こんにちは! 管理栄養士の北嶋佳奈です。
寒い日は鍋に限りますね! 今日は、今年も何度もお世話になった「鶏むね肉」を使った簡単鍋レシピです。鶏むね肉は、ヘルシーで価格も安く、体にもお財布にも優しい食材。私は、安いときに多めに買って冷凍しておきます。この冷凍しておいた鶏むね肉、じつは“ある理由”で「しゃぶしゃぶ」で食べるのがオススメなんです。
北嶋佳奈の「鶏むね肉のしゃぶしゃぶ」
【材料】(2人分)
- 鶏むね肉 1枚
- もやし、レタス、きのこ類 お好みで適量
- ポン酢、七味唐辛子、柚子胡椒など 適量
(A)
- だし昆布 5cm角
- 酒 大さじ2
- 水 2カップ(400ml)
- 塩 小さじ1/2
作り方
1. 冷凍した鶏むね肉は、冷凍庫から出して30分ほど置いておく。(生のものを1時間ほど冷凍庫に入れておいてもOK)
※半解凍の状態で切ることで、薄く切りやすくなります。薄く切ることで火の通りも早く、固くなるのを防げます。
2. 1のむね肉を、皮を下にして横長に置き、横半分に切ってから、繊維に対して垂直に包丁を入れてそぎ切りにする。
※表面をよく見ると繊維が斜めに入っているので、それに対して垂直に刃を入れることで筋繊維が断ち切られ、火を通してもやわらかです。
3. 鍋に(A)を入れて沸かしたら、
鶏むね肉、食べやすく切った野菜をしゃぶしゃぶしてポン酢でいただく。さっぱりしたお味なので、七味唐辛子や柚子胡椒、大根おろし、ごま油などを加えてもおいしい!
鶏むね1枚で豪華に見える!
火が入るとパサパサになるイメージのある鶏むね肉ですが、こうして切り方でひとつで食感は大きく変わります。ポイントは、半解凍で薄く切ること。100gで70円くらいの鶏むね肉1枚でも、なかなかごちそう感出てますよね。
これなら、低カロリーで高たんぱく質の鶏むね肉が、たっぷりの野菜と一緒にいただけます。ちなみに、鶏むね肉にはイミダペプチドという成分が豊富に含まれています。これは活性酸素の生成を抑制し、抗疲労作用があるという研究結果が発表されています。忙しく疲れが溜まりやすい年末、鶏むね肉で元気に乗り切りましょう。
タレはお好きなものでよいのですが、ゴマダレはそれなりにカロリーもあるので……。ヘルシーに食べたいならやっぱりポン酢です。コスパのいいしゃぶしゃぶ、ぜひお試しください。
こちらもごちそう感あり! 鶏むね肉で「フライパンローストチキン」。
作った人:北嶋佳奈
管理栄養士、フードコーディネーター。大学卒業後、飲食店勤務やフードコーディネーターアシスタントを経験し、独立。「こころもからだもよろこぶごはん」をテーマに美容・ダイエット・健康に関する料理本の出版、雑誌でのレシピ開発やコラム執筆、ラジオ・テレビ・イベントへの出演などで活動中。白砂糖は使わず、麹甘酒や食材本来の甘みで体にやさしいおやつを作る「こはなのおやつ」のプロデュースも手がける。『からだ想いのまんぷく小鍋』、『デパ地下みたいな ごちそうおにぎり』(ともに宝島社)など著書多数。最新刊『遅夜ごはん』(宝島社)は、とにかく簡単に作れて、栄養バランスもよくて、さらに糖質控えめの夜食レシピを掲載。
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