こんにちは! スパイスコーディネーターマスターのバリ猫ゆっきーです。
インドにも、日本と同じように炊き込みご飯、と呼べる料理があります。というと、「ビリヤニ」を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、今日ご紹介したいのは「プラオ」です。
プラオはビリヤニに比べるとまだ知名度は低いかもしれませんが、こちらもスパイスを使ったインド飯。使うスパイスの種類や量もビリヤニに比べると少なく、ダム(重ね蒸し)という複雑な手順があるビリヤニより手軽なので、自作するのにおすすめです。
そのプラオを、常備しているサバ水煮缶、そしていつものフライパン1枚でさらに作りやすくアレンジしてみました。
辛味スパイスを使わないので、辛いのは苦手だけどスパイスの香りは好き、という人もぜひ。スープでお米を炊くので、ピラフの作り方にも似ていますよ。
バリ猫ゆっきーの「サバ缶プラオ」
材料(3~4人分)
- 米(日本米でOK。研いで水を切っておく) 2合
- サバ缶(水煮) 1缶
- 玉ねぎ(みじん切り) 1/2個
- 水 360ml
- クミンシード 小さじ1/2
- おろしにんにく、おろししょうが 各小さじ1
- サラダ油 大さじ1
- 青ネギ(小口切り)、ミニトマト(カットする) お好みで適量
(A)
- コリアンダーパウダー 小さじ1/2
- クミンパウダー 小さじ1/2
- ターメリックパウダー 小さじ1/4
- 塩 小さじ1
作り方
1. フライパンに油とクミンシードを入れて弱火にかけ、
クミンシードの周りにふつふつと泡が立ってきたら、玉ねぎを加えて炒める。
2. 玉ねぎがしんなりしてきたらおろしにんにく、おろししょうが、(A)を加え絡める。
(A)のコリアンダーパウダーとクミンパウダーは、ガラムマサラ(小さじ1)でもOKです。
3. 2に水、米、サバ缶の汁を入れて軽く混ぜ合わせる。
4. サバの身をのせ、フタをして強めの中火にかける。沸騰したら弱火にして10分炊き、火を止めて10分蒸らす。
5. フタを開け、サバを軽くほぐしながら混ぜる。
器に盛り、お好みで青ネギを散らし、ミニトマトを添える。
このプラオは、炊飯器で炊くこともできます。玉ねぎやスパイスを炒める工程2まではフライパンで作り、そこからは炊飯器(いつもの白米を炊くモードでOK)で。サバの身をのせてから炊いてください。
手軽で美味しいインド飯「プラオ」
具材はサバと玉ねぎだけでとてもシンプルですが、口の中で広がるスパイスの香りで満足感のあるプラオができました。
スパイス香るインド飯とはいえ、炊き込みご飯の感覚で作ればいいので、いろんな具材で楽しむことができます。サバ缶の他に缶詰なら鮭缶やさんまの蒲焼き缶、鶏むね肉、にんじんや冷凍コーンといったお好きな野菜など、家にあるもので試してみてください。日本米で美味しく炊くことができます。
ちなみに、もう1つの炊き込みご飯ビリヤニは、肉や野菜などの具材とスパイスを混ぜたマサラと、米を交互に何層にもなるように重ねて蒸すのが伝統的な作り方。こちらも美味しいので、自作しやすいようにアレンジして、いつかご紹介したいと思います。
作った人:バリ猫ゆっきー
スパイス料理研究家、スパイスコーディネーター協会認定スパイスコーディネーターマスター。スパイスレシピコンテストのグランプリ受賞がきっかけでスパイス料理のトリコになり、ブログ『楽しいキッチン*spice-cooking*』にてスパイスを使用した料理や、簡単で美味しいレシピ、アウトドアレシピを紹介。レシピ開発、料理教室講師、フードスタイリング・コーディネート、コラム執筆など幅広く活動中。バリ島の定番みやげ「木彫りの猫」がお気に入りで、“バリ猫”はそれにちなんだもの。
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- Instagram:@balinekoyuki
- レシピブログ:バリ猫ゆっきーさんのmyレシピブック
企画協力:レシピブログ
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