酢豚&ハワイアンピザ以外の「パイナップル料理の可能性」を探る

パイナップルを料理に使うと賛否両論だったりしますが、やはり「パイナップル+酢豚」「パイナップル+ピザ」あたりは鉄板の組み合わせではないでしょうか。今回は、パイナップルが他にもどんな料理に合うのか、検証してみました。

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食材としてのパイナップルには、もっと可能性があるんじゃないか

寒いですね、ちみをです。

 

せめて南国を思わせる果物摂取で寒さを誤魔化したくなり今回はパイナップルを題材としてみました。もちろん料理に取り入れます。

酢豚にパイナップルを使うのはベタもベタですが、今回はそれよりも南進し東南アジア進出までを目論見ます。

 

【今回のラインナップ】

  • パイナップル+生姜焼き
  • パイナップル+炒飯
  • パイナップル+イエローカレー

 

まずは最初にコチラの一品にアジアの風を吹かせます。

 

パイナップル+生姜焼き

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【材料】(2人分)

  • 豚ロース薄切り 300g
  • 醤油 大さじ1
  • みりん 大さじ1(写真は黒みりんを使用)
  • 酒 大さじ1
  • 砂糖 大さじ1
  • 生姜 大さじ1
  • パイナップルスライス(缶詰) 2枚

 

【作り方】

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1.パイナップルを適度な大きさにカット

 

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2.材料すべてをビニール袋に入れ揉みこみ、30分ほど常温で寝かせる

 

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3.油(分量外)を薄くひいたフライパンでパイナップルごと焼く(弱めの中火)

 

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4.両面を1〜2分ずつ焼き火が通ったら完成(盛り付け用のレタスは分量外)

 

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▲意外にもご飯が進む味

 

まずは和な料理とパイナップルとの融合。

 

パイナップルは冬には生が手に入りづらいので缶詰を使用。

意外にも醤油やみりんといった和の調味料とパイナップルの甘味がマッチ。パイナップルの艶やかな香りが豚ロースに絡んで風となり吹き抜けます。

 

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▲目玉焼きなんてのせるとそれはもう卓越したおいしさ

 

さて次はグッと南下して……。

 

パイナップル+炒飯

【材料】(1人分)

  • 玉ねぎ 1/4個
  • 人参 20g程度
  • ウィンナー 2本
  • 卵 1個
  • ご飯 茶碗1杯分
  • パイナップルスライス(缶詰) 1枚
  • 鶏ガラスープの素(顆粒) 大さじ1/2
  • ナンプラー 少々
  • コショウ 少々

 

【作り方】

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1.パイナップルを適度な大きさにカット、玉ねぎ、人参をみじん切り、ウィンナーを輪切り

 

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2.油(分量外)をひいたフライパンか中華鍋で玉ねぎ、人参、ウィンナーを強火で炒める

 

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3.卵を落とし、その上にご飯を入れてパラパラになるまで強火で炒める

 

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4.全体に火が通ったらパイナップルを入れ強火のまま軽く炒める

 

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5.最後に鶏ガラスープの素、ナンプラー、コショウを加え強火のまま軽く炒めたら完成

 

炒飯というより東南アジアで食べるフライドライスといった趣き。コロナ禍前に訪れたタイの離島で食べた味を思い出しながら作りました。

 

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▲口に運ぶたび南国での陽気な思い出が目頭を熱くする。ああ旅行に行きたい

 

ご飯とパイナップルという組み合わせは一見するとビザールですがナンプラーが仲立ちすることで同盟が強固になるため苦手じゃなければナンプラーを多めに投下すると良いでしょう。

 

では最後にグッと南国っぽい一品を。

 

パイナップル+イエローカレー

【材料】(1人分)

  • イエローカレー(レトルト) 1袋
  • パイナップルスライス(缶詰) 1枚

 

【作り方】

1.パイナップルを適度な大きさにカット

 

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2.レンジなどで温めたレトルトカレーにパイナップルをのせて完成(写真のご飯は分量外)

 

イエローカレーは自分で作るとかなり面倒なのでレトルトで済ませましょう。手軽過ぎる南国の味ですがなかなか旅行もままならないご時世にはるかタイへ思いをはせるには十分なパンチ力がある組み合わせです。

 

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▲カレーとパイナップルは……わかり合える

 

パイナップルの酸味がイエローカレーのマイルドさと補完関係となりまったく隙のないカップリング。パイナップルの甘味も食べる前に抱いていたパイナップルへの違和感もひと口食べるだけでたちまち取り去られるでしょう。また生のパイナップルならばさらにおいしくなることでしょう。

 

ぜひパイナップルとカレーのエスニックな共存共栄から立ち昇るプリミティブな味を体験し南国の風を自宅にデリバリーしてみてください。調理時間3分です。

書いた人:ちみを

ちみを

1980年生。銀河で一番美味しく飯を喰らい酒を呑む才能を持ち、食と何かを無理やり結合させることを得意とする食コンテンツサプライヤー。昼はしめやかにリーマンを営む。好きな言葉は「牛飲馬食」。好きな女優は「80年代のかたせ梨乃」。

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