サンドイッチ専門店メルヘン。そのこだわりを探る

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これから乗る列車で何を食べようかと考えるのは、旅の楽しみのひとつですよね。

ターミナル駅にはたくさんの種類の駅弁があって目移りしてしまうなか、旅のおともに欠かせないと根強いファンが多い「サンドイッチハウス メルヘン」。
もちろん、ゆきちゃめゴンもそのひとりです。

今回はメルヘン東京駅エキュート店にお邪魔して、その秘密を探ってきました。

 

サンドイッチハウス メルヘンのこだわり

1983年創業のメルヘンは、昭和な雰囲気のかわいいクマのマークでおなじみ。

都内をはじめ関東圏を中心に26店舗展開していると聞いて、どこかの工場で作って持ってきているのだろうなと思っていました。

しかし……なんと! サンドイットはすべて各店舗の店内厨房で手作りしてるのだそうです。

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▲ひとつひとつ丁寧に手作り中。マヨネーズもサンドイッチ用に独自のレシピで開発したものを使用しています

 

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▲生クリームもその場でホイップしているから新鮮。だからメルヘンの生クリームは重たくないんですね

 

野菜もオゾン水で洗って使用するため、いわゆる一般的なカット野菜のような殺菌はしておらず、手作りの良さがいきています。

 

パンだけは別の工場で焼いて各店舗に搬入しているのですが、なるべくシンプルに、サンドイッチの具の味を引き立たせるように開発したというこだわりのパンなのだそうです。

 

そして、できたサンドイッチは約30秒後には、店頭へ。

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メルヘンのサンドイッチ、開発秘話

ショーケースには、他では見たことがない変わったサンドイッチがけっこうあります。

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例えば、マンゴー生クリームとか、ラムレーズン生クリームとか……

 

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チーズかぼちゃの包み揚げ、なんていうのもある。

 

こういったメニューは誰がどうやって開発しているのかうかがってみたところ、月に1回店長が本社に集結し、その場で新メニューを提案・作成。食べながら話し合って決めているとのこと。この会議がまた大変風通しのよい会議で、みなさん言いたい放題でたいへん盛り上がるのだそうです。
その会議、メルヘンファンとしては、柱の陰からこっそりのぞいてみたい気もします。

 

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常時40〜50種といわれるショーケースのラインアップは季節や店舗によって異なり、例えば春にはブルーベリークリームにいちごをはさんだベリーベリー生クリームサンドがあったり、秋ならモンブラン、栗、りんご、柿など、美味しくて新鮮な旬の素材を使ったサンドイッチが並びます。

また、例えば三越日本橋店では今半とコラボしたすき焼きサンドを予定していたり、今回うかがった東京駅エキュート店では、年末や連休などの特別な時期の夕方以降だけビンチョウマグロのトロで作ったスペシャルバージョンのツナサンド(669円)が並ぶこともあるのですが、取材当日はお目にかかれず残念でした。

幻のスペシャルツナサンド、もし東京駅で見かけたら絶対ゲットしたいものです。ちょっと高いけれど、旅のおともにビールといただいたら絶対美味しいはず。


とにかくラインアップは常に変わっていて、特別なタイミングでしか買えないサンドもあるのでメルヘンのショーケース、チェックは欠かせないですよ!

よく、メルヘンのサンドイッチは300種ぐらいと言われていますが、過去にボツになったものを含めれば、1,000種ぐらいは存在したのではないかとのことで、そのチャレンジ精神に脱帽です。

 

好評のサンドイッチをいただきます

ここからは、東京駅エキュート店でのベストNo.3をご紹介します。

 

第1位 厚切り三元豚カツ入り4食パック(756円)

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カツサンド、甘夏いちご生クリームサンド、タマゴサンド、ロースハムサンドといった確実においしく、かつバランス的にも最高なコンビネーション。どれも食べたいですもんね。これが1位というのは納得です。

 

第2位 あまおういちごジャム生クリーム(432円)

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甘すぎず、くどくないので生クリームが苦手でもメルヘンのものは大丈夫という話もよく聞きます。他でお弁当を買っておやつとしてスイーツ系サンドを買う、というチョイスもありですね。

 

第3位 エビカツとタマゴのペアサンド(¥388)

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たしかにこれはどっちも食べたいですね。
エビカツももちろん美味しかったのですが、感動したのはタマゴサンドです。

 

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一般的にはほとんどマヨネーズ味? というタマゴサンドが多いなか、マヨネーズ感はほとんど感じさせず卵そのものの味がいきていて、全くクドくないんです。ちなみに卵はヨード卵光を使用しているそうです。ぜいたくですね〜。

 

他にも、おすすめサンドがたくさん

ベスト3だけでなく、個人的におすすめのものがいくつかありましたのでご紹介します。

 

まず、

ローストビーフサンド(432円)

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本当にクオリティーが高くて、ビールよりむしろワインが合うかも、というレベルでした。

 

三元豚厚切りヒレカツサンド(496円)

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某豚カツ専門店にも全くひけをとりません。こちらはさらに肉を厚めにしていて食べ応え満点ですので豚カツに集中したい方にはこちらがおすすめです。

 

甘味系もいってみましょう。

 

フルーツスペシャル(388円)

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いちご好きの方はいちごサンドでもいいのですが、いろいろ入っているこちらのバージョン、実はメルヘン全店舗では一番好評なんだそうです。いちごだけでなく、黄桃とキウイも食べられるなんてぜいたくでうれしいですね。

 

おぐら生クリーム(324円)

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生クリームとの組み合わせが絶妙です。量もちょうどいい感じなんです。

 

旅だけでなく、ふだんにも楽しめるメルヘン

メルヘンは駅ナカなどだけでなく都内の百貨店や路面店など、いろんな形態の店舗があります。

毎日食べても飽きのこない日本人の味覚にあわせたレシピで作られたサンドイッチは、旅だけでなくもちろん、普段の生活のなかでも楽しめます。

 

行くたびに新しいサンドイッチに出合えるめくるめくメルヘンワールド、お店の近くを通ったらぜひチェックしてみてください。

 

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お店情報

サンドイッチハウス メルヘン エキュート東京

住所:東京都千代田区丸の内1-9-1 JR東日本東京駅構内1Fサウスコート エキュート東京
電話番号:03-3211-8929
販売時間:8:00~22:00(日曜日・祝日 8:00~21:00) 
定休日:無休
ウェブサイト:エキュート東京店
ウェブサイト:サンドイッチハウス メルヘン

※金額はすべて消費税込です。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

 

書いた人:ゆきちゃめゴン

ゆきちゃめゴン

食べることばかり考えています。弱いのにお酒も好きです。ふだんはエディトリアル系を中心にDTPデザイナー。東京の下北沢?渋谷あたりで生きています。万年ダイエッターでしたが、最近痩せることをあきらめました。Small Happy Thingsというサイトにも参加中。

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