こんにちは、楽うま料理研究家のかめきちパパです。
わが家は、お茶では飲まないものの、調理味料として顆粒の昆布茶を常備しています。
炒め物や煮物をはじめ、焼きうどん、パスタ、あとはグラタンやじゃがバタなど、少し足すだけで塩味と和のうま味がプラスできておすすめなんです。
今回ご紹介するのは、その昆布茶とメシ通でもおなじみの鶏むね肉の組み合わせ。鶏むね肉の淡白な味わいに、昆布茶の複雑なうま味と塩味がすごく合います!
まずは、少ない油でできる「揚げ焼き天ぷら」から。天ぷらの衣に昆布茶を入れれば、おつまみにもご飯のおかずにもなる鶏天に。何もつけずにそのままパクリといけちゃいますよ。
かめきちパパの「鶏むね肉の昆布茶揚げ焼き天ぷら」
【材料】1~2人前
- 鶏むね肉(皮なし) 200g
- サラダ油 適量
- カットしたレモン(レモン汁でもOK)、付け合わせの野菜(今回はブロッコリースプラウト) お好みで
(A)
- 昆布茶 小さじ2
- 小麦粉 40g
- 水 80ml
【作り方】
1. 鶏むね肉は1cmの厚さに切ります。
2. ボウルに(A)を入れて、
ざっくりと混ぜ合わせて衣を作ります。
3. 小さめのフライパン(今回は20cmのものを使用)や小鍋に底から1cmほどの深さにサラダ油を入れ、中火にかけて170℃程度に温めます。
2の衣を油に少し落として、底についてすぐに浮き上がってくるくらいが170℃の目安です。
4. 鶏むね肉を衣にくぐらせ、
3に広げて入れます。
肉同士がくっつきやすいので、箸などで動かして離しながら揚げていきます。
5. 3分ほど揚げ焼きして、片面に揚げ色がついたらひっくり返します。反対側も同様に3分ほど揚げ焼きして、鶏むね肉に火を通します。
6. 器に盛り、お好みで野菜やレモンを添えます。
手間なしで美味しい鶏天!
奥さん評価(試食担当) ★★★★★
「昆布茶だけなのに味がしっかりしていて、ご飯がすすむ鶏天! うま味があって冷めても美味しいし、ちょっとクセになる味だわ」
あれこれ調味料を用意したり、鶏むね肉に下味をつけたりする手間なく、うま味のある鶏天になりました。外はサクッと、中はジューシーで、天ぷらとから揚げの間くらいって感じでしょうか。揚げ焼きだからこそ味わえる食感になっています。お好みでレモンをしぼると酸味がアクセントになりますよ。揚げたての熱々も、少し冷めても美味しい!
これから暖かくなって、ビールやハイボールなどシュワっとした冷たいお酒と揚げ物の幸せな組み合わせはたまらんですね。
ラクに味が決まる「昆布茶焼き飯」
二品目は、角切りにした鶏むね肉で作る「昆布茶焼き飯」。焼き飯の味付けは意外と難しくて、薄かったり、反対に塩辛くなったりすることもありますが、昆布茶を入れると味が簡単に決まって気に入っています。
【材料】1人前
- 鶏むね肉(1cm角に切る) 70g
- ご飯 茶碗1杯
- 卵 1個
- サラダ油 適量
- 刻みねぎ 適量
- 昆布茶 小さじ1/2
- しょうゆ 小さじ1/2
- こしょう 少々
【作り方】
1. フライパンに少量のサラダ油を入れて熱し、中火で鶏むね肉を2分ほど炒めて火を通します。鶏むね肉は一度、取り出します。
2. 空になったフライパンにサラダ油を少々入れ、ご飯、溶いた卵を入れて炒めます。
3. ご飯に卵が絡んでパラッとしたら、鶏むね肉を戻し、刻みねぎ、昆布茶、こしょうを入れて炒めます。仕上げにしょうゆを回しかけて、サッと炒めたら完成。
塩やしょうゆだけで味をつけるよりコクうまに仕上がります! ビールを飲みながら食べるのにもいいですよ~。
昆布茶とごま油でコクうまのつけ汁「昆布茶つけうどん」
そして最後は、昆布茶を使ったつけ汁でいただく麺もの「鶏むね肉の昆布茶つけうどん」です。
【材料】1人前
- 冷凍うどん 1玉
- 鶏むね肉(1cm幅に切る) 50g
- 水 300ml
- 昆布茶 小さじ1と1/2 ※6g
- ごま油 小さじ1/4
- 白すりごま お好みで
【作り方】
1. 冷凍うどんはパッケージにある規定の方法で解凍して、水でサッと洗って器に盛ります。お好みで白すりごまを振りかけてください。
2. 鍋に水を入れて熱し、沸騰したら鶏むね肉を入れて3分ほど煮ます。
3. 2に昆布茶を入れて火を止め、鶏むね肉ごと器に注ぎます。仕上げにごま油を入れて、うどんをつけていただきます
冷たいうどんを温かいスープにつけていただきます。昆布茶だけでは少しあっさりなのでごま油を加えるのがポイント。塩味のつゆは、さっぱりしている中にも昆布とごま油のうま味とコクがあって、うどん1玉くらいあっという間に食べ終えてしまいますよ。ごま油に代えてラー油で辛みをプラスしても美味しいです。
持っているとあれこれ使える昆布茶。ご紹介したレシピ以外にもいろいろ試してみてくださいね。とりあえず買ってみるなら、小分けのスティックが数本入ったものが使いやすく、お値段的にも買いやすくておすすめですよ。
作った人:かめきちパパ
調理師免許と食育アドバイザーをもつ主夫。うるさいお姫様2名と「お弁当・命!」の嫁さんとの4人暮らし。ご飯のおかずからお酒の肴まで和・洋・中なんでも作ります。「楽しく作って、楽しく食べる」そんな楽ウマ料理を楽しんでいます。
- ブログ:SAKE TO RYOURI
企画協力:フーディストノート
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