こんミンチは!
「一日一バーグ」をモットーに年間400バーグ以上を食す日本ミンチ協会ハンバーグ王子のkazukazuです。
今回ご紹介するのは、全都道府県に店舗を構える国内最大のファミリーレストラン「ガスト」。
ガスト不動の好評メニューと言えば、「チーズ IN ハンバーグ」!
“ガストと言えば「チーズ IN ハンバーグ」”
“「チーズ IN ハンバーグ」と言えばガスト”
というほど定着していますよね。
そんな「チーズ IN ハンバーグ」ですが、2008年12月の発売開始以来、今年2018年でなんと10周年を迎える超ロングセラーメニューに。累計約1億3000万食(2018年4月末時点)を突破し、国民1人につき1回は食べているという計算です。
今回、その10周年を記念して従来の4種のチーズから計10種のチーズにリニューアル……って知ってました?
▲10種類のチーズは、チェダー、モッツァレラ、パルミジャーノレジャーノパウダー、カマンベールパウダー、ゴーダ、クリームチーズ、マスカルポーネ、フロマージュブラン、ゴルゴンゾーラパウダー、エダム。ってこんなにチーズって種類あんのか!
「これはぜひ食べてみなくては!」というわけで早々に店舗に足を運んでみました。
バージョンアップした「チーズ IN ハンバーグ」、一体どんなお味なのでしょうか。
さらに、ネット上でもいろんな食べ方が紹介されているこちらのメニュー、どう食べるのがベストなのでしょうか。トライしてみました。
まずはオーソドックス食い
はい、これですね。「チーズ IN ハンバーグ」(599円/税抜)。
注文してから待つこと10分足らずで「“新”チーズ IN ハンバーグ」がやってきました。
10種のチーズの威力を体感すべく、さっそくナイフを入刀してみます。
ぱかっ!
どっっばぁぁぁーーー!
ダムが決壊したかのごとく、とめどなくチーズがあふれ出してきます。
と、同時に食欲をそそる香りが鼻腔(びこう)をくすぐります。
これはテンション上がる……。
というわけで、さっそくいただきバーグ!
うみゃい!
従来の4種に対して10種のチーズになることでコク・濃厚さ・まろやかさが大幅にアップ。
あわせて、パティもチーズとのバランスを考えて同様にバージョンアップしているので、パティとチーズとの一体感は健在。まさに細部まで計算しつくされた完成度の高い一品であることに間違いありません。
「10種のチーズ IN ハンバーグ」、期待以上のクオリティーです!
あっという間に完食しちゃいました。
話題のフォンデュ食いを試してみた
さらに、10種のチーズの魅力をもっと感じるために、話題の「チーズフォンデュ食い」にチャレンジ!
まずはスプーンを用意し、
丁寧にパティの上に円を描くように切れ込みを入れて、
パカッと上部を取り外す。
そして、チーズと肉汁をかき混ぜれば、準備完了!
チーズのプールで泳ぐ……最高すぎ
一緒に「2種のソーセージグリル」(299円/税抜)もオーダー。
もちろん、ソーセージをチーズのプールにダイビング!
チーズがみょーんと絡みつくこのビジュアルに思わずニンマリ。
ぐはーーー。
プリッとジューシーなソーセージに濃厚まろやかなチーズがたっぷりと絡むことで、口の中で絶妙なハーモニーを奏でてたまらないお味に!
他の食材でも試してみたい。
というわけで、「ちょい盛りポテトフライ」(199円/税抜)もオーダー。
もう一日中やってたい……。
「チーズフォンデュ食い」考えた人天才!
と思っていたら、さらにチーズをてんこ盛りにしちゃっているとんでもないメニューが……。
チーズ IN からのチーズ ON
その名も「とろ~りチーズ IN チーズ ON ハンバーグ」(699円/税抜)。
って、鉄板の上もうチーズで真っ白。
ぱかっ!
と、ハンバーグをオープンするとさらにとんでもないことに。
チーズ IN とチーズ ON があわさちゃってもう何が何だか……。
まさにチーズの大海原!
チーズの絡み方が尋常じゃない。
かぶりついてみると、チーズの芳醇(ほうじゅん)なうま味とまろやかさが口の中から全身に駆け巡ってとろけるようなおいしさです。
さらに先ほどの「フォンデュ食い」を超える「チーズ大海原食い」も可能。
相当なチーズ量なだけに、ポテトフライに絡む絡む。
また、一緒に付いてくるデミグラスソースをかけていただけば、これまた違った味わいに。最高すぎます。
テイクアウトでアレンジメニュー
存分に「チーズ IN ハンバーグ」の魅力を満喫したものの、「チーズ IN ハンバーグ」のポテンシャルはまだまだこんなものじゃないと感じた筆者。
というわけで、「チーズ IN ハンバーグ」をテイクアウトして今度はアレンジメニューにトライしてみることに。
用意したのはテイクアウトした「チーズ IN ハンバーグ 単品」(599円/税抜)と、
買ってきた「どら焼き」。
これを組み合わせれば、
チーズ IN ハンバーガーならぬ、
チーズ IN 餡バーガーの完成!
キワモノと言うなかれ。チーズの濃厚なコクと塩気が程よい甘さのあんこと絶妙にマッチ!
ふかふかしっとり生地にも合って、意外にもウマイ。
さらに「そうめん」と組み合わせて、
そうめん DE チーズフォンデュ食い!
そうめんが10種のチーズのコクとまろやかさをしっかりと絡み取って、めちゃくちゃおいしい!
というわけで、アレンジメニューも最高すぎる「チーズ IN ハンバーグ」なのでした。
開発秘話〜「チーズ IN ハンバーグ」はいかにして生まれた?〜
それにしても10年近くもトップの座に君臨し続けるヒットメニュー、すごすぎる。一体その秘訣(ひけつ)はどのようなものなのでしょうか。
というわけで、東京都武蔵野市の「すかいらーく」本社まで赴き、「チーズ IN ハンバーグ」の開発グループのご担当者を直撃してみました。
▲対応してくださったのは開発グループリーダーの斉藤和憲さん
── 「チーズ IN ハンバーグ」が生まれたきっかけを教えてください。
もともと「チーズ IN ハンバーグ」というのはガストの前身「すかいらーく」でひとつひとつ“手ごね”でお出ししていたのですが、ガストでも同じメニューを出せないかということで取り組んだのが最初のきっかけです。
ただ、手ごねという手作業が入るこのメニューをより安定した状態でご提供できるような工夫が必要になりました。そこで試行錯誤してたどりついたのが弊社が経営する『バーミヤン』で使用する中華まんの餡と皮を包む機械「包餡機」だったんです。中華まんの生地をハンバーグのパティに、餡をチーズに置き換えてハンバーグを作ってみたところ、意外にもこれがうまくハマりました。
── 機械の応用がきいた、というわけですね。開発する中で一番のこだわりは何でしょうか?
なんといっても「パティとチーズの親和性」です。チーズが硬すぎるとうまくチーズが流れ出さず、またやわらかすぎてもうまくまとまらないことから温度管理にはこだわっています。また、今回チーズを10種に増やすと同時に、パティの牛肉比率を上げることでチーズに負けないように全体的なバランスにも気を付けています。
── 今回いろんな食べ方にチャレンジしてみたのですが、 開発者の斉藤さんだからこそオススメする「チーズ IN ハンバーグ」の食べ方がありましたら教えていただければと。
「特製本格辛口チゲ(半玉うどん入り)」にそのまま入れて食べるなんていうのはいかがでしょうか。昨今流行りのチーズタッカルビからの流れで、チゲの辛味が10種のチーズによってまろやかになりおいしくいただけますよ。
── なるほど、その手がありましたね。今度試してみます。今後、このメニューはどうなっていくのでしょう?
これからの時代にあわせて、「チーズ IN ハンバーグ」をずっと進化し続けていかなければと考えてます。
── チーズの種類が10種類からさらに倍増するとか……
うーん、さすがにそれはどうでしょうね(笑)。
── ムチャぶりしてスミマセン。今回はありがとうございました!
というわけで、とどまることを知らない「チーズ IN ハンバーグ」。そのまま食べても最高にウマイのですが、食べ方をちょっと工夫するだけでもさらなるおいしさのバリエーションが広がる。皆さんもぜひ自分だけの最高の食べ方を見つけて楽しんでみてはいかがでしょうか。
それでは次回またお会いしましょう!
お店情報
【閉店】ガスト 代々木店
住所:東京都渋谷区代々木1-37-7 勝栄ビル
電話番号:03-5333-8255
営業時間:7:00〜23:30
定休日:無休
ウェブサイト:https://www.skylark.co.jp/gusto/index.html
※このお店は現在閉店しています。
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