あけましておめでとうございます!
有機野菜農家のホマレ姉さんです。
平成もいよいよ最後の年に突入してしまいましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします……<(_ _)>。
さて、この冬は暖冬だと言われていますが、それでも北風がピィープー吹きつける日の外仕事は正直言ってツライ……です。
姉さんが子どもの頃、冬になると母はよく粕汁を作っていたのですが、当時はさほどおいしいとは思っていませんでした。
大人になり、酒粕には栄養素が豊富に含まれ健康にとても良い食品だど知ってからは自分でも作るようになり、遅ればせながらその素晴らしさに気が付いた次第です。
粕汁は具だくさんで、おかずとしても優れた汁物ですが、特筆すべきは食べるととにかく身体が温まるってコト。
おまけに美容効果も抜群なので、冷え性が多い女性には特にオススメしたい料理なんですよ。
タップリの具にはニンジンやダイコン、里芋などの根菜類が入りますので、栄養のバランスだって最高ですね。
今回のレシピでは一年中手に入りやすい豚肉を使っていますが、今の季節なら鮭のアラなんかも良いんじゃないでしょうか?
何度も作るのは面倒くさいので多めに作っておくと良いですよ。 翌朝に温め直すだけでHOTな食卓が簡単にできちゃうんですからね。
それでも残ってしまったら……心配ご無用! うどんを入れたり、お餅を入れたり、いくらでもアレンジがきくので作り過ぎても大丈夫です。
豚肉の粕汁
材料(4人分)
- 豚小間切れ 100g
- ダイコン 85g
- ニンジン 45g
- 里芋 200g
- 板こんにゃく 1/4枚
- 油揚げ 1/2枚
- 万能ネギ 適量
- 酒粕 80〜100g
- 味噌 大さじ2
- ゴマ油 小さじ1強
- ダシ汁 4カップ
作り方
▲肉は豚バラ(薄切り)でもよい
- 豚肉は食べやすい大きさに切る。
▲ダイコンは5㎜厚さ、ニンジンはそれよりもやや薄く切る
- ダイコンとニンジンはそれぞれ皮をむき、半月切りまたは銀杏切りにする。
▲塩でもむことで滑りを出す
- 里芋は皮をむき、1cm厚さの輪切りにしたものをボウルに入れ、塩少々(分量外)でよくもみ、洗い流す。
▲短冊切りはこんにゃくの厚みを半分に切ってから、5㎜幅に切ると良い
- こんにゃくは短冊切りしたものを30秒ほどゆで、ザルにあげる。
▲油抜きをすると味が染みやすくなる
- 油揚げは熱湯にくぐらせたあとザルにあげ、5㎜幅の短冊切りにする。
▲細ネギならば何でもよい
- 万能ネギは3cm長さに切る。
▲豚肉はできるだけ広げて入れる
- 鍋にゴマ油を熱し、豚肉を炒める。
▲肉から出た油を全体に行き渡らせるように
- 肉の色が変わったら2.のダイコンとニンジン、3.の里芋、4.のこんにゃくを入れて混ぜ合わせる。
▲アクを取りながら煮る
- 8.にダシ汁を加え、材料が柔らかくなるまで煮る。
▲ふやかすときにラップを掛けるとふやけやすい
- 煮ている間に酒粕をちぎってボウルに入れ、9.の鍋から汁を適量取って入れ、粕をふやかした後、練る。
▲酒粕は味噌よりも先に入れる
- お玉に練った酒粕を取り、煮汁につけたら菜箸で混ぜながら溶かし込む。味噌も同様に溶く。
▲ネギは盛り付けたあとにも少々散らすと良い
- 11.に5.の油揚げを加えて一煮たちさせたら6.のネギを加える。
余った粕汁を使ったレパートリー
▲うどんを入れれば、お昼にピッタリな粕汁うどん
▲お正月のお餅を使えば粕汁雑煮
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粕汁のレシピはいかがでしたでしょうか?
初めて名前を聞いた……なんて方もいるかもしれませんが、西日本では比較的定番の汁物です。
地域や家庭、季節などによって具材も変わってきますが、今回のレシピで使った具材の他には、ゴボウやコマツナなどの葉物を入れてもいいですよね。
あ、そうそう、姉さんは下戸なので入れませんが、左党の方は10.で酒粕を練るときに、日本酒を少し加えると一層おいしくなるそうですよ。
書いた人:ホマレ姉さん
岡山県で20年余り続けてきた有機農業を一旦終了。拠点を同県内の他地に移し、再開すべく奮闘中(2019年現在)。オシャレなレシピからビギナー向けの簡単なレシピまで、ワクワクするようなレシピを目指している。
- ◆ブログ:今日、何食べよう?~有機野菜の畑から~ ◆X:@homarecipe ◆Facebook:ホマレ姉さん