札幌の繁華街というと。
皆さんご存じの「ススキノ」がありますが、
今回はそこからほんの少し歩いたところにある界隈。
歴史と伝統のある「狸小路市場」をご紹介します。
市場なので、八百屋さんや魚屋さんが軒を連ねているのですが、
この中で営む飲食店が激アツなのです。
今回は数あるお店の中から、
注目の餃子屋、「キリン」で絶品料理を堪能してきます!
アーケードを進むと見えてくる
グルメの宝庫、北海道。
この広い大地には、おいしいお店がたくさん。
今日も中性脂肪アゲアゲで巡っていきたいと思います。
メシ通レポーターの裸電球です。
やってきたのは「狸小路」
ここはズドーンと続く、アーケード街なのですが、
端のほうに行けば行くほど……。
ディープなお店が増えていくのです。
狸小路のアーケードから横道へ抜けるここ。
よーく見て歩いていないと、見逃してしまいます。
その名も「狸小路市場」
最近は渋い飲食店も増えているため、
知る人ぞ知る、穴場のスポットなのです。
異空間につながっていそうなオレンジの扉。
これを開く勇気のあるものだけに広がる飲兵衛な世界。
ああ、楽しみですね!
おいしいお店の予感がプンプンします。
椅子取りゲーム状態の餃子屋さん
今回のお店はこちら!
餃子がおいしいと評判の「キリン」へ。
開店直後にお邪魔しました。
店内は限られた席数で、リピーターも多いため、
グループだと予約をしたほうが良いかもしれませんね。
そのへん、1人で飲み歩いているとサッと入れる幸せを感じます。
たまらない店内ですね。
調理道具を見ているだけで飲みたくなります。
それでは早速。
レポートしていきましょう。
これが話題の餃子だ!
▲餃子 小(8ケ)700円
大きさは3種類。
小・中・大とあるのですが、
これは餃子のサイズではなく、個数のこと。
ふっくらコロリとした餃子です。
すばらしい!
肉汁がジュワ~です、すごい量!
それに、ものすごいシャキシャキ食感。
横で食べている人の音が聞こえるほど!
いや~、おいしい餃子です。
どんな秘密 があるのか探っていきましょう。
店長の中原さん教えていただきました。
まず、「キリン」の餃子を語るうえでのポイントは、
全て手作りだというところ!
皮もあんも、機械に頼らず手作業で作られています。
全て包丁で切ることで、
食材の食感がしっかりと残るんですね。
フードプロセッサーなどを使うと、
食感が失われるだけではなく、水分も出るので、うま味が抜けてしまうんですって。
使うお肉は三元豚。
あんが完成するまでに2日間もかかるというから驚きます。
皮には国産小麦の「紬(つむぎ)」が使われています。
モチっとツルっとしていて最高でした。
こんがりと焼き上げると、食感が違います!
皮がこんなにおいしいとは。
餃子以外にも絶対食べたいメニュー
※写真の価格は税抜きです。
お店に入るとき、見逃しませんでした。
「小籠包」の文字!
他にもそそるメニューがたくさん。
味わっていきましょう。
▲小籠包 (5ケ) 860円
持ち上げると、おお!
タプタプとおいしそうなスープが透けています。
一口でパクリ。
おおお、うま味が凝縮したスープがこれでもかとあふれ出します。
いや~、おいしい!
小籠包には金華ハム入り清湯スープが使われているんですって。
これがおいしさの秘訣(ひけつ)ですね。
台湾スタイルで、
針しょうがと黒酢でもいただきました。
ビールがあっという間になくなります。
▲冷製辛い蒸し鶏 750円
パクチーたっぷりで登場。
自家製のラー油をまとった蒸し鶏です。
ボリュームもあるので、宴会にひとつは頼みたい一品ですね。
そして、しっかりと辛い!
元気になりそうな味わいです。
餃子がメインのお店なので、
私のようなオジサン世代が多いのかと思いきや、
女性客も多いようです。
仕事終わりにおいしい料理とお酒。
隠れ家を作るにはもってこいの小路です。
そのままハシゴしちゃいますか!
ということで、狸小路市場内にある「キリン」は、
ホッコリと飲めるおいしいお店でした!
小路にはまだまだ気になるお店がズラリ。
もつ焼きに鉄板焼、そばやおでんなど、
飲兵衛がフラリと立ち寄りたくなるラインアップ!
ネオンがギラギラの繁華街もいいですが、
こういう市場で、しっぽりと飲む夜はいかがですか?
お店情報
餃子・小籠包 キリン
住所:北海道札幌市中央区南3条西6丁目 狸小路市場内
電話番号:011-261-8811
営業時間:17:00~24:30(LO 24:00)
定休日:日曜日・第2月曜日