ミックスビーンズで簡単&本格派の「豆カレー」をつくるたった1つのコツ【バリ猫ゆっきー】

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こんにちは! スパイスコーディネーターマスターのバリ猫ゆっきーです。

カレー屋さんのメニューに必ずといっていいほど並ぶ「ダルカレー」。ダル(ダール)は、ヒンディー語で豆や挽き割り豆を意味していて、ダルカレーとは豆のカレーのこと。素朴な味わいが好きで、私もよく食べます。

そもそも、インドでは豆はインドの国民食ともいわれる食材の1つ。カレー以外にも豆を使用した料理が多数あり、毎食最低一品は豆料理がつくそうです。

豆の種類も豊富で、ダルカレーには、丸く平たい形がレンズに似ているレンズ豆を使うことが多いです。とはいえ、挽き割りのレンズ豆は自分で煮るのには時間がかかる……。

そこで今回は、買いやすく、使いやすいミックスビーンズで美味しくできる豆カレーレシピを紹介します。

ミックスビーンズは、スーパーやコンビニにある缶詰やパウチのものでOK。水煮ではなく「ドライパック」や「ドライタイプ」を使うと、味がなじみやすいですよ。

 

バリ猫ゆっきーの「ミックスビーンズで豆カレー」

材料(4人分)

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  • ミックスビーンズ(ドライ) 120g
  • ターメリックパウダー 小さじ1/6
  • 塩 小さじ1/2
  • 水 250ml
  • じゃがいも、トマト 各1個
  • 玉ねぎ 1/2個
  • おろしにんにく、おろししょうが 各小さじ1
  • サラダ油 大さじ2
  • クミンシード 小さじ1/2
  • ガラムマサラ 小さじ1

(A)

  • コリアンダーパウダー、クミンパウダー 各小さじ1
  • レッドペパー 小さじ1/2
  • 塩 小さじ1/2

 

作り方

 

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1. じゃがいも、トマトは1cm角の角切りにし、玉ねぎはみじん切りにする。(A)は合わせておく。

 

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2. 鍋に分量の水、ターメリックパウダー、塩、ミックスビーンズを入れて中火にかけ、2~3分煮る。

このひと手間が大切。ミックスビーンズをスパイスと塩で茹でて、色付け、味付けをしておくのが深い味わいの豆カレーにするコツです。

 

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3. 別の鍋にサラダ油とクミンシードを入れて弱めの中火にかけ、クミンシードのまわりに細かい泡が出てきたら、玉ねぎを加える。

スパイスを油で炒めて香りを抽出させるこの工程を「テンパリング」といいます。

 

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4. 玉ねぎが透明になってきたらおろしにんにく、おろししょうがを加えて絡め、じゃがいもを加え2~3分炒め、トマト、(A)を加えて混ぜ合わせる。

 

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5. 2で煮たミックスビーンズを汁ごとを加え、中火で煮る。フツフツとしてきたらフタをして弱火で7~8分煮る。

 

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6. フタを開け、1~2分弱めの中火で煮て火を止め、最後にガラムマサラを加えて混ぜ合わせ完成。

複数のスパイスが配合されているガラムマサラで煮込むことで、飛んでしまったスパイスの香りを補い、味をまとめます。

 

豆はスパイスで下茹で、がポイント

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栄養満点の豆をたっぷり使った豆カレー。スパイスの香りと豆のやさしい甘さに、じゃがいもを加えることで食べ応えも満点です。お肉とは違うホクホクとした食感を楽しんでください。

ナンはもちろん、炊飯器で炊くクミンライスと合わせるのも美味しいですよ。

www.hotpepper.jp

 

この豆カレーを美味しくするポイントは、豆を下茹でする際に色付け、味付けをすること。

 

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インドでカレーによく使われる皮なしのレンズ豆は、30分くらい下茹でする必要があり、 その際、ターメリック、塩などを加えます。

今回はドライタイプのミックスビーンズを使用しているので下茹でする必要はありません。ですが、スパイスを加えて2~3分茹でることでより本格的な味に近づきます。

 

そして、最後にスパイスのお話。今回は手に入りやすいクミンシードを使用しましたが、豆カレーには「ブラウンマスタードシード」もおすすめです。

 

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ブラウンマスタードは刺激が強く、ツンとした辛味が特徴。豆やじゃがいもとの相性もよく、プチプチとした食感も楽しめ、豆カレーには特によく使われるスパイスの1つです。スパイスがそろっているスーパーでは見かけることが多いので、こちらもおすすめですよ。

 

作った人:バリ猫ゆっきー

バリ猫ゆっきー

スパイス料理研究家、スパイスコーディネーター協会認定スパイスコーディネーターマスター。スパイスレシピコンテストのグランプリ受賞がきっかけでスパイス料理のトリコになり、ブログ『楽しいキッチン*spice-cooking*』にてスパイスを使用した料理や、簡単で美味しいレシピ、アウトドアレシピを紹介。レシピ開発、料理教室講師、フードスタイリング・コーディネート、コラム執筆など幅広く活動中。バリ島の定番みやげ「木彫りの猫」がお気に入りで、“バリ猫”はそれにちなんだもの。

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