くわで焼くお肉や野菜ってどんなもの?
さっそくですが、「くわ焼き」ってご存知ですか?
「くわ焼き」とは、いわゆる農作業用のくわを鉄板にし、その上で野菜やお肉を焼くという料理のこと。
なかなか想像がつきにくいですよね……。
そんな「くわ焼き」が食べられるお店が大阪・梅田にあるということで、勢い勇んで行ってきました。
梅田駅から地下街・ホワイティ梅田の泉の広場へ。そこから地上に出て、パーク・アベニュー堂山という路地に。
ディープ・イン・大阪!!
そんな雰囲気の通りを進みまして、そのまた小さな路地をひょいっと曲がると、
ありました! 目的地「鍬焼きおばんざい 壱庵」です。
1Fはお一人様にも入りやすいカウンターのみ、2Fにはゆっくりくつろげるお座敷と個室があります。
とっても親しみやすい雰囲気の「壱庵」。ちょい飲み好きの筆者にとってはたまりませんな。
「くわ焼き食べてな〜!」と、店主のやっちゃん。「壱庵」はやっちゃんと、あっちゃん、女性2名が切り盛りする居酒屋さんです。
「くわ焼き」とは、もともと農家の人たちの間で食べられていたものだとか。
農作業の合間に、土をキレイに払い落としたくわを鉄板にし、野菜などを焼いて食べたことがはじまりだといわれています。
「くわ焼き」を食す!
では、さっそくその「くわ焼き」とやらをいただこうじゃありませんか! まずは鉄板を見せてもらいます。
ばばーーん!!
くわやで!!
さすがに、衛生面から農作業用のくわをそのまま使用してはいないとのこと。そりゃそうだ。くわを模したぶ厚めの鉄板となっています。
具材はお好みでチョイス。こちらがおいしそうな食材たちです!
ベーコン巻きに豚バラ巻き、豚トロに牛肉など。ちなみに牛肉は日によって変わるそうで、この日はミスジでした。
ではでは、さっそく注文しましょう
- ミスジ 518円
- スパムの豚巻き 399円
- 青梗菜の豚巻き 399円
- 白ネギの豚巻き 399円
「くわ焼き」は、おかわり自由のキャベツがつきます。
はい、焼き上がり〜!
鉄板もジュージュー熱せられて、アッツアツ状態。
テリッテリのお肉ちゃん……ラヴ……。
ひとつずつ串に刺さっているので、食べやすいのもうれしいところ。
まずはミスジから。ひと口頬張ると肉汁がじゅわっとあふれ出てうま味が口いっぱいに広がります。こんなの……うまくないわけがないっ!
スパムの豚巻きはがっつり系でボリューム満点。1本でもお腹にほどよい満腹感があります。青梗菜と白ネギの豚巻きは、シャキシャキ感のある野菜の食感がなんともたまりません。
豚巻きには、宮崎県産の「おいも豚」というブランド豚を使用しているそう。甘みがあり、かむほどにうま味があふれ出します。
このおいしさの決め手は、絶妙な焼き加減。
「くわ焼き」はお客さんが焼くのではなく、お店の人が焼いてくれるスタイルなので、外側カリッと、中はジューシーに仕上がってとっても美味です。
食欲をそそるピリ辛味噌ベースのタレも極うま!
濃いめの味付けなので、付け合わせのしゃきしゃきキャベツの新鮮さもまたうれしいところ。くわ焼き→キャベツ→くわ焼き→キャベツ→くわ焼き……と無限ループできます。
ふぅ……「くわ焼き」おそるべし。永遠に食べ続けられる極うまメシだった。
「くわ焼き」以外もそそるつまみ多し!
よし一旦落ち着こう、ということでナムル(734円)を注文。
野菜は日によって変わるそうで、この日は長芋と豆苗とトマト。牡蠣醤油ベースのタレが野菜にほどよく絡み、これもまたうまし。間違いありません。
そして最後、お店の張り紙で気になっていたアレを……。
どどーん!!肉 巻 き お に ぎ り !!
中を開けてもらいました。パカッ
固すぎずゆるすぎずでにぎられたご飯の中にはキムチと半熟卵、甘みのある豚肉で巻いて濃いめの味付けのタレで焼き上げているのですが、パンチが効いていてお腹にしっかり溜まります。
そして、もちろん、うまい。老若男女問わずに好まれる味付けです。
肉巻きおにぎり(1個 412円)は、シンプルとチーズと半熟卵の3種類。今回出してもらったキムチは裏メニューですが、注文すればいつでも作ってくれるそうなので、ぜひ。
「くわ焼き」はもちろん、その他居酒屋メニューも充実している上、お腹も満腹になる「壱庵」。お一人様での来店も多いそうなので、ぜひちょい飲みに立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
お店情報
鍬焼きおばんざい 壱庵
住所:大阪府大阪市北区堂山町16-5
電話番号:06-6361-7707
営業時間:平日 18:00〜25:00、日曜日 18:00〜24:00、金曜日・土曜日・祝前日 18:00〜29:00
定休日:不定休
Facebook:鍬焼きおばんざい 壱庵
※金額はすべて消費税込です。
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