
どうも、こんにちは!ミステリーグルメが大好きなレポーターのハシモトです。
今回もまた、私が暮らす地元にある居酒屋さんをご紹介したいと思います! このお店は、多くの人がまた行きたくなる。常連になってしまう。そんな秘密の魅力を持っているそうなので、それについて調べてみました。
住宅街の一角にある、味わい深いお店「居酒屋あづまや」
こちらが今回、ご紹介するお店「居酒屋あづまや」の外観です。住宅街の一角で営業しており、この特徴的な大きな看板は道ゆく人の視線を釘付けにしてくれます。なんと、宣伝上手な店主さんなんでしょうか。

なんとも古めかしい、趣が深い店構え。こだわり深い料理を出してくれそうな雰囲気が漂います。
そして、店内へ。

カウンターのみ8席。目の前で調理した料理をパッと出してくれる、この距離感に親しみを感じます。

そして、食材ケースを備えているのも、最近の居酒屋さんでは珍しいポイント。

「その日、仕入れた食材をここに入れておくわけです。食材を見ておいしそうと感じて注文してもらう。それで食材ケースを使ってるんですが、まあ、そういうお客さんはいませんね(笑)」
乗っけから冗談を飛ばしてくるのが、店主さん。とにかく料理のおいしさや安さだけではなく、この店主さんが噺家のようで面白いことも大きな魅力のひとつなんです。とはいえ、恥かしがり屋の店主さんは残念ながら撮影はNG。文章で表現すると、見た目もやっぱり調理師というよりはなし家の方が近いかもしれません。
寿司店時代の技術を居酒屋メニューへ
カウンターの上部には、見慣れぬ蛇口があります。これは、なにかご存じでしょうか?

これは、昔の寿司店に多くあった手洗い場。お寿司を手でつまんで食べるので、これで指先を洗っていたそう。ということは、ここはもともと……。店主さんにたずねてみました!
「そうですね。この場所で40年以上、寿司店をやっていたんですが、ほとんど一人で仕込みや調理や出前とやっていると、ものすごくカラダがしんどいんです。年齢も60歳を超えたんで、簡単な料理を出すお店にしたいと思って居酒屋さんにしたんですよ。ただただ、楽をしたかったワケちゃいますよ! ちゃんと、寿司店時代に培った技術は煮物や刺身なんかで活かしてますからね!」
なるほど! ということは「お寿司を出さない居酒屋さんですか?」とたずねてみると、
「それほど、手の込んだ料理はしてませんな!」
と、豪快に笑う店主さん。冗談好きな方なので、それが本当か嘘かわからない。そんな、楽しい会話もそこそこに、さっそくオススメのメニューを作っていただきました。
600円以下のメニューがズラリ
「うちはね一応、こういうメニューは並んでいます。でも、オススメはホワイトボードに書いてるメニューです。その季節の旬なものとか、そういうものばっかりなんで、そのときにしか食べられない料理を楽しめますよ」
こちらがメニュー。




ご覧の通り、金額はすべて600円以下! こんな安過ぎる居酒屋さんが今までにあったでしょうか?
そして、アルコールメニューもリーズナブル。生ビール、ハイボールが390円。焼酎(ロック、水割り、お湯割も)が350円。ソフトドリンクは250円。タイムセールではなく、通常営業でこの安さに驚きです。
そんなことを考えている間に、店主さんはカウンター横で黙々と調理をしながら、

一気に4品のメニューを作ってくださいました。
それが、こちら。

一品ずつ紹介していきましょう。
まずはこちらから。

▲ホワイトボードメニューの「鰯煮」 280円
店主さん自ら仕入れた鰯(イワシ)をグツグツ3時間かけて煮込んで作ったメニュー。

この肉厚感がたまりません! お酒でもご飯のお供にもオーケーな料理。
店主さんいわく、「骨まで食べれるんですよ。それくらい柔らかいんです!」ということで、まずはお箸で割ってみると……。

店主さんのお話の通り、柔らかさは本物でした。
一口食べてみると、鰹節でしっかりとったという出汁の豊かな風味、そして上質な味わいが口いっぱいに広がります。コクのおいしさは大人向けの味でしょう。

▲「ポテトサラダ」 280円
「特別な調理はなにもしていない」という店主さんの話が信じられないくらい、家庭の味とは明らかにちがうおいしさを堪能できます。具材は、じゃがいも、きゅうり、にんじん、たまねぎ、卵と一般的。それが、しっかり混ざっているのではなく、ほどよく良い加減に混ざっているので、口の中ではじめてマッチしていくのが、これほどおいしいのかと驚くこと間違いなしです。

▲「小松菜の煮付け」 280円
これは、寿司店時代にもサイドメニューとして作っていたという一品で、お酒の肴というより前菜。あっさりとした出汁の味わいがおいしさを引き立ててくれます。
そして最後に。

▲「焼きそば」 400円
「これが年齢に関係なく、お客さんの多くが注文するメニューです。牛肉、キャベツ、玉ねぎ。味付けは、ソースと塩こしょう。オーソドックスな味はお酒によく合いますし、なにより常連さんやったら麺の量を2倍とかにしてあげるんです。たまに、若い人でお腹減ってそうかなと思うと2倍にしてあげますね。やっぱり、『もうけ』より喜んでもらう方がうれしいですから。だから、あんまり儲かっていないとも思うんですが(笑)」
たしかに、量が多い! 具材も大きい! これだけでお腹がいっぱいになりそうです。

味は想像通り。関西人ならご飯といっしょに食べたいと思うし、酒飲みならお酒の肴にもなりそうなスタンダードなおいしさ。シンプルな味付けと具材で、これだけおいしく仕上げるのが、料理人である技なのでしょう。
お持ち帰り用にもらった、「チキンカツ」 600円
ここまでお話を聞いたところで、お客さんがやってきて取材終了。慌てて、帰り支度をしていると、ものの数分でなにかをパック詰めしている店主さん。
「これ持って帰って食べや! このチキンカツもうちのお店では人気メニュー。一回、食べてみて!」
ということで、自宅に持ち帰ってパックを開いてみると、

このチキンカツも見た目はシンプル。この一枚ずつきれいにまとった衣と、揚げ色は、食欲をそそられます!

やはり、一品ずつ手作りしたメニューだけあって、繊細な味付けが特徴。濃すぎず、薄すぎず、ソースがなくてもご飯のおかずに、お酒の肴にピッタリな味でした。
ちなみに、お店で作ってもらったメニューの合計金額は4品で1,240円。チキンカツを合わせると1,840円。2,000円以下で、ちゃんと店内で調理した料理をお腹いっぱい食べられる「居酒屋あづまや」。そして、調理は手早く、店主さんのトークも面白い。そんな「安い! うまい! 面白い!」の三拍子がそろっているからこそ、お客さんはこのお店の魅力にハマってしまい、気づけば常連になってしまうのでしょう。
お店情報
居酒屋あづまや
住所:大阪府堺市北区東浅香山町1-145
電話番号:072-252-1675
営業時間:12:00~22:00
定休日:日曜日
Twitter:https://twitter.com/azumayaasaka
※この記事は2017年8月の情報です。
※金額はすべて消費税込です。



