介しよう!

 

お客さんだけでなく、お店側にもメリットがある

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「BYO CLUB」を主宰しながら、オーガニックワインの輸入販売を行う株式会社マヴィの代表取締役も務める田村さん。取材は、ワインの立ち飲みもできるマヴィプラス麻布店でおこなった。お手頃価格で厳選されたオーガニックワインを飲めるので、オススメである。


持ち込み手数料(1本あたり1,000〜3,000円が一般的)を払うだけで、好きなお店で自分が飲みたいワインを自由に飲めるのがBYOのいいところ。ただ、お店にはドリンク代の分だけ損をさせてしまいそうで、なんだか気後れしてしまう……。お店側は大丈夫なんだろうか。

 

「お店があらゆるワインを揃えるのは不可能なので、ワインにこだわるお客さんに来てもらいやすくなりますし、しかも在庫の心配もありません。お店は手数料をいただいた分だけ、ワインを冷やしたり、グラスを提供したり、サービスをすることで、お客さんに喜んでもらえます。また、こう言うと少し反感を買うかもしれませんが、ソムリエさんの人件費なども浮きますよね」(田村さん)

 

つまり、お店側は、こういった双方にとってのメリットを考慮したうえでBYOを受け入れているので、持ち込みたい時に遠慮はご無用というわけだ。ちなみに、もし当日の荷物でワインがかさばってしまいそうなら、前日に予め持ち込むことは可能か、予約時にお店と相談してみよう。

 

無粋な輩はNG! もっと楽しくBYOを利用するためのマナーとは?

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田村さん曰く「お店で提供されているワインは、原価の約3倍となるのが一般的です」とのこと。例えば、勝負デートで1万円の高級ワインを持ち込むとしたら、手数料が3000円とすると、合わせて1万3,000円。これは、お店で同じワインを頼むと3万円になるわけで、なんと1万7,000円もオトク!

ただ、これだけは肝に銘じておいてほしい。「安く済むから」という理由だけでBYOを選ぶのは、はっきり言って無粋な行為である。BYOは、あくまでも「好きなお店で好きなワインを楽しむ」ための文化。スマートに、カッコよく、お店の方と楽しくコミュニケーションしながら紳士的に利用しておくんなまし。

 

「お店の方とのコミュニケーションとしてオススメなのは、持ち込んだワインを「ちょっとお飲みになりませんか?」と飲んでもらうこと。ワインを通じて会話も弾みますし、お店の方がワインの味を分かってくれますから、それに合わせて料理の仕上げのトーンを変えることができるんです。その仕上げのちょっとした違いで、料理がガラッとワインに寄り添ってくれますよ」(田村さん)

 

BYOのマナーについては「BYO Club」でも詳しく解説されているので、お店に行く前にご一読を!

 

まずは始めてみよう! BYO入門

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最後に、BYOを始めたい読者諸君に向けて、BYO入門を教えていただいた。BYOを通じてワインに詳しくなり、そして女性にもきっとモテる(気がする)秘訣だ。

 

「気に入ったひとつのお店に、色んなワインを持ち込んでみてください。そうすれば、デート相手の女性にワインについて、お店について、説明できるようになります。何度も通うことで、お店の方とも仲良くなれますし、女性には、そういった“常連な感じ”がとっても効果的です(笑)。ただ、お財布も大変ですので、ワインを1本決めて、色んなお店に行くのもいいでしょう」(田村さん)

 

もちろん、お店やワインに精通するまではWebなどでリサーチしながら、試行錯誤を繰り返そう。千里の道も一歩から、ワインの道も一杯から、である。

 

オススメのBYOレストラン

 

書いた人:りょうすけ・のせ

りょうすけ・のせ

1984年生まれのジョージ・オーウェル世代。男子高でこじらせた恋愛観を、大学の文学部で修復不可能なまでに歪ませてしまい、エロスもタナトスもない荒涼の沼地にて、靴下を濡らしたまま一人立ち尽くしている。僕を会員にするようなクラブでもいいから入りたい。

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