どっからどう見ても。
タップリとかかっています。
ラーメンにヨーグルト
いやいやいや!
かけちゃいましたか!
やっちゃいましたか!
やめてくださいよ……。
そんなことされたら……。
行っちゃうじゃないですか。
気になりすぎる一杯を発見!
旭川大吉ラーメンをご紹介します。
30年以上続くお店に何が!?
どんな球種も絶対に捕球するんだと、
キャッチャー的な意気込みでやってきました。
北海道を拠点に食べ歩き、メシ通レポーターの裸電球です。
旭川は北海道を代表するラーメンの街。
そんな中……。
なにやらトリッキーなラーメンが話題だというのです。
やってきたのは旭川大吉ラーメン!
創業は昭和58年という、歴史のあるお店です。
正統派の一杯が味わえるお店で、地元を中心にファンの多い大吉ラーメン。
一体……何が起きているのでしょうか。
丁寧なラーメンがいただけるお店なんですよ!
その証拠に、スープや麺などの説明がびっしりと書かれています。
まずは冒険をしないで、
旭川といえば、醤油ラーメンをいただこうじゃありませんか。
看板メニューの「正油ラーメン 680円」です。
はい、食べる前からうまい!
どうですか、この美しいラーメン!
表面を覆うラード、それに黒い正油スープ。
これぞ、旭川が誇るソウルフードですよ。
それではさっそく!
濃いめのスープとも相性抜群の麺です。
のどごしもたまりません。
低加水の麺がスープを吸って、本当に美味しい!
見た目はがっつりと黒いのですが、食べると程よい塩分で驚きます。
ゴクリ、飲み込んだ後の余韻も長い。
昆布でしょうか、風味がいつまでも続くんです!
店主の吉田さんです。
ラーメンに向き合う姿勢は、真剣そのもの。
穏やかな笑顔で、質問にも気さくに答えてくれる吉田さんですが、
厨房ではビシッと厳しい表情です。
スープを作るときに出てきた塩分を除去するのがポイント。
この一手間が、見た目ほど塩分を感じさせない、まろやかなスープを生むんですね。
いや〜、美味しいラーメンでした。
ごちそうさまでした!
となるのが、普通のグルメサイトですが、
ここは『メシ通』。
それでは行こうじゃありませんか。
あくなき探求の世界へ!
ヨーグルトドーーーン!
この存在感。
今回の目的、ヨーグルトラーメンです!
どうなんですか、どうなんですか。
それ、やっちゃダメなやつじゃないんですか!
DKCって何でしたっけ。
ほら、ヨーグルトって周期的に流行るじゃないですか。
スプーン1杯のヨーグルトを自宅で増やすとか、
カスピ海ヨーグルトとか。
DKC…。
う〜ん、聞いたことありそうでないような。
ご主人、これって何ですか?
ああ、それ?
Dai・Ki・Chi
わお! お茶目!
知っているはずがない!
え、え?
ということは…自家製ヨーグルトなんですね。
見た目の破壊力たるや!
あーー!
やっぱりかけるとそうなりますよね。
こちらが「ヨーグルトラーメン 720円」です。
ベースとなる塩ラーメンの上に。
たっぷりとヨーグルト。
まるで雪深い旭川を象徴するかのような……っていやいや!
こんなラーメン、初めて見ましたよ。
きっとヨーグルトだって、
まさかラーメンにかかるとは思ってもみなかったんじゃないですか?
せいぜい、俺はフルーツにかかるくらいさと、
タカをくくっていたことでしょう。
それが熱々のラーメンにですからね。
さあ、麺よ。
ヨーグルトの海をくぐり抜け、その姿を現したまえ!
おおおおお!
いいのか、これ!
あってるのか、これ!
勇気を出して一口。
うわ…。
メチャうまなんですけど!
クリーミーでまろやかなコーティング。
なんでヨーグルトとラーメンがこんなに合うのでしょう。
スープによく溶かして……うん! 味わいが変化しました。
よりまろやかに、さらにコクが加わりました。
溶かしてしまえば、
白濁系のスープにも見え、なんの違和感もありません。
これ……アリだぞ!!
自家製のDKCヨーグルトを作るところから開発が。
課題はヨーグルトの「酸味」を減らすことだったそうです。
そこで研究を重ね、たどり着いたのは……。
豆乳だというのです!
豆乳と牛乳を独自ブレンドし、
ヨーグルトの良さを引き出しつつ、
酸味を抑えたオリジナルヨーグルトが誕生しました。
壁にはまだまだ魅惑のメニューが
レモンラーメンにかぼちゃラーメン。
遊び心がありますね!
しかも、ポエム調だ!
たまらない!
切ない恋の味がするラーメンですって。
これは是非、最近失恋した人、食べてレポートしてください!
最後に塩こうじをズズズ!
「塩こうじラーメン 720円」です。
現在のようなブームになる前に開発し、
今では正油に続く、ナンバー2の好評ラーメンに成長したそうです。
塩麹がたっぷり入ったラーメンか……。
初めて食べますね!
これはうまいぞ!
いや、驚きました。
塩のさっぱり感に加え、発酵食品だからでしょうか、
味噌ラーメンのような深いコクも感じるんですよ。
また、スープに使われている利尻昆布のうま味もグッと引き出されています。
ごちそうさまでした!
旭川大吉ラーメンの研究はまだまだ続きます。
もう新商品の開発も始めているとのこと。
次はどんなラーメンで驚かせてくれるのでしょうか。
見た目はインパクトがあるものの、
計算され尽くした美味しい1杯でした。
皆さんも旭川大吉ラーメンへ是非!
お店情報
旭川大吉ラーメン
住所:北海道旭川市北門町14丁目2145-72
電話:0166-53-0044
営業時間: 11:00~15:00(LO 14:45)
17:00~20:00(LO 19:45)
定休日:月曜日
ウェブサイト:http://www.a-daikichi.com/
※金額はすべて消費税込みです。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。